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ハピネット (7552)の2022年3月期 決算短信を読み解く

資産運用
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こんにちは、モリ(@ijumori)です。

 

保有株であるハピネット (7552)の2022年3月期本決算が5月11日に発表されました。

【事業内容】
業界最大手のエンタテインメント商材商社、バンダイナムコグループ。玩具を中心に映像音楽・ソフト・ビデオゲーム等のエンタテインメント商材をメーカーと小売り業者・通販会社に繋ぐ中間流通業務サービスを営む。

【取扱い商品】
玩具(男児向け玩具、女児向け玩具、電子玩具、トレーディングカード、カプセル玩具、雑貨類、オリジナル商材、キャラクター関連商品)映像・音楽(DVD・CD、映像音楽ソフト中間流通、映画・アニメ作品製作、音楽ソフト卸売)

7552 ハピネット – IFIS株予報 – 事業内容、取扱い商品、銘柄診断カルテより引用

決算情報を分析してみようと思います。

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ハピネット (7552)の財務分析をしてみた

今回は、ハピネット (7552)の財務分析をしてみます。

株主・投資家の皆さまへ|ハピネット
株式会社ハピネットの経営情報、NEWS、IRデータ、株式情報などについてご紹介いたします。

 

2022年3月期 連結経営成績

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益修正1株益発表日
2020.03233,3472,5722,4131,22455.920/05/13
2021.03259,3134,2494,3212,591118.221/05/14
2022.03282,4415,5755,8533,554161.722/05/11
前年同期比+8.9+31.2+35.4+37.2+26.9 

今期売上は2,824億4,100万円で、前年同期比8.9%の増収。

経常利益は58億5,300万円で、前年同期比35.4%の経常増益。経常利益率は2.07%。

売上:増加 経常利益:増加

増収・経常利益率 10%未満 低成長株

 

2022年3月期 連結財政状態

 総資産純資産自己資本比率
2020.0370,75438,17853.1
2021.0382,95740,97348.5
2022.0385,32543,49450.1

総資産・純資産ともに前年同期比増加減少。

純資産が増えている

自己資本比率50%以上

自己資本比率が10%未満の低下または上昇

 

2023年3月期 今期予想

決算期区分発表日売上高営業利益経常利益最終益
2022/03 本会社実績2022/05/11282,4415,5755,8533,554
2022/03 本会社予想2022/04/25282,0005,5005,8003,500
2022/03 本コンセンサス2022/05/10282,8915,1945,4943,571

修正の有無:無

 

2022年3月期 対通期進捗率

決算期売上進捗率経常利益進捗率発表日
 2020.0397.290.020/05/13
 2021.03
 2022.03106.2130.122/05/11

 

2022年3月期 四半期ごとの売上・経常利益

決算期売上高経常益発表日
21.01-0358,386-3321/05/14
21.04-0659,2821,33621/08/10
21.07-0965,9071,42721/11/11
21.10-1295,2992,75622/02/09
22.01-0361,95333422/05/11

 

2022年3月期に関する定性的情報

新型コロナウイルス感染症拡大による厳しい状況からは持ち直しの動きが見られるものの依然感染拡大は続いており、消費者ニーズも変化するなど、先行きが不透明な状況で推移

玩具事業やアミューズメント事業が好調に推移したことや、ビデオゲーム事業でヒット商品があったことにより、売上高、利益面ともに前期を大幅に上回る

玩具事業

  • BANDAI SPIRITSの「一番くじ」をはじめとしたコンビニエンスストア向けのくじ関連商品が好調に推移したことや、「ポケモンカードゲーム」や「デュエルマスターズ」などのトレーディングカードがヒットしたことにより、売上高、利益面ともに前期を大幅に上回る
  • 売上高は1,054億1百万円(前期比16.7%増)、セグメント利益は33億2千4百万円(同26.4%増)

映像音楽事業

  • 映像音楽パッケージの新譜の販売は好調に推移したものの、前期は巣ごもり需
    要で好調に推移していた旧譜の販売の反動減があったことや、劇場の座席制限などの影響をうけ、出資映像作品の投資損失が発生したことにより、売上高、利益面ともに前期とほぼ横ばい
  • 売上高は669億6千5百万円(前期比0.8%減)、セグメント利益は5億1千5百万円(同0.7%減)

