【高配当】カシオ計算機(6952)配当分析|利回り2.04%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

カシオ計算機(6952)は電気機器セクターの企業です。配当の全体像を数字で確認します。

項目値
銘柄コード6952
業種電気機器
配当利回り(株価ベース)2.04%
1株配当(最新期・分割調整済)45.00円
総合判定中立
総合スコア54.7
連続増配0年
非減配4年
配当性向56.21%
PER / PBR17.50 / 1.34
ROE8.03%
DOE(株主資本配当率)4.33%(業種中央値 2.74%)

カシオ計算機(6952)は電気機器に属する。時計・電子文具・電子楽器などを手がける。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。

期間最大平均最小
5年4.57%3.76%1.92%
3年4.57%3.73%1.92%
1年3.94%3.17%1.92%
現在2.04%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期45.00円68.67%66円
2023年3月期45.00円82.34%55円
2024年3月期45.00円88.39%51円
2025年3月期45.00円127.77%35円
2026年3月期45.00円56.21%80円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.33%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは2.04%で、5年平均3.76%を下回る。過去5年の最高は4.57%、最低は1.92%。線が低いほど過去比で株価が高い局面を示す。

直近1年の平均利回りは3.17%で、5年平均3.76%より低い。足元は利回りが下がった。

1株配当は4年続けて45円で横ばい。増配はなく、減配もない。配当性向56.2%。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは2.04%で、5年平均3.76%を下回る。過去5年は1.92〜4.57%で推移した。1株配当は4年続けて45円で横ばい、非減配は4年。配当性向は56.2%で、前年から71.6ポイント下がった。前年に利益が落ち込み配当性向が跳ね上がった反動で、今年は利益回復により性向が正常化した動きにあたる。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を確認します。

指標値
ROE8.03%
ROA5.19%
DOE4.33%
自己資本比率66.92%
EPS / BPS80 / 1046
収益性スコア1.18
還元スコア1.23
割安スコア1.28

ROEは8.0%で業種中央値7.4%と近い。自己資本比率66.9%と財務は厚い。EPSは80.0円、配当性向56.2%。DOEは4.33%で業種中央値2.74%を上回る。フリーキャッシュフローはプラス(約212億円)。

4. 割安度

自社利回り比(sy)は0.54で、いまの利回りは自社の過去平均を大きく下回る。割安度の区分は中立。PBRは1.34倍で業種中央値1.04倍より高い。利回りが5年平均に戻るには株価が約46%低い水準が必要な計算で、過去5年のレンジでは利回りが低め=株価が高めの側にある。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2202円(利回り2.04%)
5年平均利回りに戻る株価1197円(利回り3.76%)
5年最高利回り時の株価985円(利回り4.57%)
5年最低利回り時の株価2344円(利回り1.92%)

いまの株価は1197円(5年平均利回り水準)と2344円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約45.6%下がる計算です。

株価は2201.5円。利回りが5年平均に戻る水準はこれより下にあり、過去5年のレンジでは利回りが低めの側にある。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 54.7)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合区分は中立。DOEが業種平均以上という還元姿勢が下支えになる。配当は45円で横ばいが続き、いまの利回りは自社の過去平均を下回る。前年比での配当性向の急変は利益の振れによるもので、履歴と合わせて確認したい。

6. よくある質問

カシオ計算機の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.04%で、過去5年平均の3.76%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約56%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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