こんにちは、モリ(@ijumori)です。
先日、ブログ仲間のサワタリタツヤ(@sawatari1988)さんが投稿した記事を読みました。
私に向けて書かれているのかと錯覚するほど自分に刺さる内容でした。
そしてこの記事の中で紹介されている書籍「『いい人』をやめれば人生はうまくいく」に興味を持ち、読んでみようと思いました。
そこで今回は、なぜサワタリさんの記事に共感したのか、そしてどんなことを感じたのかなどについてお話していこうと思います
次のような人はぜひ最後まで読んでいってもらえるとうれしいです。
- 自分を押し殺している人
- 周りに気を遣いすぎて気疲れしてしまっている人
- 自分の意見を主張できずにいる人
- 周りからよく思われたいと無理をしている人
では、いってみよー!
なぜサワタリさんの記事に共感したのか
いまの私と過去の私
いま生きている人は、生まれてから現在までの人生の軌跡があります。
人生にはいいときもあれば悪いときもあると言われます。
私のこれまでの人生を振り返ってみると、わりといい時が多かったように思います。
学生時代は、文武両道な学生生活を送り、部活動ではいい成績を残し、学力面では有名な大学へと進学します。
社会人になってからは、数字の面では同期内でトップクラスの成績を残し、先輩社員をも追い抜くほどの数字を叩き出します。
これらは私自身の頑張りもありますが、周りの環境もよかったのだと思います。
自分ひとりの力だけではなく、周りのみんなが協力をしてくれたおかげで出せた結果がたくさんあります。
そのようないい時もありました。
人生にはいい時もあれば悪い時もあると言いました。
いまの私はどのような状態にあるのかと言うと、「悪い時」に入っています。
人生山あり谷ありとはよく言ったものです。
いまは谷底にいます。しかも霧がかかっています。何も見えません。そんな状態です。
そんな中、サワタリさんの記事に出会うのです。
サワタリさんの記事を読んで感じたこと
私は学生時代から社会人に至るまで、学業や仕事の業務および人間関係においてもそつなくこなしてきました。
特別なことをしなくても、なんとなくできてきました。
僕って天才なのかな・・・?
そんな事が言いたいのではありませんし、実際、天才ではありませんでした。
「そつなくこなす」ということは、「要領よくこなす」と言いかえることができます。
私はこれまで要領よく生きてきたわけです。
そのため、ことが思い通りに運ぶことが割と多くありました。
しかし社会とは不思議なもので、「声の大きな人」の意見がまかり通ってしまうこともザラにあります。
自分の意見のほうがまともなのに…とか、会社の利益は一銭にもならないのに負担だけが増える提案が通ったり…とか。
要領よく生きてきた私ですが、それだけでは通用しない社会の洗礼を浴びるようになっていきます。
私は向上心や承認欲求など上昇志向を持っている一方で、声の大きな人の意見に対して自分の意見を通すというようなことは得意ではありませんでした。
よく言えば協調性や和を大切にしてきました。
しかし本当は「こんなことを言ったらどう思われるかな」とか「反対意見を言ったりして嫌われたらどうしよう」という不安から自分の意見を通すということができなかったわけです。
僕が「誰からも好かれたい」と思って当然のように取っていた行動は、振り返ってみると誰からも好かれず、ただ自分を粗末にして疲労を蓄積させていただけでした。
サワタリさんが記事の中で言及されておりますが、私も人から好かれたいし嫌われたくないと思い、ただただ疲弊していくことになるのでした。
これまで順風満帆だった人生。
ここから大きく転換していくのでした。坂道を転がり落ちていくように。
そしていまは谷底にいます。しかも霧がかかっています。
いまの私のような状況のときに、この「『いい人』をやめれば人生はうまくいく」という書籍が役に立つとサワタリさんは言います。
難しく書かれていますが、要約するとこうです。
- 他人の目を気にする疲れが減る
- 自分を良く見せようとするための見栄や嘘がいらない
- 自分の意見を主張しハッキリ断ることができる
- 本音でぶつかることで深い人間関係を築くことができる
