こんにちは、モリ(@ijumori)です。
日本各地にある訛りや方言。いいですよねぇ。
方言は、昔から伝わる現地の言葉として、いまでも使われています。
さて、方言とは共通語・標準語とは異なった形で、一地方だけで使われる言葉で、地域に根づいた言い回しやイントネーションの違いによって生まれるものですが、タイトルにもあるように、地域によっては同じ言葉なのに他地域とは違う意味を持っていることもあるのです。
それが三重県の「明々後日(しあさって)」のことです。
今回はこの話をちょこっとしたいと思います。
「明々後日(しあさって)」とはいつのこと?
さて、今日が9月1日だとしましょう。
では、明日(あす・あした)は何日になるでしょうか。
これは誰でもわかりますよね。
そうです。9月2日です。
では、明後日(あさって)は?
これもわかりますよね。
そう、9月3日です。
そして明々後日(しあさって)は?
9月4日です。
ここまでをまとめると、次の日、さらに次の日、そしてさらに次の日は
今日(きょう)→明日(あす・あした)→明後日(あさって)→明々後日(しあさって)
となります。
しかし三重県では少し様子が違うようなんです。
三重県人の言う「明々後日(しあさって)」はいつのこと?
では三重県では「明々後日(しあさって)」とはいつのことを指すのでしょう。
実は三重県では、
今日(きょう)→明日(あす・あした)→明後日(あさって)→ささって(!?)→明々後日(しあさって)
となるそうなんです。
今日が9月1日だとすると、三重県の人が思い浮かべる明々後日は9月5日。
1日ずれてる!
1日ずれてるんです。
三重県の人と「じゃあ明々後日(しあさって)遊ぼうね!」なんて予定を組んだら、お互い違う日を想定してることに。
これは、あぶない。
私はこれでアポイントのミスをしそうになった
以前、職場の同僚に三重県出身の人がいました。
その人がお客様とアポイントを取り、私に「明々後日(しあさって)に誰々と面談です」と報告がありました。
翌日にわたしが、
明後日(あさって)の面談さー、・・・
と話し始めたところ、
明後日(あさって)じゃないです、「ささって」です
と言われ
???
となったことがあります。
日付を確認したことろ、私の思い浮かんでいた日付と1日ずれていました。
それで「違うじゃないかー!」なんて少し揉めましたが、よくよく聞くと、三重県では明後日(あさって)と明々後日(しあさって)の間にもう1日あることを知ったのです。
日付の確認をしなければ面談の日程を間違えて設定していたところでした。
これはあのとき本当に確認してよかったと思っています。
三重県人は割りと本気でその事実を知らない人が多い
アポの件以降、三重県出身の数人に「ささって」のことを聞くと、上京してから初めて知ったという人がほとんどでした。
中には、聞くまで「ささって」というものが世間一般にはないということを知らなかった人もいました。
三重県の人の多くは、「ささって」が一般的ではないことを知らないのだと思います。
三重県の人は当たり前に「ささって」を明々後日(しあさって)だと思っているので、アポを取るときは日付も一緒に確認しましょう。
最後に
今回は三重県あるあるの一つ、明後日(あさって)と明々後日(しあさって)の間に「ささって」があるので、日程を組むときには注意しようねというお話でした。
他にも津軽地方では明後日(あさって)の次の日は「やなさって」と言うようです。
じゃあやなさってね~
なんて言われた日には、
??????????
となること間違いなしです。
いやはや、ここまでくるとおもしろいですね。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
モリ(@ijumori)でした。