4848 フルキャストホールディングス
- 配当利回り
- 3.50%
- 配当性向
- 46%
- DOE
- 7.13%
- 総合スコア
- 82.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4848 |
| 業種 | サービス業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.50% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 63.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 82.0 |
| 連続増配 | 12年 |
| 非減配 | 12年 |
| 配当性向 | 46.04% |
| PER / PBR | 12.20 / 1.90 |
| ROE | 15.55% |
| DOE(株主資本配当率) | 7.13%(業種中央値 3.88%) |
フルキャストホールディングスはサービス業に属し、時価総額は約588億円です。直近の最終年度(2025年)のROEは15.55%、営業利益率は10.25%で、収益力は高い水準にあります。自己資本比率は56.47%と厚みがあり、売上高成長率は12.65%でした。一方でEPS成長率は-12.28%と、売上の伸びが利益に届いていません。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.90% | 3.57% | 1.63% |
| 3年 | 5.90% | 4.13% | 3.32% |
| 1年 | 4.34% | 3.89% | 3.32% |
| 現在 | 3.50% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/12 | 21.00円 | 31.86% | 66円 |
| 17/12 | 26.00円 | 32.97% | 79円 |
| 18/12 | 32.00円 | 36.41% | 88円 |
| 19/12 | 40.00円 | 32.11% | 125円 |
| 20/12 | 41.00円 | 36.71% | 112円 |
| 21/12 | 44.00円 | 32.04% | 137円 |
| 22/12 | 58.00円 | 31.67% | 183円 |
| 23/12 | 61.00円 | 37.00% | 165円 |
| 24/12 | 62.00円 | 39.75% | 156円 |
| 25/12 | 63.00円 | 46.04% | 137円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは7.13%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線は月ごとの配当利回りで、水平線が5年の最高・平均・最低です。2024年3月と5月に4.75%まで上がったあと、2026年8月は3.39%、9月は3.50%まで下がりました。5年平均の3.57%を、いまは少し下回っています。
棒は5年・3年・1年それぞれの最高・平均・最低の利回りです。平均は5年が3.57%、3年が4.13%、1年が3.89%で、3年間がもっとも高く出ています。1年の最低は3.32%で、現在の3.50%はその少し上です。
棒は年度ごとの配当金で、株式分割の影響を調整した値です。2016年の21円から2025年の63円まで、10年で3倍になりました。2013年以降は減配がなく、棒が右へ向かって高くなっています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.50%です。5年平均の3.57%とほぼ同じ位置にあり、直近1年の平均3.89%よりは低めです。5年間の最高は5.90%、最低は1.63%でした。
増配は12年連続で、最後に減配したのは2013年です。1株当たり配当は2013年の14円から2025年の63円へ伸びました。
DOE(株主資本に対する配当の割合。減配しにくさの目安)は7.13%で、業種中央値の3.88%、全国目安の2〜4%をどちらも上回ります。配当性向は46.04%で、2022年の31.67%から上昇傾向です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 15.55% |
| ROA | 8.27% |
| DOE | 7.13% |
| 自己資本比率 | 56.47% |
| EPS / BPS | 137 / 878 |
| 収益性スコア | 1.77 |
| 還元スコア | 1.42 |
| 割安スコア | 0.99 |
ROEは15.55%で業種中央値の8.57%を大きく上回り、ROAも8.27%と中央値4.31%の約2倍です。営業利益率は10.25%で、中央値6.46%より高い水準です。
EPSは2022年の183.14円をピークに、2023年164.86円、2024年155.97円、2025年136.84円と3期連続で下がりました。売上高は伸びていますが、1株利益は縮んでいます。
自己資本比率は56.47%で、財務の土台は安定しています。ただしフリーキャッシュフローは約-46.8億円のマイナスでした。配当を利益で賄えているかとあわせて、今後の推移を見ておく必要があります。
4. 割安度
PERは12.2倍で、業種中央値の15.9倍を下回ります。PBRは1.90倍で、中央値1.57倍より高めです。利益面では低く、純資産面では高い、という並びになっています。
配当利回りは現在3.50%で、5年平均の3.57%に対して0.98倍です。5年平均とほぼ同水準で、極端な偏りはありません。
この章の数値は割安度の目安であり、売買を推奨するものではありません。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1826円(利回り3.50%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1793円(利回り3.57%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1085円(利回り5.90%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 3926円(利回り1.63%) |
いまの株価は1793円(5年平均利回り水準)と3926円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約1.8%下がる計算です。
線は株価と、過去の利回りに戻る株価の水準を結んだものです。現在の株価1826円は、5年平均利回りに戻る株価1792.7円を1.8%上回ります。5年最低利回りに戻る株価は3926.4円、5年最高利回りに戻る株価は1084.7円です。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 82.0)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
スコア上の区分は「対象外」で、総合スコアは82.0です。理由は、フリーキャッシュフローがマイナスだったことにあります。
一方で、加点要素は4つ並びます。ROE10%以上の高収益、10年連続増配、利回り3%以上、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上の還元姿勢です。12年連続増配という実績と、財務面の弱点が同居している銘柄だと私は読みます。
あなたが確認したいのは、EPSが3期連続で下がるなか、配当性向が31.67%(2022年)から46.04%(2025年)へ上がっている点です。フリーキャッシュフローの改善と1株利益の回復が続くかどうかを、決算ごとに追ってください。異常値は検出されていません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
フルキャストホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.50%で、過去5年平均の3.57%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
12年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また12年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約46%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2013年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

