5714 DOWAホールディングス
割安寄り- 配当利回り
- 4.42%
- 配当性向
- 35%
- DOE
- 4.78%
- 総合スコア
- 73.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5714 |
| 業種 | 非鉄金属 |
| 配当利回り(株価ベース) | 4.42% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 368.00円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 73.2 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 17年 |
| 配当性向 | 35.05% |
| PER / PBR | 8.32 / 1.13 |
| ROE | 14.03% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.78%(業種中央値 3.22%) |
DOWAホールディングスは非鉄金属セクターに属し、決算期は3月です。時価総額は約5,415億円で、PERは8.32倍、PBRは1.13倍。直近の自己資本比率は59.74%と、資本の厚みがあります。配当を受け取る側の私たちにとっては、業績と財務がどの水準にあるかが出発点になります。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 9.73% | 3.90% | 2.40% |
| 3年 | 9.73% | 4.43% | 2.55% |
| 1年 | 7.04% | 4.47% | 3.16% |
| 現在 | 4.42% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 90.00円 | 20.36% | 442円 |
| 18/03 | 90.00円 | 21.57% | 417円 |
| 19/03 | 90.00円 | 35.54% | 253円 |
| 20/03 | 90.00円 | 30.62% | 294円 |
| 21/03 | 95.00円 | 25.78% | 368円 |
| 22/03 | 130.00円 | 15.16% | 858円 |
| 23/03 | 130.00円 | 30.90% | 421円 |
| 24/03 | 130.00円 | 27.78% | 468円 |
| 25/03 | 150.00円 | 32.92% | 456円 |
| 26/03 | 368.00円 | 35.05% | 1050円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.78%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.22%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを折れ線で並べ、5年の最大・平均・最小を水準線で示したグラフです。線が高いほど、株価に対する配当の割合が大きい時期を指します。この銘柄は2025年4月に8.37%まで上がり、その後は下がって、2026年10月は4.42%。5年平均の3.90%を少し上回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で比べたグラフです。期間が短いほど、足元の水準に近い姿が見えます。平均は5年が3.90%、3年が4.43%、1年が4.47%で、期間が短いほど高くなっています。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で並べた棒グラフです。右へ進むほど新しい年度になります。2017年から2020年は90円で横ばい、2021年は95円、2022年から2024年は130円、2025年は150円、2026年は368円。直近の伸びが目立ちます。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは4.42%です。5年平均の3.90%を上回り、直近1年の平均4.47%とほぼ同じ水準にあります。5年間の最高は9.73%、最低は2.40%でした。
減配の最後は2009年で、非減配は17年続いています。増配は2年連続です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配しにくさを測るDOE(株主資本配当率)は4.78%で、業種中央値の3.22%を上回ります。全国の目安である2〜4%も超えています。配当性向は35.05%。利益の3分の1ほどを配当に回している計算です。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 14.03% |
| ROA | 7.86% |
| DOE | 4.78% |
| 自己資本比率 | 59.74% |
| EPS / BPS | 1050 / 7702 |
| 収益性スコア | 1.41 |
| 還元スコア | 1.24 |
| 割安スコア | 0.91 |
ROEは14.03%で、業種中央値9.01%を大きく超えます。ROAも7.86%と、中央値3.97%の約2倍です。一方で営業利益率は4.59%にとどまり、中央値6.50%には届きません。
1株利益(EPS)は2025年度の455.65円から2026年度に1,049.93円へ伸びました。EPS成長率は130.43%、売上高成長率は9.83%です。EPSは年度ごとの振れ幅が大きく、2014年の1,968.50円から2016年の368.70円まで下がった時期もあります。
自己資本比率は59.74%、フリーキャッシュフローは約174億円。財務の土台は安定しています。
4. 割安度
PERは8.32倍、PBRは1.13倍です。PBRは業種中央値の1.25倍を下回ります。ただしPERの低さは、2026年度に倍増したEPSを土台にした数字だと押さえてください。
利回りで見ると、いまの4.42%は5年平均3.90%の1.13倍です。株価は8,330円。年間配当368円を5年平均利回りで割り戻すと約9,436円で、現在の株価との差は13.3%になります。売買の判断材料ではなく、過去の利回り水準との位置関係を示す数字です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 8330円(利回り4.42%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 9436円(利回り3.90%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3782円(利回り9.73%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 15333円(利回り2.40%) |
いまの株価は9436円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価の推移に、利回りが5年平均へ戻る株価の線を重ねたグラフです。売買を推奨するものではありません。現在の株価は8,330円、年間配当368円を5年平均利回りで割り戻した株価は約9,436円で、差は13.3%です。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 73.2)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは73.2点、割安度区分は「割安寄り」です。収益性スコア1.414と還元スコア1.241が点を押し上げ、割安スコアは0.91にとどまります。注意事項の記載はありません。
配当の土台は、2009年を最後に減配がない17年の非減配です。2023年度にEPSが857.52円から420.71円へ落ちた年も、配当は130円を据え置きました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
相反するシグナルもあります。PER8.32倍の低さも配当性向35.05%の余裕も、2026年度に1,049.93円へ跳ねたEPSが前提で、このEPSは2014年度の1,968.50円から2016年度の368.70円へ落ちた過去を持ちます。ROE14.03%は業種中央値9.01%を上回る一方、営業利益率4.59%は中央値6.50%に届きません。本業の利幅より利益の振れが指標を押し上げている面は残り、あなたが決算で確かめたいのは、2025年度の455.65円に近い利益水準でも年間配当368円とDOE4.78%が保たれるかどうかで、ここが低PERの実態とバリュートラップの境目になります。
6. よくある質問
DOWAホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは4.42%で、過去5年平均の3.90%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また17年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約35%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2009年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

