【12年連続増配】オープンハウスグループ(3288)配当分析|利回り2.30%・12年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

オープンハウスグループ(3288)は不動産セクターの企業です。配当の全体像を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 3288
業種 不動産業
配当利回り(株価ベース) 2.30%
1株配当(最新期・分割調整済) 178.00円
総合判定 中立
総合スコア 72.2
連続増配 12年
非減配 12年
配当性向 20.34%
PER / PBR 8.75 / 1.60
ROE 18.73%
DOE(株主資本配当率) 3.76%(業種中央値 2.58%)

オープンハウスグループ(3288)は都市部の戸建て・マンション分譲と収益不動産を軸にする不動産会社です。EPSは2020年度の525円から2025年度の875円へ伸び、成長を配当に還元し続けてきました。本レポートは配当利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理したものです。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、連続増配の記録を追います。

期間 最大 平均 最小
5年 4.46% 2.96% 1.53%
3年 4.46% 2.99% 1.53%
1年 2.59% 2.07% 1.53%
現在 2.30%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2016年9月期 25.00円 15.06% 166円
2017年9月期 32.50円 14.66% 222円
2018年9月期 49.00円 17.19% 285円
2019年9月期 63.00円 35.88% 176円
2020年9月期 80.00円 15.23% 525円
2021年9月期 110.00円 20.28% 542円
2022年9月期 129.00円 20.60% 626円
2023年9月期 164.00円 21.47% 764円
2024年9月期 166.00円 21.21% 783円
2025年9月期 178.00円 20.34% 875円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.76%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.58%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは2.30%で、5年平均の2.96%を下回っています。5年間の最高は4.46%。株価が伸びた分、利回りは平均よりやや低い位置です。

直近1年の平均利回り(2.07%)は5年平均(2.96%)より低め。株価上昇で利回りが縮んでいます。

1株配当(分割調整済み)は12年連続で増え、49円から178円へ積み上がりました。棒グラフが途切れなく右肩上がりに伸びています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 2.30% で、5年平均の2.96%は下回ります。株価と配当の両方が伸びた結果です。1株配当(分割調整済み)は49円から178円へ増え、増配は 12年連続、この間の減配はありません。配当性向は約20%と低く、利益成長に対して増配の余地を残しています。DOEは3.76%(業種中央値2.58%)です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE 18.73%
ROA 7.13%
DOE 3.76%
自己資本比率 38.16%
EPS / BPS 875 / 4777
収益性スコア 1.95
還元スコア 1.07
割安スコア 1.52

ROE18.7%(業種中央値8.5%)と高く、ROA7.1%、営業利益率10.9%です。PER8.75倍・PBR1.60倍、自己資本比率38.2%。フリーキャッシュフローは約184億円のプラスです。高いROEと低い配当性向の組み合わせが、長い連続増配を支えてきました。

4. 割安度

自社利回り比は0.78で、いまの利回りは自社の過去平均をやや下回ります。PER8.75倍は低めですが、利回り水準では割安感が乏しく、割安スコアは1.52。総合判定は 中立 です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 8430円(利回り2.30%)
5年平均利回りに戻る株価 6554円(利回り2.96%)
5年最高利回り時の株価 4350円(利回り4.46%)
5年最低利回り時の株価 12680円(利回り1.53%)

いまの株価は6554円(5年平均利回り水準)と12680円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約22.3%下がる計算です。

株価は「利回りが5年平均に戻る水準」(約6,554円)を上回り、「5年最低利回り水準」(約12,680円)との間にあります。過去5年のレンジの内側です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 72.2)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定は 中立(スコア72.2)。ROEの高さ、12年連続増配、DOE水準がそろって加点されています。利回りが5年平均の2.96%に戻るには、株価が約22%下がる計算です。これは売買を推奨するものではありません。

6. よくある質問

オープンハウスグループの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.30%で、過去5年平均の2.96%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

12年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また12年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約20%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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