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狩猟ビジネスは自伐型林業の複業として成り立つのか

地域おこし
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こんにちは、モリ(@ijumori)です。

 

自伐型林業(自伐林業ともいう)の実践を夢見てやまないぼくですが、自伐型林業ですぐに食べていけるだけの稼ぎを生み出すのはなかなか難しいようです。

調べてみたら、自伐型林業を専業の生業(なりわい)とするのではなく、+αでとして何か別の副業をする「半林半X」のような形で進めるのが失敗が少ないやり方のようです。

そんなわけで、今回は次のような副業が可能かどうか検討してみました。

それは「狩猟ビジネス」。つまりシカやイノシシを捕る仕事です。

農作物への被害が増えている一方で猟師の数は激減している現状の狩猟界隈。

狩猟をビジネスとして成り立たせることはできるのか調べてみます。

 

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狩猟ビジネスは生業になり得るのか

自伐型林業を行っている人の多くは+α何か副業をしています。

というか、「複業」として生業の一つとして自伐型林業を行っているというのが実状でしょうか。

僕が+αでやってみたいことの一つに「狩猟」があります。

現在は全国各地、ハンターが高齢化しており、辞めていく人も増えているようです。

鳥獣害被害も多く聞かれますよね。

そのため、被害を減らすとともに、鳥獣をジビエとして活用できないかと考えています。

ジビエ活用の取り組みを行っているところはいくつかありますが、事業として成立しているところはない気がします。

禁猟期間があったり、うまく処理しないと臭みが強くて食べられないとか課題はたくさんありますが、うまくプロデュースして活用していけないでしょうかね。

 

狩猟免許について調べてみた

狩猟をするには狩猟免許が必要なようです。

なので、狩猟免許について調べてみました。

●免許制により、狩猟行為における密猟の防止及び野生動物の保護などを目的としている。

●免許の交付、試験及び更新並びに申請窓口等の免許に係る手続は、都道府県の自治事務である。よって、免許の許可及び実施の主体は都道府県である。

●免許の効力は日本全国に及ぶ。狩猟の際は、後述の通り狩猟を行う場所に属する各都道府県ごとに別途、狩猟者登録が必要。

●鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律及び関係法令による直接的な規定はないが、国が定める基本指針に即して各都道府県が策定する鳥獣保護事業計画に許可要件として盛り込まれているため、有害鳥獣捕獲の申請窓口である各自治体の諸規程によって、有害鳥獣捕獲実施者の危険防止の要件に指定されている。

狩猟免許を取得できたからといって自由に狩猟できるわけではない。網やわなの場合は販売店などで購入するだけでよいが、銃の場合は公安委員会の厳格な手続きを経て所持許可を得る必要がある。そして、実際に狩猟する時は、猟具・猟期・狩猟する場所に応じて狩猟者登録を行わなければならない。

狩猟免許 – Wikipedia

 

と、いうことで、免許が必要ですよということです。

狩猟免許は4区分に分けられるそうです。

狩猟免許の種類

狩猟免許は4種類あります。

網猟免許

  • 網猟免許:網(むそう網、はり網、つき網、なげ網)による猟の免許
  • わな猟免許:わな(くくりわな、はこわな、はこおとし、囲いわな)による猟の免許
  • 第一種銃猟免許:銃器(装薬銃(ライフル銃・散弾銃)、空気銃)による猟の免許
  • 第二種銃猟免許:空気銃による猟の免許

 

そして狩猟免許を取得するためには試験を受ける必要があります。

狩猟免許試験受験資格

  • 20歳以上の人はだれでも試験をうけることができます。

ただし次のような人は受験資格がありません。

  • 狩猟免許を取り消され、その後3年間を経過していない人
  • 精神分裂病(統合失調症)、そううつ病(そう病及びうつ病を含む)、てんかん(軽微なものを除く)にかかっている人
  • 知的障害又は麻薬、大麻、阿片又は覚せい剤の中毒者
  • 自分の行為の是非を判別して行動する能力が欠如又は著しく低い人
  • 20歳に満たない人
  • 受験しようとする各都道府県に住所を有しない人

 

