【16年連続増配】ユー・エス・エス(4732)配当分析|利回り3.22%・16年連続増配

4732 ユー・エス・エス

中立
配当利回り
3.22%
配当性向
62%
DOE
12.23%
総合スコア
100.0pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4732
業種サービス業
配当利回り(株価ベース)3.22%
1株配当(最新期・分割調整済)54.70円
総合判定中立
総合スコア100.0
連続増配16年
非減配16年
配当性向61.61%
PER / PBR18.65 / 3.71
ROE19.77%
DOE(株主資本配当率)12.23%(業種中央値 3.88%)

ユー・エス・エスはサービス業に属し、決算期は3月です。時価総額は約7,848億円で、直近の2026年度は売上高が前年比9.45%、EPSが12.88%伸びました。

目を引くのは営業利益率の52.56%です。業種中央値は6.46%ですから、桁が違います。ROEも19.77%と中央値の8.57%を大きく上回り、少ない元手で効率よく稼ぐ体質が数字に出ています。

配当は2026年度に1株あたり54.7円(分割調整後)で、利回りは3.22%です。16年連続で増配を続けています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年4.64%3.46%2.78%
3年4.36%3.35%2.78%
1年3.50%3.20%2.84%
現在3.22%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0323.20円51.54%45円
18/0323.90円50.01%48円
19/0325.20円50.13%50円
20/0327.70円67.20%41円
21/0327.75円—%—円
22/0333.10円55.26%60円
23/0333.75円55.02%61円
24/0337.70円110.43%34円
25/0343.40円55.18%79円
26/0354.70円61.61%89円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは12.23%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 2.50 3.00 3.50 4.00 4.50 5.00 5年最大 4.64 5年平均 3.46 5年最小 2.78 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 3.22

折れ線は月ごとの配当利回りで、水準線は5年の最高・平均・最低です。2021年11月の4.64%を頂点に、おおむね3%台で推移してきました。2026年7月に2.90%まで下がり、9月は3.22%と5年平均3.46%を下回っています。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 5年 最大: 4.64 4.64 5年 平均: 3.46 3.46 5年 最小: 2.78 2.78 5年 3年 最大: 4.36 4.36 3年 平均: 3.35 3.35 3年 最小: 2.78 2.78 3年 1年 最大: 3.50 3.50 1年 平均: 3.20 3.20 1年 最小: 2.84 2.84 1年 現在 3.22 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最高・平均・最低を並べた棒グラフです。期間が短いほど幅が狭くなり、最高は4.64%、4.36%、3.5%と下がっています。平均は3.46%、3.35%、3.20%で、現在の3.22%は1年平均とほぼ同じ位置です。

0.00 20.00 40.00 60.00 80.00 2017 2017年 23.20円 2018 2018年 23.90円 2019 2019年 25.20円 2020 2020年 27.70円 2021 2021年 27.75円 2022 2022年 33.10円 2023 2023年 33.75円 2024 2024年 37.70円 2025 2025年 43.40円 2026 2026年 54.70円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整してそろえた棒グラフです。2017年の23.2円から2026年の54.7円まで、毎年棒が高くなっています。2025年の43.4円から2026年は54.7円へ、1年で11.3円積み上がりました。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.22%です。過去5年では最高4.64%、平均3.46%、最低2.78%の範囲で動いてきました。現在値は平均より0.24ポイント低く、直近1年の平均3.20%とはほぼ同じ水準です。

増配は16年連続、非減配も16年連続で、最後の減配は2010年でした。調整後の1株配当は2016年の20.4円から2026年の54.7円へ、10年で約2.7倍に伸びています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率、純資産に対してどれだけ配当を出しているかを示す指標)は12.23%です。業種中央値は3.88%、全国の目安は2〜4%ですから、いずれも大きく上回ります。配当性向は61.61%で、利益の6割強を株主に回している計算になります。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE19.77%
ROA15.31%
DOE12.23%
自己資本比率78.10%
EPS / BPS89 / 446
収益性スコア4.67
還元スコア1.96
割安スコア1.77

収益性は業種水準を大きく超えています。ROEは19.77%(業種中央値8.57%)、ROAは15.31%(同4.31%)、営業利益率は52.56%(同6.46%)です。自己資本比率は78.10%と厚く、フリーキャッシュフローは約226億円のプラスでした。

成長も続いています。2026年度の売上高は前年比9.45%増、EPSは12.88%増の88.78円です。EPSは2025年度の78.65円から伸び、2024年度の34.14円からは大きく戻しました。

その2024年度は配当性向が110.43%に跳ね上がっています。EPSが落ちた年で、配当は37.7円と増配を保ちました。翌2025年度は55.18%、2026年度は61.61%に収まっています。

4. 割安度

PERは18.65倍で、業種中央値の15.9倍より高めです。PBRは3.71倍で、中央値1.57倍の2倍を超えます。ROE19.77%の高収益が、この水準の評価につながっていると読めます。

利回りで見ると、現在の3.22%は5年平均3.46%を下回ります。自社の平均利回りに対する比率は0.93です。スコアリングでは「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」と整理され、割安度の区分は中立でした。

PBRと利回りが業種や過去平均と離れているため、割安度の面では目立つ材料が少ない銘柄です。一方で、収益性と配当の積み上げはその分をデータで裏づけています。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1794円(利回り3.22%)
5年平均利回りに戻る株価1668円(利回り3.46%)
5年最高利回り時の株価1244円(利回り4.64%)
5年最低利回り時の株価2076円(利回り2.78%)

いまの株価は1668円(5年平均利回り水準)と2076円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約7.0%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 500 1,000 1,500 2,000 2,500 5年最低利回り水準 2,076 5年平均利回り水準 1,668 5年最高利回り水準 1,244 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1,794

5年平均利回り3.46%に対応する株価は1,667.6円、5年最低利回り2.78%に対応する株価は2,075.5円です。現在の株価1,794円はこの2本の線のあいだにあり、年間配当57.7円をもとに計算しています。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 100.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

スコアリングの区分は「中立」です。割安スコアは1.766にとどまり、「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」が根拠に挙がりました。利回りは5年平均を下回り、PERもPBRも業種中央値より高い位置にあります。

加点は4項目あります。ROE10%以上の高収益、10年連続増配、利回り3%以上、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上の還元姿勢です。収益性スコアは4.666、還元スコアは1.96で、注意に分類された項目はありません。異常値も検出されていません。

配当の面では、16年連続増配と2010年以降の減配なしが実績として残っています。2024年度に配当性向が110.43%まで上がった点は、EPSの振れが配当余力に響く場面があったことを示します。あなたが見るなら、利益の安定と配当性向の推移を決算ごとに追うのが具体的な確認点です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

ユー・エス・エスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.22%で、過去5年平均の3.46%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

16年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また16年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約62%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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