【高配当】SBI(8473)配当分析|利回り3.16%・3年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

SBIホールディングス(8473)は証券・商品先物取引業に属する金融グループ。証券から銀行・保険・資産運用まで束ねる。

項目値
銘柄コード8473
業種証券,商品先物取引業
配当利回り(株価ベース)3.16%
1株配当(最新期・分割調整済)95.00円
総合判定中立
総合スコア70.1
連続増配3年
非減配4年
配当性向17.25%
PER / PBR4.27 / 1.03
ROE27.98%
DOE(株主資本配当率)5.24%(業種中央値 5.32%)

SBIホールディングス(8473)はネット証券を軸に、銀行・保険・資産運用へ広げた金融持株会社。直近本決算はROE28.0%、増収率31.4%、EPSは前期比で大きく伸びた。自己資本比率4.7%は金融業として通常の水準。多角化した収益が配当を支える。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配の記録を確認する。

期間最大平均最小
5年7.38%5.16%2.53%
3年6.35%4.29%2.53%
1年3.60%3.05%2.53%
現在3.16%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期75.00円10.01%749円
2023年3月期75.00円113.47%66円
2024年3月期80.00円50.56%158円
2025年3月期85.00円31.71%268円
2026年3月期95.00円17.25%551円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは5.24%(業種中央値は5.32%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

現在の利回りは3.16%で、5年平均の5.16%を下回る。5年間の最高は7.38%だった。

直近1年の平均利回り3.05%は、5年平均5.16%より低い。株価上昇で利回りが縮んだ。

調整後の1株配当は3年連続で増加。棒グラフが右肩上がりに伸びている。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは3.16%。5年平均5.16%を下回り、株価上昇の分だけ利回りは縮んだ。調整後の1株配当は直近で75円→80円→85円→95円と伸び、連続増配は3年、非減配は4年。配当性向は17.2%と低い。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を見る。

指標値
ROE27.98%
ROA1.12%
DOE5.24%
自己資本比率4.69%
EPS / BPS667 / 2777
収益性スコア1.88
還元スコア0.78
割安スコア1.05

ROEは28.0%と高い。EPSは667円、配当性向は17.2%。PERは4.3倍と株価は利益に対して低い倍率にある。DOE(純資産配当率)は5.2%。金融業のため自己資本比率(4.7%)は事業会社と単純に比較できない点に注意したい。

4. 割安度

PERは4.3倍、PBRは1.0倍。割安度の区分は中立。自社利回り比は0.61で、現在利回りは自社の過去平均を下回る。配当が一定なら、利回りが5年平均の5.16%へ戻るには株価が約39%下がる計算になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3003円(利回り3.16%)
5年平均利回りに戻る株価1841円(利回り5.16%)
5年最高利回り時の株価1287円(利回り7.38%)
5年最低利回り時の株価3755円(利回り2.53%)

いまの株価は1841円(5年平均利回り水準)と3755円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約38.7%下がる計算です。

配当が一定なら、利回りが5年平均の5.16%へ戻るには株価が約39%下がる計算になる。過去5年の利回りレンジの内側にある。本記事は売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 70.1)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ 利回り3%以上

割安度の区分は中立。高いROEと低いPER、3年連続増配が評価点。利回りは3%台だが、自社の過去平均(5%台)と比べると現在は低い位置にある。

6. よくある質問

SBIホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.16%で、過去5年平均の5.16%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約17%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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