【高配当】ブラザー工業(6448)配当分析|利回り2.19%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ブラザー工業(6448)は電気機器セクターの企業。プリンタを主力に、ミシンや工作機械まで手がける。

項目
銘柄コード 6448
業種 電気機器
配当利回り(株価ベース) 2.19%
1株配当(最新期・分割調整済) 100.00円
総合判定 中立
総合スコア 62.4
連続増配 0年
非減配 4年
配当性向 37.30%
PER / PBR 10.70 / 0.94
ROE 9.30%
DOE(株主資本配当率) 3.31%(業種中央値 2.74%)

ブラザー工業(6448)は電気機器に属する多角化メーカー。プリンタ関連を柱に、直近本決算はROE9.3%、営業利益率8.7%。EPSは前期比25%増。自己資本比率は74.9%と非常に厚く、財務の安全度は高い。株価はPBR0.94倍と純資産を下回る水準にある。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、配当の推移を確認する。

期間 最大 平均 最小
5年 4.76% 3.63% 2.19%
3年 4.66% 3.67% 2.19%
1年 4.18% 3.31% 2.19%
現在 2.19%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 64.00円 27.25% 235円
2023年3月期 68.00円 44.54% 153円
2024年3月期 84.00円 67.85% 124円
2025年3月期 100.00円 46.67% 214円
2026年3月期 100.00円 37.30% 268円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.31%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

現在の利回りは2.19%で、5年平均の3.63%を下回る。これは過去5年の最低水準に並ぶ。5年間の最高は4.76%だった。

直近1年の平均利回り3.31%は、5年平均3.63%より低め。

1株配当は長期で増加基調。直近2026年3月期は前期と同じ100円で、連続増配はいったん止まった。棒グラフで推移を確認してほしい。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは2.19%で、これは過去5年の最低水準に並ぶ。5年平均3.63%を下回る。1株配当は長期で右肩上がりに増え、直近2026年3月期は前期と同じ100円。連続増配は途切れたが、非減配は4年続く。配当性向は37.3%。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を見る。

指標
ROE 9.30%
ROA 6.64%
DOE 3.31%
自己資本比率 74.92%
EPS / BPS 268 / 3067
収益性スコア 1.36
還元スコア 1.10
割安スコア 0.90

ROEは9.3%、自己資本比率は74.9%と高い。EPSは268円、配当性向は37.3%。営業利益率8.7%、フリーキャッシュフローは680億円のプラス。厚い自己資本と安定したキャッシュ創出が配当を支える。

4. 割安度

PERは11倍、PBRは0.94倍。割安度の区分は中立。自社利回り比は0.60で、現在利回りは自社平均を下回る。配当が一定なら、利回りが5年平均の3.63%へ戻るには株価が約40%下がる計算になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 4561円(利回り2.19%)
5年平均利回りに戻る株価 2755円(利回り3.63%)
5年最高利回り時の株価 2101円(利回り4.76%)
5年最低利回り時の株価 4566円(利回り2.19%)

いまの株価は2755円(5年平均利回り水準)と4566円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約39.6%下がる計算です。

配当が一定なら、利回りが5年平均の3.63%へ戻るには株価が約40%下がる計算になる。過去5年の利回りレンジの内側にある。本記事は売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 62.4)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

割安度の区分は中立。厚い自己資本、PBR1倍割れ、非減配4年が評価点。現在の利回りは過去5年で最も低い水準に並び、自社平均を下回る位置にある。

6. よくある質問

ブラザー工業の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.19%で、過去5年平均の3.63%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約37%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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