いま飲んでいる牛乳では自分や家族の健康が損なわれているかもしれない




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いじゅ~もり(@ijumori)です。

 

いきなりですが、ここで質問です。

わたし
普段あなたはどんな牛乳を飲んでいますか?

また、どんな目的で牛乳を飲んでいるのでしょうか?

太るのイヤだから低脂肪乳を飲んでます

牛乳は美肌にいいって言うよね

安いやつをガンガン飲んでるよ

カルシウムが豊富で骨が強くなるって言うし、牛乳飲むと背が伸びるって聞いたよ

有名なメーカーの牛乳を買って飲んでます

やはり健康にいいっていうし、毎日飲んでいますよ

 

カルシウムが豊富で骨が強くなり、身長が伸び、肌にもよくて健康になれる。

牛乳を飲むことで得られる健康効果はたくさんあると聞きます。

しかし、もしかすると、いまあなたが飲んでいる牛乳ではあなたや家族の健康を損なっている可能性があるのです。

それはどういうことなのか。

古庄弘枝さんの著書「モー革命」の内容をもとにお話をしていきたいと思います。

 

 

みんなが牛乳を飲む理由

牛乳を飲んでいる人の多くが「健康効果を期待して」飲んでいると思います。

毎日コーラを飲むよりも毎日牛乳を飲んでいるほうが健康でいられそうですもんね。

その健康効果も多岐にわたって期待できるようです。

  • 栄養素が豊富
  • 骨や歯を丈夫にする
  • 認知症やアルツハイマーの予防
  • セロトニンが増える
  • 便秘の解消
  • ダイエットになる

など、牛乳を飲むことでかなりの健康効果が期待できるようです。

あなたはなぜ牛乳を飲んでいるのですか?

 

なぜわたしは「牛乳で健康が損なわれるかも」というのか

牛乳にはたくさんの健康効果が証明されています。

しかしなぜわたしは「牛乳で健康が損なわれるかも」というのか。

それは冒頭で紹介した古庄弘枝さんの著書「モー革命」という本を読んだからです。

あなたが普段飲んでいる牛乳がどのようにして生産されているのかを知れば、今後どのような牛乳を選んで飲むのか考えが変わるはずです。

決して「牛乳を飲むな!」と言っているわけではありません

今後の牛乳選びのヒントになればと思い、この記事を書いています。

 

牧場を思い浮かべてみてください

ではまた質問です。

わたし
牧場を思い浮かべてみてください

どんな光景ですか?

 

おそらく

このような草原に白黒模様の牛がのんびりと草を食べている光景を思い浮かべたのではないでしょうか。

しかし実際は、

このように牛舎の中で与えられた餌を食べて搾乳されています。

牛舎での生活にも様々なスタイルがありますが、ひどいところだと、前後左右に身動きがとれないほど狭いスペースで一生つながれたままお乳を搾り取られている牛もいます。

効率やコストの面を考慮した結果そのようなスタイルになったのだと思いますが、アニマルウェルフェア(動物福祉)の観点でいうと、牛がかわいそうでなりません。

日本では放牧をしている牧場は多くはありません。

放牧をしているところでも、時間帯や季節帯に限っているところがほとんどです。

多くの牧場は牛舎の中で牛を飼育して、搾乳をしています。

世に広く出回っている牛乳のほとんどは、牛舎育ちの牛から搾り取った牛乳なのです。

牛舎飼いによって効率よく牛乳を絞ることができるおかげで、わたしたちは供給量や価格が安定した状況で牛乳を飲むことができているのも事実です。

しかし、今回伝えたいことの本質は牛舎飼いの問題ではなく、もっとその先に存在しています。

 

牛乳とは「牛」の「乳」だけど、牛乳と名乗るためにはルールがある

牛乳とは「牛」の「乳」と書きますが、実は牛乳とは製品の呼び方なのです。

牛乳という製品化する前の乳は「生乳」と呼びます。

生乳から作られる製品は多く、牛乳の他にはバター、チーズ、生クリーム、脱脂粉乳などがあります。

そして、生乳を牛乳という名前で流通ルートに乗せるためにはいくつものルールが存在します。

そのルールの一つに「生乳の乳脂肪率が3.5%以上」というものがあります。

牧場の多くはJAや乳業メーカーと契約をし、そこへ生乳を卸しています。

その際、業界のルールとして、乳脂肪率が3.5%を下回ると、「飲用乳」ではなく「加工用乳」として取り引きされることになっています。

飲用乳の価格は加工用乳の価格の倍。

つまり酪農家から見ると、乳脂肪率が3.5%を下回ってしまうと売値が半分になってしまうのです。

そのためなんとか乳脂肪率を維持しようとします。

ここに大きな問題がひそんでいるのです。

 