狩猟免許試験には、知識試験、適性試験、技能試験があります。

試験内容

【知識試験】

知識試験は、三者択一の問題となっており、70%以上の得点で合格です。

  • 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法令についての知識
  • 猟具に関する知識
  • 鳥獣に関する知識鳥獣の保護管理に関する知識

 

【適正試験】

適性試験は全ての項目について基準を満たせば合格です。

  • 視力
  • 聴力
  • 運動能力

 

【技能試験】

技能試験は70%以上の得点で合格です。

  • 猟具の判別(第一種銃猟、第二種銃猟免許を除く)
  • 猟具の取扱い
  • 鳥獣の判別
  • 距離の目測(網猟、わな猟免許を除く)

 

合格率は約8割ということですが、何も勉強しないで受かるということはなく、事前に教本や講習を受けておく必要があります。

とはいえ、きちんと事前準備をしていれば難しいということはないようです。

 

次は狩猟の方法について見てみましょう。

 

狩猟の方法

網猟免許では網を使った狩猟をおこなう、というように免許によってできる狩猟の方法が変わってきます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

網猟免許

  • むそう網

むそう網とは、獲物がおとりや餌などに誘われて地面に降りたとき、伏せておいた網を離れた場所から人がロープで操作することにより捕獲する網である。

  • はり網

はり網とはむそう網と異なり、地面に伏せず空中などに網を張っておいて鳥獣を捕獲する網である。なお、はり網は常に人が操作していなければならないと義務付けられている。ただし、ノウサギやユキウサギを捕獲する網に関しては張りっぱなしでよいとされている。

  • 谷切(やつきり)網

谷切網とは鴨などが谷あいまたは山の峰や峠を跳び越すときに低く飛ぶ習性を利用した捕獲方法である。

  • 袋網

竹やぶなどに群れを作っている鳥を捕らえる網で、主にすずめの捕獲に用いられている。

  • つき網

長い柄のついた網で、魚を捕らえるタモに形状が似ている。隠れている鳥に突き出し被せて捕獲する。

  • なげ網

柄のついた網を飛んでくる鳥に向かって投げる猟法である。鳥がかかると衝撃によって網が変形し袋状になり捕獲する。

 

わな猟免許

  • くくりわな

くくりわなとは、鳥獣の通り道などに設置しておいた針金やワイヤーロープなどで作った輪によって、鳥獣の足や体をくくり捕らえるわなのことである。

  • はこわな

はこわなとは、箱のなかに獣が入り込んで餌をくわえて引いたりすると、出入り口が半自動的に閉まることにより、鳥獣を閉じ込めて捕獲するわなのことである。

  • はこおとし

はこおとしは、箱の中に獣が入り込むなどすると、重りを載せた天井などが落下することにより、鳥獣を圧迫又は圧殺して捕獲するわなのことである。

  • 囲いわな

囲いわなとは、獣が入り込んで餌をくわえて引いたりすると、出入り口が半自動的に閉まることにより、鳥獣を閉じ込めて捕獲するわなのことである。はこわなと似ているが天井部分がない。

 

第一種銃猟免許

  • 装薬銃(ライフル銃及び散弾銃)
  • 圧縮ガス銃及び空気銃

 

第二種銃猟免許

  • 空気銃

 

罠にはいくつか種類がありますが、踏んだら足がはさまる罠とか箱に入ったら檻が閉まる罠と聞けばなんとなくイメージができるでしょうか。

狩猟の仕方は免許によって決まっているので、どんな狩猟の仕方をしたいのかを決めてから免許取得に挑みましょう。

 

では年間にどれくらいが捕獲されているのでしょうか。

 

狩猟及び有害捕獲等による主な鳥獣の捕獲数は?

環境省発表の資料によりますと、

最新のデータ(2014年度)の狩猟及び有害捕獲等による主な鳥獣の捕獲数は以下のとおりです。

2014年度 イノシシ シカ サル カモシカ クマ カワウ
狩猟 174,400 189,900 400 5,200
その他 346,200 398,100 27,200 700 4,100 22,400

注:「その他」は、環境大臣、都道府県知事、市町村長による鳥獣捕獲許可の中の「有害鳥獣捕獲」及び
「特定鳥獣保護管理計画に基づく数の調整(平成11年の法改正で創設)」である。

イノシシやシカは狩猟で捕らえられた数の倍近くが害獣駆除によって捕らえられているんですね。

 

害獣駆除の件数が多いということは、それだけ農林作物への被害があるということです。

いったいどれくらいの被害があるのでしょうか。

 

農林作物への被害は?

