こんにちは、モリ(@ijumori)です。
人生とはフィクションなのか。
どこまでがフィクションで、どこからがノンフィクションなのか。
いまいる場所も実はフィクションの世界の中かもしれない。
あなたは現状に満足していますか?
満足しているとしたら、フィクションとして「宇宙よりも遠い場所」を楽しめるかもしれない。
けれど満足していないとすれば、「宇宙よりも遠い場所」は、今後の人生においてなにか参考になるかもしれません。
「宇宙よりも遠い場所」は、
- 目標を立ててもなかなか実行ができない
- 自分に自信がなくて行動に移せない
- 現状に満足していない
- こんなはずじゃなかった
- まだやれるはず
そして、
- 自分を変えたいと思っている
そんな人におすすめなアニメです。
もちろんそうじゃないよっていう人でも楽しめるアニメです。
今回はこのアニメから学べる「生き方」についてお話していきたいと思います。
宇宙よりも遠い場所とは
「宇宙よりも遠い場所」はAmazon プライム・ビデオで見ることができる
「宇宙よりも遠い場所」とは、Amazon プライム・ビデオで見ることができるアニメです。
2018年1月から3月にかけてTVアニメとして放送されていました。
それがいまなら、プライム会員であればプライム・ビデオで無料で見ることができます。
まだプライム会員でない人はこの機会にぜひプライム会員になっておきましょう。
とプライム会員のPRを織りまぜてお伝えしておりますが、PRを抜きにしてもおすすめしたいアニメです。
「宇宙よりも遠い場所」第1話のあらすじ(ネタバレあり)
第1話のあらすじを紹介します。
そこは、宇宙よりも遠い場所──。何かを始めたいと思いながら、中々一歩を踏み出すことのできないまま高校2年生になってしまった少女・玉木マリ(たまき・まり)ことキマリは、とあることをきっかけに南極を目指す少女・小淵沢報瀬(こぶちざわ・しらせ)と出会う。高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
第1話の冒頭のナレーションからこのアニメに惹き込まれます。
淀んだ水がたまっている
それが一気に流れていくのが好きだった
決壊し、解放され、走り出す
淀みの中でたくわえた力が爆発して
すべてが動き出す
水たまりに浮かんだ笹舟が、水の流れに乗って大きく進み出す。
ナレーションとともにそんな描画からこの話が始まります。
希望に満ちたスタートです。
しかし、主人公の玉木マリの現状はそうではありませんでした。
高校生になるときに、高校に入ったらしたいことをリスト化していました。
しかし高2になっても何一つしていないことに気がつきます。
そこで「一度だけ学校をサボ」って「あてのない旅に出」ることにします。
しかし、あと一歩のところでできませんでした。
やったことのないことを始めて
- うまくいかなかったらどうしようって
- 失敗したらイヤだなって
- 後悔するだろうなって
いつも怖くなってしまう。そんな自分が嫌い、大嫌いでした。
ある日あるできごとで知り合った同じ高校の小淵沢報瀬が南極へ行くことを聞かされます。
小淵沢の母が南極観測隊員で、小淵沢が中学生の時に行方不明になってしまう。
だから小淵沢は自分が見つけに南極へ行くと決めた、と。
玉木「南極に、行けるの?」
それに対して、
小淵沢「みんなそう言う。ばあちゃんも友達も先生も先輩も近所の人も、子どもが行けるのかって、いくらかかると思ってるんだって」
でも
「私は行く。絶対に行って、無理だって言った全員にざまあみろって言ってやる」
と力強く言う。
玉木はそんな小渕沢を「応援する」と言う。「なにか手伝えることない?あったら言って」と。
すると小淵沢は「じゃあ一緒に行く?」
「前にもそういうこと言ってくれる人が何人かいた。でもみんなすぐいなくなるの。やっぱり無理だとか、友達に止められたとか、怖くなったとか。でもそれが普通だと思う」
玉木「違う。私はそんな簡単な気持ちで言ったわけじゃなくて…」
と言ったところで、あるパンフレットを差し出される。
それは南極観測船の一般公開のパンフレットだった。
小淵沢「船の下見。ここに来て。来たら本気だって信じる」
玉木たちが住むのは群馬県館林市。一般公開は広島でおこなわれるものだった。
玉木は自分を変えるために、怖いけどやめちゃいたいけど、意味のないことなのかもしれないけど、行動を起こすことにするのでした。