 乳脂肪率を維持するために牛が食べているもの、そしてその結果

もともと牛は草食動物です。

ですが産業動物としての乳牛は、乳脂肪率を維持するために栄養価の高い穀物類の餌を与えられています。

栄養価の高い餌には海外から輸入されている穀物が多く含まれています。

もちろん牧草なども与えられますが、牧草だけでは乳脂肪率3.5%を安定して維持することは難しいので、栄養価の高い餌が与えられているのです。

海外からの穀物類には遺伝子組換えされた穀物、残留農薬や防カビ剤などの薬剤の問題があります。

穀物類の他にも栄養剤や成長ホルモン剤が投与されている場合もあります。

そのようなものを与えられた牛は乳脂肪率の高いお乳をたくさん出すことができるようになります。

つまり、乳牛に乳脂肪率の高いお乳をたくさん出させるために、酪農家は栄養価の高い餌を与えているのです。

しかし、栄養価の高い餌を与えられた牛への負担もあります。

人間で例えてみると、カロリーの高いものばかり食べていたらどうなるかわかりますよね。

同じように牛の体調にも問題が出てきます。それを防ぐために抗生物質などの薬剤が投与されることもあります。

それでも病気等が防げなかった場合は、お肉になり、私達の食卓へ並ぶことになります。

牛の寿命は本来20年から30年といわれています。しかし日本の乳牛の寿命は平均で6~7年です。

なぜこんなにも短いのかというと、その頃になると搾れるお乳の量が少なくなってくるからです。

大量に濃厚なお乳を出させるために栄養価の高い餌を与えられ続け、病気やお乳の量が少なくなったらお肉にされる乳牛たち。

産業動物としてしかたないところではあるのですが、アニマルウェルフェアの観点からすると、悲しくなってしまいますね。

わたしたちは牛がどんな餌を食べてどのような思いでお乳を出しているのか知る必要があるのではないでしょうか

 

「モー革命」で紹介されている山地酪農とは

「モー革命」では、多くの牧場でおこなわれている乳牛の飼育方法とはまったく違う方法で乳牛の飼育、牛乳の生産をおこなっている牧場を紹介しています。

そのうちの一つが「なかほら牧場」です。

なかほら牧場では24時間365日放牧をしています。こういった酪農を「山地(やまち)酪農」といいます

乳牛たちは、搾乳時以外はいつも屋外で思い思いに生活をしています。

生えている草を食べ、寝転び、駆け回り、出産も野山でみずからおこないます。

牛舎育ちの牛が出産をする場合には人が立ち会い、手助けをすることが多いのですが、野山で育った牛たちは人の手を借りることなく出産をすることができるといいます。

 

酪農における餌は大きく分けると「粗飼料」「濃厚飼料」「配合飼料」に分けられます。

濃厚飼料は先ほど述べたような栄養価の高い穀物系を中心とした餌、そして粗飼料とは草類を中心とした餌のことです。

なかほら牧場では牛を野山に放牧しているので、牛たちは野山に生えている草を食べてお乳を生産しています。

冬には野山の草がなくなってしまうので、あらかじめ別の採草地で草を刈り取っておき、それを冬に乾草として与えています。

なかほら牧場にいる牛たちは、1年中粗飼料を中心とした食生活を送っているというわけです。

これが本来の牛の食生活です。

 

なかほら牧場では、牛たちはお乳が溜まってくるとみずから搾乳所へ寄ってくるそうです。

とは言ってもはじめからそんなに都合よく時間になったら牛が勝手に寄ってくれるということはなく、山から搾乳所まで牛追いをし、搾乳している間におやつ代わりとして濃厚飼料を与えていたそうです。

そんなことを繰り返し行うことで、搾乳所へいけばパンパンになったお乳を搾乳してもらえるし濃厚飼料を食べられるということを覚え、今では時間になると搾乳所の前に牛の行列ができることもあるそうです。

そんななかほら牧場では粗飼料を中心とした餌で育った牛から取れた生乳を使った製品も開発しています。

近年話題になっているグラスフェッドバターもあります。

グラスフェッドバターは牧草だけを食べて育った牛から搾乳された生乳で作られたものです。

日本でグラスフェッドバターを生産できるところは限られてくるのではないでしょうか。

なかほら牧場はそのうちの一つということですね。

他にも牛乳、プリン、アイスなど生乳から製造できる製品が数多く紹介されておりますので、なかほら牧場のホームページもご覧になってください。

山地酪農についても詳しく書かれています。

 

最後に

「モー革命」が言いたいことは、業界のルールに則った牛乳をつくるためには濃厚飼料を与え、効率よく飼育管理するために牛舎で飼育することを否定したいのではなく、山地酪農で生産された牛乳は乳脂肪率が3.5%を下回る時期がどうしてもあるけれど、安全でおいしい牛乳であることには変わらないよということです。

そして、そのような牛乳を生産されている酪農家は少ないけれども日本各地にいるんだよということを伝えてくれています。

この本を読むと、普段わたしたちが口にしている食べ物やいま着ている服はどのようにつくられているのだろうとか、普段気にしたことがないことに少しでも目を向けられるようになるのではないかなと思います。

そうなると、商品やサービスを購入・利用する際に、安ければいいのか、有名なブランドなら安心なのか、自分の中で基準となるものが生まれてくるでしょう。

わたし個人としては、乳製品に関しては、アニマルウェルフェアに配慮した生産者が製造した製品を購入してほしいなと思います。

 

この記事の中で紹介した本や関連本、サービスのまとめ

この記事を書くにあたり参考にした本

 

なかほら牧場の中洞さんの著書

 

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