【13年連続増配】日清製粉グループ本社(2002)配当分析|利回り2.90%・13年連続増配

2002 日清製粉グループ本社

中立
配当利回り
2.90%
配当性向
53%
DOE
3.30%
総合スコア
61.8pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード2002
業種食料品
配当利回り(株価ベース)2.90%
1株配当(最新期・分割調整済)60.00円
総合判定中立
総合スコア61.8
連続増配13年
非減配15年
配当性向52.94%
PER / PBR18.49 / 1.13
ROE6.26%
DOE(株主資本配当率)3.30%(業種中央値 2.35%)

日清製粉グループ本社は食料品セクターに属する銘柄です。自己資本比率は63.37%と高く、財務の土台はかなり厚いです。一方でROEは6.26%、営業利益率は5.40%にとどまり、収益性は業種のROE中央値6.67%にわずかに届いていません。時価総額は約5,912億円、EPSは113.33円、BPSは1,848.36円です。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年3.67%2.92%2.12%
3年3.67%3.05%2.12%
1年3.50%3.11%2.76%
現在2.90%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0326.00円40.31%64円
18/0329.00円40.58%71円
19/0332.00円42.68%75円
20/0334.00円45.09%75円
21/0337.00円57.86%64円
22/0339.00円66.24%59円
23/0340.00円—%—円
24/0345.00円42.16%107円
25/0355.00円46.88%117円
26/0360.00円52.94%113円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.30%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.35%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 5年最大 3.67 5年平均 2.92 5年最小 2.12 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 2.90

このグラフは配当利回りの月次推移に、5年間の平均・最大・最小の水準線を重ねたものです。いまの利回りは2.90%で、5年平均の2.92%とほぼ同じ位置にあります。過去5年の最高は3.67%で、そこから見るといまは平均的な水準です。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 5年 最大: 3.67 3.67 5年 平均: 2.92 2.92 5年 最小: 2.12 2.12 5年 3年 最大: 3.67 3.67 3年 平均: 3.05 3.05 3年 最小: 2.12 2.12 3年 1年 最大: 3.50 3.50 1年 平均: 3.11 3.11 1年 最小: 2.76 2.76 1年 現在 2.90 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒グラフで比べたものです。直近1年の平均は3.11%で、5年平均の2.92%より高めに出ています。ここ1年は利回りの面で条件の良い時期が続いていたことが読み取れます。

0.00 20.00 40.00 60.00 80.00 2017 2017年 26.00円 2018 2018年 29.00円 2019 2019年 32.00円 2020 2020年 34.00円 2021 2021年 37.00円 2022 2022年 39.00円 2023 2023年 40.00円 2024 2024年 45.00円 2025 2025年 55.00円 2026 2026年 60.00円

年度ごとの配当金額(分割調整済み)を棒グラフで示しています。棒は右肩上がりで、13年連続の増配が形になって見えます。2011年を最後に減配はなく、積み上げの姿勢が続いています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りはいまの株価で2.90%、5年平均の2.92%とほぼ並びます。過去5年のレンジは2.12%〜3.67%で、今の水準はその中間あたりに位置します。増配は13年連続、非減配は15年続いており、最後に配当を下げたのは2011年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。DOEは3.30%で、業種中央値の2.35%を上回り、全国目安とされる2〜4%のレンジの中でも高めに位置します。配当性向は52.94%です。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE6.26%
ROA3.84%
DOE3.30%
自己資本比率63.37%
EPS / BPS113 / 1848
収益性スコア1.11
還元スコア1.17
割安スコア1.00

収益性を業種内で見ると、ROEは6.26%で中央値6.67%をわずかに下回り、ROAは3.84%で中央値3.86%とほぼ同水準です。営業利益率は5.40%で、中央値3.89%を上回っています。自己資本比率は63.37%と高く、財務の安定性は業種内でも際立ちます。フリーキャッシュフローは366.46億円を確保している一方、売上成長率は1.59%、EPS成長率は-3.41%と、直近の増収増益ペースはやや鈍っています。

4. 割安度

PERは18.49倍、PBRは1.13倍で、業種のPBR中央値1.13倍とほぼ同じ水準です。株価指標だけを見ると、突出した割安感がある場面ではありません。配当利回りは2.90%で、自社の5年平均2.92%よりわずかに低く、利回り面でも特に有利な水準とは言えません。配当性向は52.94%です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2066円(利回り2.90%)
5年平均利回りに戻る株価2055円(利回り2.92%)
5年最高利回り時の株価1635円(利回り3.67%)
5年最低利回り時の株価2830円(利回り2.12%)

いまの株価は2055円(5年平均利回り水準)と2830円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約0.5%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 5年最低利回り水準 2,830 5年平均利回り水準 2,055 5年最高利回り水準 1,635 21/08 22/08 23/08 24/08 25/08 26/08 2,066

株価の推移に、過去の利回り水準から算出した価格ラインを重ねたグラフです。現在株価は2,066円で、5年平均利回りに相当する2,054.8円のラインに近い位置にあります。5年間で最も利回りが低かった時の水準2,830.2円までは、まだ差があります。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 61.8)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは61.8点で、判定は中立です。還元スコアは1.173、収益性スコアは1.107とプラスに働く一方、割安スコアは1.0にとどまり、自社利回り比は0.99です。判定根拠として挙げられているのは、割安感が乏しいことと自社平均より利回りが低いことです。加点材料としては連続増配の実績と、DOEが業種平均を上回る還元姿勢の良さが評価されています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

日清製粉グループ本社の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.90%で、過去5年平均の2.92%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

13年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約53%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2011年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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