5578 ARアドバンストテクノロジ
中立- 配当利回り
- 1.21%
- 配当性向
- 15%
- DOE
- 3.27%
- 総合スコア
- 40.5pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5578 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.21% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 20.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 40.5 |
| 連続増配 | 1年 |
| 非減配 | 1年 |
| 配当性向 | 14.70% |
| PER / PBR | 19.78 / 4.13 |
| ROE | 21.54% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.27%(業種中央値 4.34%) |
ARアドバンストテクノロジは情報・通信業に属し、決算は3月です。時価総額は約93億円で、規模としては小さめの銘柄になります。
収益の質はROE21.5%という数字によく出ています。業種中央値の11.1%を大きく上回りました。一方で営業利益率は5.9%、業種中央値は8.5%なので、利幅そのものは平均より薄めです。
成長の勢いは目を引きます。直近の売上成長率は27.2%、EPS成長率は63.6%でした。自己資本比率は32.1%です。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.48% | 1.91% | 0.48% |
| 3年 | 5.48% | 2.03% | 0.68% |
| 1年 | 1.31% | 1.05% | 0.75% |
| 現在 | 1.21% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 24/03 | 6.67円 | —% | —円 |
| 25/03 | 20.00円 | 14.70% | 136円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.27%(業種中央値は4.34%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月次の配当利回りを線で追い、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねたグラフです。線が水準線のどこにあるかで、利回りの位置を測ります。この銘柄は2024年10月に5.27%まで上がり、その後は1%前後で推移しました。2026年10月は1.21%で、5年平均1.91%を下回っています。
5年・3年・1年のそれぞれについて、利回りの最大・平均・最小を棒で並べたグラフです。期間が短いほど、足元の水準に近い姿になります。1年の平均は1.05%、3年は2.03%、5年は1.91%でした。最大値は5年と3年が5.48%で、1年では1.31%に収まっています。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で並べた棒グラフです。棒が右へ向かって高くなるか、凹みがないかを見ます。この銘柄は2024年が6.67円、2025年が20.0円で、約3倍に増えました。ただし表示できる履歴は2年分です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.21%です。5年平均の1.91%を下回り、5年の最高5.48%、最低0.48%のレンジでは下寄りの位置にいます。最後の配当日は2026年8月28日でした。
1株配当(分割調整済み)は2024年が6.67円、2025年が20.0円です。履歴は2年分しかなく、連続増配は1年、非減配も1年にとどまります。減配した年は記録されていません。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配しにくさの目安になるDOE(純資産配当率)は3.27%です。業種中央値の4.34%を下回り、全国目安の2〜4%には収まっています。配当性向は14.7%と低く、利益のうち配当に回す割合はまだ小さい水準です。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 21.54% |
| ROA | 6.59% |
| DOE | 3.27% |
| 自己資本比率 | 32.07% |
| EPS / BPS | 136 / 652 |
| 収益性スコア | 1.20 |
| 還元スコア | 0.62 |
| 割安スコア | 1.73 |
ROEは21.5%で、業種中央値11.1%の約2倍です。ROAは6.6%で、中央値6.68%とほぼ同じ水準になりました。営業利益率は5.9%で、中央値8.5%には届きません。
売上は前期比27.2%増、EPSは63.6%増です。利益の伸びが売上の伸びを上回っています。フリーキャッシュフローは約9.5億円のプラスでした。
自己資本比率は32.1%です。配当性向が14.7%に収まっているので、利益に対する配当の負担は軽いと読めます。
4. 割安度
PERは19.78倍で、業種中央値15.85倍より高めです。PBRは4.13倍で、中央値1.87倍の2倍強になります。株価は利益や純資産の裏づけに対して、業種の中心より高い位置にあります。
利回りで見ても同じ方向です。現在の1.21%は5年平均1.91%の約0.63倍にあたります。5年平均利回りに戻る株価は523.6円で、現在の825.0円はそれを上回っています。
割安度の区分は中立です。ROEの高さは評価され、利回りの低さとPER・PBRの水準が相殺しています。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 825円(利回り1.21%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 524円(利回り1.91%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 182円(利回り5.48%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2083円(利回り0.48%) |
いまの株価は524円(5年平均利回り水準)と2083円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約36.5%下がる計算です。
株価の推移と、利回りの水準から逆算した株価ラインを重ねたグラフです。ラインは売買の推奨ではなく、その利回りに対応する株価を示します。5年平均利回りに戻る株価は523.6円、5年最低利回りに対応する株価は2083.3円です。現在の825.0円は両ラインの間にあります。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 40.5)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
総合スコアは40.5点で、割安度区分は中立です。内訳は収益性スコア1.204、還元スコア0.622、割安スコア1.73でした。収益性は高く、還元は控えめという構図が数字に出ています。
加点要因はROE10%以上の高収益です。注意点として挙がった項目はなく、配当データにも異常値は検出されていません。ただし配当履歴は2年分で、連続増配は1年です。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
判定根拠は「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」でした。高いROEと伸びる利益に対して、配当利回りは1.21%にとどまります。この点を、あなたの投資方針と照らして確認してください。
6. よくある質問
ARアドバンストテクノロジの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.21%で、過去5年平均の1.91%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また1年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約15%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

