5588 ファーストアカウンティング
中立- 配当利回り
- 0.55%
- 配当性向
- 20%
- DOE
- 2.42%
- 総合スコア
- 14.1pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5588 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 0.55% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 3.70円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 14.1 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 2年 |
| 配当性向 | 20.24% |
| PER / PBR | 54.21 / 6.69 |
| ROE | 13.01% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.42%(業種中央値 4.34%) |
ファーストアカウンティングは情報・通信業に属する企業で、決算期は12月です。
最新の2025年度では、ROEが13.01%、営業利益率が12.33%でした。業種の中央値はROEが11.13%、営業利益率が8.50%ですから、どちらも上回っています。売上高成長率は38.82%と伸びが大きい一方、EPSは18.28円で、前年度の43.32円から下がりました。EPS成長率はマイナス57.74%です。
自己資本比率は59.14%。財務の土台は厚めです。ただしPERは54.21倍、PBRは6.69倍と、市場はこの会社の成長にかなり高い値札をつけています。配当を軸に見る私たちには、気に留めておきたい数字です。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 0.56% | 0.25% | 0.06% |
| 3年 | 0.56% | 0.25% | 0.06% |
| 1年 | 0.56% | 0.43% | 0.27% |
| 現在 | 0.55% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 23/12 | 0.78円 | 6.01% | 13円 |
| 24/12 | 1.20円 | 2.77% | 43円 |
| 25/12 | 3.70円 | 20.24% | 18円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.42%(業種中央値は4.34%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月次の利回りを折れ線で描き、5年の最高・平均・最低を水準線で添えたグラフです。線が上にあるほど、株価に対して配当が厚い時期を示します。この銘柄は2024年12月の0.06%から上昇を続け、2026年10月に0.55%まで来ました。
5年・3年・1年の期間ごとに、最大・平均・最小の利回りを棒で並べています。期間を変えても、見え方が変わるかを確かめる図です。直近1年の平均は0.43%で、5年平均の0.25%を上回っています。
年度ごとの1株配当を、分割調整後の金額で並べた棒グラフです。棒が右へ高くなっていれば増配が続いています。2023年度0.78円、2024年度1.2円、2025年度3.7円と、年を追って高くなっています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは0.55%です。5年平均は0.25%、5年の最高は0.56%、最低は0.06%でした。現在地は、過去5年のレンジの上端に近い位置にあります。
1株配当は分割調整後で、2023年度が0.78円、2024年度が1.2円、2025年度が3.7円。減配なく2年連続で増えています。2025年度は前年度の3倍を超える増額でした。直近の配当基準日は2025年12月29日です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当性向は20.24%。利益のうち配当に回す割合は2割ほどで、余力は残っています。ただし2025年度はEPSが下がったため、配当性向は前年度の2.77%から大きく上がりました。
DOE(株主資本配当率)は2.42%です。DOEは純資産に対して配当をどれだけ払っているかを示す指標で、利益の増減に左右されにくく、減配しにくさの目安になります。業種中央値は4.34%、全国の目安は2〜4%(中央値3%前後)なので、目安の下限にも届いていません。払い込みの負担が軽い分、減配のリスクは小さい水準ですが、配当の絶対額はまだ小さいと読めます。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 13.01% |
| ROA | 6.97% |
| DOE | 2.42% |
| 自己資本比率 | 59.14% |
| EPS / BPS | 18 / 148 |
| 収益性スコア | 1.22 |
| 還元スコア | 0.62 |
| 割安スコア | 3.50 |
収益性は業種の水準を上回っています。ROEは13.01%(業種中央値11.13%)、ROAは6.97%(同6.68%)、営業利益率は12.33%(同8.50%)です。
売上高は前年度から38.82%伸びました。一方でEPSは43.32円から18.28円へ下がっています。売上が増えても1株あたり利益が減った点は、費用の増え方を決算資料で確かめたいところです。
自己資本比率は59.14%で、借入への依存は重くありません。フリーキャッシュフローは約8,326万円のプラスでした。配当の原資になる現金を、本業で生み出せています。
BPS(1株あたり純資産)は148.19円です。
4. 割安度
割安度の指標は、いずれも業種の中央値より高い側にあります。PERは54.21倍で、業種中央値の15.85倍を大きく上回ります。PBRは6.69倍で、中央値の1.87倍より高い水準です。
利回りで見ると、いまの0.55%は5年平均の0.25%より高く、5年の最高0.56%にほぼ並んでいます。株価が下がって、利回りが過去の自分と比べて高く出ている状態です。ただし、配当そのものが2025年度に3.7円へ増えた影響も含まれます。
スコアの割安スコアは3.501、判定根拠は「割安感が乏しい」でした。利回りは過去比で高く、PER・PBRは業種比で高いという、物差しによって向きが分かれる銘柄です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 677円(利回り0.55%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1480円(利回り0.25%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 661円(利回り0.56%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 6167円(利回り0.06%) |
いまの株価は1480円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価の推移に、利回りが5年平均に戻る株価(1480円)と5年最高に戻る株価(660.7円)を重ねた折れ線です。売買を推奨する線ではなく、過去の利回りから逆算した価格の目盛りとして読みます。現在の株価は677円で、1480円を下回り、660.7円に近い位置にあります。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 14.1)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
総合スコアは14.1、判定は「中立」です。加点要因はROE10%以上の高収益で、注意点として挙がった項目はありません。異常値も検出されていません。
配当面では、2年連続で増配し、減配の記録はありません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。確認できる配当履歴は3年分で、長期の実績を語るにはまだ短い期間です。
利回り0.55%は絶対値としては高くなく、収益性の高さとPER・PBRの高さが同居しています。配当の増え方と、EPSが下がった2025年度の理由を、次の決算で見届ける材料にしてください。
6. よくある質問
ファーストアカウンティングの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは0.55%で、過去5年平均の0.25%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また2年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約20%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