このように「自分は自分」という自己を確立することで、良い意味での割り切り感を持ち「自分の人生はこれでいいんだ」と自信が持てるようになります。
つまり、いまの私は自分に対する自信を失っている状態だということでしょう。
私と同じような人、たくさんいるんじゃないでしょうか。
いまいる谷底から這い上がるためには自分に自信を持つことが必要になってきます。
そのために「いい人」をやめることが重要となってくるわけです。
では、いい人をやめるとはどういうことなのでしょうか。
いい人をやめよう
いい人をやめよう
もっと深く言うと、「いい人ぶる」のをやめよう。
自分のことをよく見せたいとか周りに迷惑がかかるんじゃないかといった考えは、つまるところ「いい人ぶりたい」ということの裏返しです。
自分をごまかして、押し殺して、偽ってまでいい人でいたいと思っているのです。
なので、もういい人ぶるのはやめにしましょう。
そのためには、自分に素直になることが重要です。
できないものはできないと認める勇気が必要です。
虚勢を張って取り繕ったところで、できないものができるようにはならないんです。
そう考えると、できることを増やしていくほうがよっぽど重要なことだと言えます。
できないものはできない。できることを増やしていく。
こう考えると、心が少し楽になってきませんか?
心が少し楽になれば、意識を自分に向けることができるようになってきます。
これまでは自分を良く見せようと外向きだった意識を自分に向けることができるのです。
そうすることで、自分自身がどうありたいのか考える余裕が出てくるのではないでしょうか。
「自分らしさ」はこころに余裕がないと見えてきません。
自分がどうありたいのか、どう生きていきたいのか。
いい人ぶって生きるのも生き方の一つ。
でもそれが苦しいのならやめたほうがいいのではないかなという、そんな問題提起です。
いい人をやめる方法は2つ
いい人をやめる方法は2種類存在します。
物理的に離れること、そして心理的に離れること。
それぞれ説明していきます。
物理的に離れることとは、たとえば会社でいい人を演じていてしんどいという人は会社を辞めてしまえばいいんです。
極端な意見ですが、いい人を演じなくて済むのでそれが手っ取り早い方法でしょう。
しかそ、そんなこと簡単にはできませんよね。
なのでもう1つの方法として心理的に離れるというものがあります。
先ほどの会社の例で説明します。
会社ではいい人を演じていてしんどいと感じている場合、会社ではない場所で自分をさらけ出せる場所をつくればいいのです。
つまり、自分のサードプレイスを作るということです。
家でもない、会社でもないもう1つの場所。
心を会社から切り離してしまうのです。
自分が自分らしくいられる場所。
そんな場所を見つけることで、もっと楽に生きることができるようになります。
物理的に離れることができる人は離れて環境を変えてみることがいいでしょう。
それが難しいのならばサードプレイスを探し、自分らしくいられる場所をつくりましょう。
キャリア・アンカーで自己診断
私は以前、キャリア・アンカーで自分はどうありたいのかを診断してみました。
キャリア・アンカーとは、「どんな生き方をしたいのか、どんな働き方をしたいのか」を診断するテストです。
このテストで得られることは、生き方や働き方という自分の人生において、「自分はどうありたいのか」というものです。
自分はどうありたいのか知りたい方はぜひチェックシート付きの記事で診断してみてください。
無料でかつ自分でテストするものになっていますので、安心して診断してみてください。
そして自分の生き方や働き方において何を重視しているのか自分で知っておいてください。
最後に
いい人をやめるのはけっこう難しいことです。
物理的に離れるか心理的に離れるか。
どちらもけっこう難しい。
記事の中で紹介したキャリア・アンカーは自分の大切にしたい価値観を教えてくれます。
診断結果によって生き方や働き方に対する考え方を変えることで、少し楽に人生を送ることができるかもしれませんよ。
それが「いい人をやめる」ことに繋がっていくのかもしれませんね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
モリ(@ijumori)でした。