【高配当】DOWA(5714)配当分析|利回り4.03%・2年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

DOWAホールディングス(5714)は非鉄金属セクターの企業です。配当の全体像を数字から確認します。

項目
銘柄コード 5714
業種 非鉄金属
配当利回り(株価ベース) 4.03%
1株配当(最新期・分割調整済) 368.00円
総合判定 割安寄り
総合スコア 72.2
連続増配 2年
非減配 4年
配当性向 35.05%
PER / PBR 8.32 / 1.13
ROE 14.03%
DOE(株主資本配当率) 4.78%(業種中央値 3.22%)

DOWAホールディングス(5714)は非鉄金属に属する。製錬・環境リサイクルなどを手がける。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を追います。

期間 最大 平均 最小
5年 9.73% 3.87% 2.40%
3年 9.73% 4.36% 2.55%
1年 7.74% 5.09% 3.16%
現在 4.03%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 130.00円 15.16% 858円
2023年3月期 130.00円 30.90% 421円
2024年3月期 130.00円 27.78% 468円
2025年3月期 150.00円 32.92% 456円
2026年3月期 368.00円 35.05% 1050円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.78%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.22%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは4.03%で、5年平均3.87%を少し上回る。線が高いほど過去比で株価が安い局面を示す。5年間の最高は9.73%だった。

直近1年の平均利回りは5.09%と、5年平均3.87%より高い。ここ1年は利回りが高めに推移した。

分割調整済み配当ベースで2年連続の増配。直近期は前年から大きく伸びた。配当性向35.1%と利益に対する余裕は残る。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは4.03%で、5年平均3.87%をやや上回る。過去5年のレンジは2.40〜9.73%と振れ幅が大きい。分割調整済み配当ベースで2年連続増配、非減配は4年。直近期の1株配当は前年から大きく伸び、配当性向は35.1%にとどまる。利益に対する余裕は残っている。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を見ます。

指標
ROE 14.03%
ROA 7.86%
DOE 4.78%
自己資本比率 59.74%
EPS / BPS 1050 / 7702
収益性スコア 1.41
還元スコア 1.24
割安スコア 0.91

ROEは14.0%で業種中央値9.0%を上回る。自己資本比率59.7%、配当性向35.1%、EPSは1049.8円。DOEは4.78%と業種中央値3.22%より高い。フリーキャッシュフローはプラス(約173億円)。

4. 割安度

自社利回り比(sy)は1.04で、いまの利回りは自社の過去平均と同程度。割安度の区分は割安寄り。PBRは1.13倍で業種中央値1.24倍を下回る。利回りが5年平均に戻る水準まで株価が動くとすれば、あと約4%高い位置が目安になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 9137円(利回り4.03%)
5年平均利回りに戻る株価 9509円(利回り3.87%)
5年最高利回り時の株価 3782円(利回り9.73%)
5年最低利回り時の株価 15333円(利回り2.40%)

いまの株価は9509円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価は9137円。利回りが5年平均に戻る水準はこれより上にあり、過去5年のレンジでは利回りが高め=株価が安めの側にある。

5. 総合判断

総合判定: 割安寄り(スコア 72.2)

収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 利回り4%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合区分は割安寄り。ROE10%超の高収益、利回り4%超、DOEが業種平均以上という点が評価される。振れ幅の大きい市況型の利回りである点は、履歴のレンジと合わせて確認したい。

6. よくある質問

DOWAホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.03%で、過去5年平均の3.87%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約35%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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