【高配当】ユー・エス・エス(4732)配当分析|利回り2.75%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ユー・エス・エス(4732)はサービス業セクターの企業です。配当の全体像を数字で確認します。

項目
銘柄コード 4732
業種 サービス業
配当利回り(株価ベース) 2.75%
1株配当(最新期・分割調整済) 54.70円
総合判定 中立
総合スコア 100.0
連続増配 4年
非減配 4年
配当性向 61.61%
PER / PBR 18.65 / 3.71
ROE 19.77%
DOE(株主資本配当率) 12.23%(業種中央値 3.88%)

ユー・エス・エス(4732)はサービス業に属する。中古車オークション会場の運営を主力とする。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。

期間 最大 平均 最小
5年 4.29% 2.50% 1.37%
3年 4.29% 2.96% 1.37%
1年 3.39% 3.12% 2.65%
現在 2.75%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 16.55円 55.26% 30円
2023年3月期 16.88円 55.02% 31円
2024年3月期 18.85円 110.43% 17円
2025年3月期 43.40円 55.18% 79円
2026年3月期 54.70円 61.61% 89円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは12.23%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは2.75%で、5年平均2.50%を少し上回る。過去5年の最高は4.29%、最低は1.37%。

直近1年の平均利回りは3.12%で、5年平均2.50%より高め。ここ1年は利回りが上向いた。

分割調整済み配当ベースで4年連続の増配。棒グラフは右肩上がり。配当性向61.6%。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは2.75%で、5年平均2.50%をやや上回る。過去5年は1.37〜4.29%で推移した。分割調整済み配当ベースで4年連続増配、非減配も4年。配当性向は61.6%と利益の6割前後を配当に回している。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を確認します。

指標
ROE 19.77%
ROA 15.31%
DOE 12.23%
自己資本比率 78.10%
EPS / BPS 89 / 446
収益性スコア 4.69
還元スコア 1.96
割安スコア 2.35

ROEは19.8%で業種中央値8.6%を大きく上回る。営業利益率は52.6%と高い。自己資本比率78.1%、EPSは88.8円、配当性向61.6%。DOEは12.23%で業種中央値3.88%を上回る。フリーキャッシュフローはプラス(約226億円)。

4. 割安度

自社利回り比(sy)は1.10で、いまの利回りは自社の過去平均をやや上回る。割安度の区分は中立。PBRは3.71倍で業種中央値1.58倍より高い。利回りが5年平均に戻るには株価が約10%高い水準が目安になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 1987円(利回り2.75%)
5年平均利回りに戻る株価 2188円(利回り2.50%)
5年最高利回り時の株価 1275円(利回り4.29%)
5年最低利回り時の株価 3993円(利回り1.37%)

いまの株価は2188円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価は1987円。利回りが5年平均に戻る水準はこれより上にあり、過去5年のレンジでは利回りがやや高めの側にある。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 100.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合区分は中立。ROE19.8%・営業利益率52.6%という高い収益性と、4年連続増配・高いDOEが評価される。一方でPBRは業種中央値より高く、株価は利益・資産に対して控えめには付いていない。

6. よくある質問

ユー・エス・エスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.75%で、過去5年平均の2.50%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約62%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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