では、害獣による農林作物への被害はどれくらいあるのかを見てみます。

農林水産省発表の資料によると、

最新のデータ(2014年度)の農林作物への被害面積と被害量、そして被害金額は以下のとおりです。

  被害面積
(千ha)
対前年比 被害量
(千t)
対前年比 被害金額
(百万円)
対前年比
イノシシ 10.6 ▲0.3 42.2 1.1 5,478 ▲14
シカ 50.7 2.4 441.8 ▲96.7 6,525 ▲1,030
サル 2.4 ▲0.2 6.6 0.2 1,306 ▲8
カモシカ 0.2 0 2.8 ▲0.9 250 ▲50
クマ 0.9 0.2 15.8 5.5 391 117

イノシシとシカの被害がハンパないですね。

そりゃ駆除しないと、となりますね。

 

ここで疑問が。

それは、狩猟による捕獲数が少ないために害獣による農林作物への被害が多発しているのか、それとも害獣が増えているために引き起こされているのか、それとももっと他の理由があるのか。

ここでは害獣と表現しましたが、もともとは野生動物ですので、人間の活動に影響を与えなければ駆除するような活動はしないはずです。

しかし影響が出ているからこそ害獣と呼ばれ駆除されているのだと思うのです。

その要因がわかれば対策できそうなんですけどね。

 

次は、狩猟なり駆除なり、獣を捕獲したあとの活用法について見てみたいと思います。

 

食肉、皮革、肥料、ペットフードなどに利活用

イノシシやシカを捕獲したあとに有効活用しようと各地でいろいろ取り組まれています。

 

ジビエ

まずは食肉加工です。

ジビエという言葉を聞いたことはありませんか?ジビエとは、狩猟によって食材として捕獲された野生鳥獣の食肉を意味する言葉です。

イノシシやシカの肉を食材として活用しようという動きが全国で始まっています。

ジビエ料理が食べられるというレストランは東京都内では人気のレストランとなっています。

そのように捕獲した鳥獣をおいしく食べられるところが増えれば狩猟活動が活発になるかもしれません。

しかし課題もたくさんあるんです。

食用に流通させるには、ちゃんとした解体処理施設によって適切に処理を行った物しか流通させることができないんです。

当然といえば当然のことかもしれません。

しかし家畜とは違い、山林にいる鳥獣を仕留めて施設まで運ぶだけでもかなりの重労働です。

しかも血抜きなどの捕獲後すぐの処理方法によって肉の味が変わってくるので質を安定させるのが難しいです。

しかも野生動物なのでダニやノミや寄生虫がいることが多い。

そのため、仕留めたハンターがその場で解体処理をし、自家消費で済ますことが多いようで、流通量を確保するのが難しいようです。

そう考えるとジビエが広がっていくのは今のところ難しそうですね。

でも食べてみたいですね。

 

皮革

次は皮革です。いわゆるレザーです。

イノシシやシカの皮革を利用してレザー製品を作っている人も増えてきています。

まだ販路が確立できずに量産できずに活用されずに捨てられることも多いのが現状です。

しかし、注目を集めることができれば、利活用が広がっていくでしょう。

今後の取組に注目しましょう。

 

肥料、ペットフードへ

その他には有機肥料やペットフードへ加工して利活用されています。

 

 

最後に

生業としてやっていく一つの案として、「自伐型林業+狩猟」を考えています。

狩猟をやるなら、僕はこの中では「わな猟免許」の取得を考えています。

その理由は、ジビエをやるならシカやイノシシのような大型の生き物だろうと思いますし、そのためには「わな猟免許」が最適だと考えています。

さらにいうと、シカやイノシシは肉だけではなく革も利用できるので、製品として使えるところが多いのではないかと思っています。

しかし全国的に見ても狩猟をビジネスとして成功させているところはほとんどないので、実際のところ厳しいのかもしれませんね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

モリ(@ijumori)でした。

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