【高配当】アイシン(7259)配当分析|利回り3.10%・2年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

アイシン(7259)は輸送用機器セクターの自動車部品大手。トヨタ系の主要サプライヤーで、PBRは1倍を下回る。

項目
銘柄コード 7259
業種 輸送用機器
配当利回り(株価ベース) 3.10%
1株配当(最新期・分割調整済) 70.00円
総合判定 中立
総合スコア 57.0
連続増配 2年
非減配 4年
配当性向 30.09%
PER / PBR 9.30 / 0.71
ROE 8.22%
DOE(株主資本配当率) 2.68%(業種中央値 2.15%)

アイシン(7259)は輸送用機器に属する自動車部品の大手。直近本決算はROE8.2%、営業利益率4.5%。EPSは前期比68.8%増と回復した。自己資本比率48.8%。株価は純資産を下回る水準(PBR0.71倍)にある。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配の記録を確認する。

期間 最大 平均 最小
5年 5.58% 3.96% 2.30%
3年 5.28% 3.39% 2.30%
1年 3.27% 2.82% 2.30%
現在 3.10%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 56.67円 32.28% 176円
2023年3月期 56.67円 121.63% 47円
2024年3月期 56.67円 50.46% 112円
2025年3月期 60.00円 87.08% 69円
2026年3月期 70.00円 30.09% 233円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.68%(業種中央値は2.15%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

現在の利回りは3.10%で、5年平均の3.96%を下回る。5年間の最高は5.58%だった。

直近1年の平均利回り2.82%は、5年平均3.96%より低め。

分割調整済みの1株配当は直近2年で増加。2025年の株式分割前後は調整後ベースで比べてほしい。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは3.10%。5年平均3.96%を下回る。分割調整済みの1株配当は直近で56.67円→60円→70円へ増え、連続増配は2年、非減配は4年。2025年に株式分割を実施しており、額面の1株配当を見る際は調整後ベースで比べたい。配当性向は30.1%。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を見る。

指標
ROE 8.22%
ROA 3.81%
DOE 2.68%
自己資本比率 48.77%
EPS / BPS 233 / 3037
収益性スコア 1.11
還元スコア 1.12
割安スコア 1.07

ROEは8.2%、自己資本比率は48.8%。EPSは233円、配当性向は30.1%。営業利益率は4.5%と自動車部品の標準的な水準。フリーキャッシュフローは2,989億円と厚い。PBRは0.71倍で、株価は解散価値を下回っている。

4. 割安度

PERは9.3倍、PBRは0.71倍。割安度の区分は中立。自社利回り比は0.78で、現在利回りは自社平均を下回る。配当が一定なら、利回りが5年平均の3.96%へ戻るには株価が約22%下がる計算になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2258円(利回り3.10%)
5年平均利回りに戻る株価 1768円(利回り3.96%)
5年最高利回り時の株価 1254円(利回り5.58%)
5年最低利回り時の株価 3044円(利回り2.30%)

いまの株価は1768円(5年平均利回り水準)と3044円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約21.7%下がる計算です。

配当が一定なら、利回りが5年平均の3.96%へ戻るには株価が約22%下がる計算になる。過去5年の利回りレンジの内側にある。本記事は売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 57.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

割安度の区分は中立。PBR1倍割れの株価水準、DOEの高さ、非減配4年が評価点。営業利益率は薄く、利回りは自社平均を下回る位置にある。

6. よくある質問

アイシンの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.10%で、過去5年平均の3.96%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約30%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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