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こんにちは、モリ(@ijumori)です。
野村総合研究所は、2021年の日本における金融資産保有額別の世帯数と資産規模を推計し、発表しました。
主な推計結果は以下のとおりです。
野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI) より画像引用
資産ピラミッドによると、いわゆる億り人といわれる富裕層は139.5万世帯。
このレポートは、2年に一度作られています。
前回2019年の推計では124万世帯だったので、2年間で富裕層が15万世帯ほど増えたことになります。
その他のカテゴリもそれぞれ増加しています。
私の感覚では2019年から投資を始めた人が増えてきた印象があるので、「貯蓄から投資へ」を実行する人が増えているのでしょう。
今回は資産ピラミッドを詳しく見ていきます。
資産ピラミッドとは
資産ピラミッドとは、下図のことを指します。
野村総合研究所が2年に一度作成しています。
2023年3月に最新版が発表されました。
ピラミッドを見ていきましょう。
純金融資産保有額ごとに5つの階層に分けられています。
5つの階層とは、
- 超富裕層:5億円以上
- 富裕層:1億円以上5億円未満
- 準富裕層:5,000万円以上1億円未満
- アッパーマス層:3,000万円以上5,000万円未満
- マス層:3,000万円未満
とされています。
純金融資産保有額とは、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いたものです。
超富裕層・富裕層(純金融資産保有額1億円以上)
億り人といわれる1億円以上保有している世帯は148.5世帯。約150万世帯が超富裕層・富裕層に属しています。
日本の世帯数は約5,400万世帯といわれているので、超富裕層・富裕層は全体の2.74%です。日本のお金持ちたちは全体の3%未満ということですね。
準富裕層(純金融資産保有額5,000万円以上1億円未満)
純金融資産保有額5,000万円以上1億円未満の準富裕層は全体の約6%です。
超富裕層・富裕層と足しても5,000万円以上の金融資産を持っている世帯は日本全体でも10%に満たないということですね。
5,000万円以上の資産を保有しているだけで、上位10%に属しているということです。
アッパーマス層(純金融資産保有額3,000万円以上5,000万円未満)
純金融資産保有額3,000万円以上5,000万円未満のアッパーマス層は全体の約13%を占めています。
老後資金2,000万円問題が叫ばれましたが、アッパーマス層に属していれば経済的には老後の生活は問題ないでしょう。
マス層(純金融資産保有額3,000万円未満)
純金融資産保有額が3,000万円未満のマス層は全体の78%ほどを占めています。
全世帯の約8割弱がこのマス層にいます。
マス層の枠広くない?
マス層は資産が0円から3,000万円の世帯です。だいぶ差があります。
そこで貯蓄別で見てみます。
この図表からわかることは、貯蓄0円世帯を含めた中央値が1,026万円。
そしてマス層のうち資産1,000万円未満の世帯が48.8%と全世帯の半数近くが1,000万円未満ということがわかります。日本の世帯の多くが資産1,000万円未満ということです。
また、300万円未満が25.7%。4世帯に1世帯が資産300万円未満ということ。
資産100万円未満の世帯が10%ほどいることもわかります。
2005年から2021年の推計結果からわかること
以下の図表は2005年から2021年の推計です。
どの階層も資産額が増えています。
超富裕層・富裕層が増え、準富裕層が減ったことにも意味がありそうです。
お金持ちが増え、小金持ちが減ったということでしょうか。
少し格差が広がったと見ることもできます。
しかしマス層の資産額が増えていることから推測すると、つみたてNISAや投資信託など資産運用を始めた人が多いのではないでしょうか。
今後自身の資産活用次第ではマス層からアッパーマス層に、アッパーマス層から準富裕層へとステップアップすることも可能でしょう。
現在資産が100万円未満の人はまず100万円貯めてみるところから始めましょう。
300万円未満の人は300万円貯めてみる、1,000万円未満の人は1,000万円貯めてみる。そうやって目標額を定め、目標をクリアできるよう行動してみましょう。
最後に
資産ピラミッドを見てきましたが、あなたはどの層にいるでしょうか。
また、目指す層はありますでしょうか。
近年、資産を運用し始めた人が増えています。
資産ピラミッドはあくまでも全体像として捉えてもらい、周りが資産いくら持っているから自分もなんとかしなきゃととらわれる必要はありません。
適正なリスクを取り、資産を拡大を目指しましょう!
これまでの「資産運用」に関するまとめ記事はこちらから
「世界を物書きで!」における「資産運用」に関するまとめ記事はこちらにまとめています。ぜひ読んでいってください。
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※当ブログでは、具体的な銘柄や投資信託について言及することがありますが、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。
モリ(@ijumori)でした。