「宇宙よりも遠い場所」から学んだこと
やりたいことをやれているか
多くの人がそうであるように私も年始に今年の目標を立てます。
スローガンを打ち出したり、やりたいことリストのようにより具体的なものまで様々です。
そして年末に一年を振り返ったときに、やりたいことリストのうち、全然できていないことにがっかりします。
リストがあったことすら忘れていることも。
「宇宙よりも遠い場所」の主人公の玉木マリも同じです。
高校2年生になっても高校に入ったらやりたいことの何一つやっていないのです。
ダメだなぁという話ではありません。
多くの人がそうなんだということを知らせているのです。
ToDoリストやルーチンワークは言い換えると「やらなければならないことリスト」です。
私たちはやらなければいけないことをやって、やりたいことはできていないことが多いのです。
特に新しいことを始めるときは選択や決断を迫られ、行動を起こすことになります。
簡単にできてしまう人もいるでしょうが、多くの人はこれがなかなか難しい。
新しくなにか始めるときにはいろいろと考えてしまう。
- うまくいかなかったらどうしよう
- 失敗したらイヤだな
- 後悔するだろうな
って。
だから行動を起こすことを躊躇してしまう。
そしてやらないことを選んでしまう。
行動することは、怖いのです。
変化することは、怖いのです。
「宇宙よりも遠い場所」の主人公の玉木マリも同じでした。
けれど、そんな自分のことが嫌いで、大嫌いで、変えたくて一歩踏み出します。
一歩踏み出す勇気がどれほど大変で、悩んで苦しんで決断するのか描かれています。
うまくいかないかもしれない、失敗するかもしれない、後悔するかもしれない。
けれど一歩踏み出してしまえば道が拓ける。
成功するとは限りません。
大ダメージを負う可能性だってあります。
しかし、一歩踏み出さないとその先に道が拓けることはないんだってことを主人公の玉木から教わった気がします。
やれるわけがないというレッテルを貼ってはいけない
レッテル貼り。
「一方的に、ある評価・判断を下す」という意味。
自分が自分に対してレッテルを貼ることもあれば、他人からレッテルを貼られることもあります。
- 私にはできるわけがない
- お前にはできるわけがない
このようなレッテル貼りは限りなく可能性を潰してしまいます。
できるかもしれないし失敗するかもしれない。
それはやってみないとわからないことです。
それをやる前から決めつけてしまうことは本当によくないことです。
「宇宙よりも遠い場所」の登場人物である小淵沢は南極に行くと言っています。
しかし誰も彼もがそんなことできるわけがないと言ってきます。
そんな小淵沢は
「私は行く。絶対に行って、無理だって言った全員にざまあみろって言ってやる」
と言い切ります。
自分にはできると思っているし、できないとレッテルを貼ってきた奴らに自分の行動を起こした姿を見せつけてやるんだという強い意志が感じられます。
行動や変化に対して怖いと感じるのはある意味で正常な感覚です。
人が安定を求めるのは正常な感覚です。
だからといってやる前からできないと決めつけるのは大間違いです。
やってみて初めて、できた・できなかったかという結果がわかるわけで、やる前は誰にもわからないはずです。
それをやる前からできないと決めつけてしまうのは可能性を消してしまうことになるのではないでしょうか。
それはもったいない。
ましてや他人からできないとレッテルを貼られて自分でもそう思ってしまうのは、自分の可能性を信じていないと言えるのではないでしょうか。
せめて自分だけは自分のことを信じて、やれると思って行動を起こしたいですね。
最後に
まだ1話しか見ていませんが、主人公の玉木が自分と重なる部分が多くあって、だいぶ感情移入して観ていました。
なにか新しいことをするのは怖い。
でも一歩踏み出さなきゃ始まらない。
ましてや人がなんと言おうと可能性を信じなきゃ始まらない。
そんなことをこのアニメを通して学んだような気がします。
学んだというか、私自身、もっと自信を持って挑戦しろとエールを送られたような気がします。
興味が湧いたらぜひ「宇宙よりも遠い場所」を観てみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
モリ(@ijumori)でした。