ビデオゲーム事業

  • 新 型 の 有 機 EL モ デ ル が 発 売 さ れ て い る 「Nintendo Switch」 や「PlayStation5」のハードが引き続き好調に推移したことに加え、ソフトで「Pokémon LEGENDS アルセウス」などのヒット商品があったことにより、売上高、利益面ともに前期を上回る
  • 売上高は859億9千8百万円(前期比3.7%増)、セグメント利益は16億3百万円(同10.8%増)

アミューズメント事業

  • カプセル玩具の販売が引き続き好調に推移したことや、カードゲーム商品の販売がコロナ禍の影響をうけた前期から回復したことにより、売上高は前期を大幅に上回る
  • カプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店拡大に伴う初期費用を計上したもの
    の、売上高の伸長により前期を上回る
  • 「ガシャココ」は2022年3月末日時点で44店舗を出店
  • 売上高は240億7千5百万円(前期比30.1%増)、セグメント利益は15億9千3百万円(同65.7%増)

 

2022年3月期 年間日足チャート、5年週足チャート

1年間の日足チャートです。

TradingView より画像引用

 

次は過去5年間の週足チャートです。

TradingView より画像引用

 

過去5年の決算短信で見る売上・利益の推移

決算期売上高(前期比)営業利益(前期比)経常利益(前期比)当期純利益(前期比)
2018/03197,60713.5%4,80630.0%4,70135.1%4,03197.6%
2019/03240,39821.7%4,540-5.5%4,383-6.8%2,735-32.2%
2020/03233,347-2.9%2,572-43.3%2,413-44.9%1,224-55.2%
2021/03259,31311.1%4,24965.2%4,32179.1%2,591111.7%
2022/03282,4418.9%5,57531.2%5,85335.5%3,55437.2%
2023/03予280,000-0.9%5,300-4.9%5,500-6.0%3,300-7.1%

 

2022年3月期 キャッシュフロー(CF)チャート

はっしゃんのバランスシート[CF]チャート より画像引用

<7552>ハピネット評価:
営業CF+ 投資CF- 財務CF-
◎ 本業の儲けを新規投資と借金返済に充て、
キャッシュを増やしています。
△ 営業CFマージン: 1.3%

■期首残高より期末残高が多い場合

営業CF+ 投資CF- 財務CF-

 

2022年3月期 バランスシート(BS)チャート

はっしゃんのバランスシート[BS]チャート より画像引用

<7552>ハピネット評価:
◎ 自己資本比率51%
○ 流動比率182.5%
◎ 当座比率154.6%
◎ 固定長期適合率36.7%
◎ 固定比率40.7%
※当座資産は流動資産のうち現金、預金、受取手形、売掛金、有価証券など即金性の高い科目の合計です

 

自己資本比率 優良 50%以上

流動比率 普通 100-200%

当座比率 優良 150%以上

固定長期適合率 優良 80%以下

固定比率 優良 100%以下

 

2022年3月期 損益計算書(PL)チャート

はっしゃんの損益計算書[PL]チャート より画像引用

<7552>ハピネット評価:
売上総利益率 10.4%
営業利益率 2%
経常利益率 2.1%
純利益率 3.3%
実効税率 17.8%

 

2022年5月12日時点 株価診断チャート

はっしゃんの株価診断チャート より画像引用

<7552>ハピネットの評価:
PBR 0.8 倍
PER 9.3 倍
○ ROA 4.2%
○ ROE 8.3%
株価診断 [やや割安]
持続的成長性は平均的です

 

2022年5月12日時点 理論株価

財務指標 
PBR0.8倍
PER9.3倍
ROA4.2%
ROE8.3%
株価1,497
資産価値1,293
事業価値1,153
理論株価2,446
上昇余地+63.4%

はっしゃんの理論株価 より画像引用

 

まとめ

ハピネット (7552)の財務分析をしてみました。

参考にしたのは、はっしゃんさんの書籍とブログです。

好決算でしたね。売上高、営業利益、経常利益ともに過去最高を記録しました。とはいえ、経常利益率が低いのが気になります。

2023年3月期予想は減収減益を予想、減配を予定しているので、株価にどのような影響があるのでしょうか。

今後も分析を続けていきます。

 

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「世界を物書きで!」における「資産運用」に関するまとめ記事はこちらにまとめています。ぜひ読んでいってください。

 

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2020年11月から資産運用を始めました。現在は、つみたてNISA、投信積立、上場投資信託(ETF)、そして個別株への投資をおこなっております。資産運用に関する記事をまとめた記事です。

 

投資初心者にはこの本がおすすめです。

 

※当ブログでは、具体的な銘柄や投資信託について言及することがありますが、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

モリ(@ijumori)でした。

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