【高配当】日清製粉グループ本社(2002)配当分析|利回り3.00%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

日清製粉グループ本社(2002)は食料品セクターの企業です。配当の全体像を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 2002
業種 食料品
配当利回り(株価ベース) 3.00%
1株配当(最新期・分割調整済) 60.00円
総合判定 中立
総合スコア 60.2
連続増配 4年
非減配 4年
配当性向 52.94%
PER / PBR 18.49 / 1.13
ROE 6.26%
DOE(株主資本配当率) 3.30%(業種中央値 2.35%)

日清製粉グループ本社(2002)は食料品に属する。製粉を軸に食品・加工事業を持つ。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を確認します。

期間 最大 平均 最小
5年 3.67% 2.91% 2.12%
3年 3.67% 3.04% 2.12%
1年 3.53% 3.13% 2.76%
現在 3.00%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 39.00円 66.24% 59円
2023年3月期 40.00円 —% —円
2024年3月期 45.00円 42.16% 107円
2025年3月期 55.00円 46.88% 117円
2026年3月期 60.00円 52.94% 113円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.30%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.35%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは3.00%で、5年平均2.91%とほぼ重なる。過去5年の最高は3.67%、最低は2.12%と振れは小さめ。

直近1年の平均利回りは3.13%で、5年平均2.91%をわずかに上回る程度。水準は安定している。

分割調整済み配当ベースで4年連続の増配。棒グラフは緩やかな右肩上がり。配当性向は52.9%。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは3.00%で、5年平均2.91%とほぼ同じ。過去5年は2.12〜3.67%の範囲で推移した。分割調整済み配当ベースで4年連続増配、非減配も4年。配当性向は52.9%で、利益の半分強を配当に充てている。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を見ます。

指標
ROE 6.26%
ROA 3.84%
DOE 3.30%
自己資本比率 63.37%
EPS / BPS 113 / 1848
収益性スコア 1.11
還元スコア 1.17
割安スコア 1.00

ROEは6.3%で業種中央値6.7%と近い。自己資本比率63.4%と財務は厚い。EPSは113.3円、配当性向52.9%。DOEは3.30%で業種中央値2.35%を上回る。フリーキャッシュフローはプラス(約366億円)。

4. 割安度

自社利回り比(sy)は1.03で、いまの利回りは自社の過去平均並み。割安度の区分は中立。PBRは1.13倍で業種中央値とほぼ同水準。利回りが5年平均に戻るには株価が約3%高い水準が目安になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2001円(利回り3.00%)
5年平均利回りに戻る株価 2062円(利回り2.91%)
5年最高利回り時の株価 1635円(利回り3.67%)
5年最低利回り時の株価 2830円(利回り2.12%)

いまの株価は2062円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価は2001円。利回りが5年平均に戻る水準はこれより少し上で、過去5年のレンジでは中央付近にある。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 60.2)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ 3年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合区分は中立。3年連続増配、利回り3%以上、DOEが業種平均以上という還元姿勢が評価される。利回り・PBRとも過去平均や業種中央値に近く、際立った偏りは小さい。

6. よくある質問

日清製粉グループ本社の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.00%で、過去5年平均の2.91%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約53%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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