1801 大成建設
- 配当利回り
- 2.42%
- 配当性向
- 30%
- DOE
- 5.35%
- 総合スコア
- 56.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1801 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.42% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 310.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 56.2 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 17年 |
| 配当性向 | 30.23% |
| PER / PBR | 15.70 / 2.77 |
| ROE | 17.98% |
| DOE(株主資本配当率) | 5.35%(業種中央値 3.74%) |
大成建設は売上高で国内上位に位置するゼネコンです。時価総額はおよそ2.6兆円。3月決算で、最新の2026年3月期はEPSが1,025.53円まで伸び、前期比で約50%増えました。売上高は3.0%減っていますが、採算の改善が利益を押し上げています。ROEは17.98%、営業利益率は9.00%と、建設業の中では収益性が高い部類です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.39% | 3.24% | 1.54% |
| 3年 | 5.39% | 3.01% | 1.54% |
| 1年 | 3.31% | 2.29% | 1.54% |
| 現在 | 2.42% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 100.00円 | 25.46% | 393円 |
| 18/03 | 125.00円 | 15.14% | 826円 |
| 19/03 | 130.00円 | 25.40% | 512円 |
| 20/03 | 130.00円 | 22.68% | 573円 |
| 21/03 | 130.00円 | 29.37% | 443円 |
| 22/03 | 130.00円 | 37.05% | 351円 |
| 23/03 | 130.00円 | 53.89% | 241円 |
| 24/03 | 130.00円 | 60.25% | 216円 |
| 25/03 | 210.00円 | 30.76% | 683円 |
| 26/03 | 310.00円 | 30.23% | 1025円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは5.35%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
折れ線は毎月の配当利回り、水平線は過去5年の最大・平均・最小です。いまは2.42%で、平均3.24%の線より下、最小1.54%に近い側にあります。2021年には4%台後半でしたが、株価が上がって利回りは下がってきました。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を棒で並べています。期間が短くなるほど平均が下がり、直近1年の平均は2.29%です。5年平均3.24%と比べて、最近は利回りが縮んでいます。
年度ごとの1株配当を分割調整ベースで示しています。2017年の100円から2026年は310円まで増えました。派手な増配ではありませんが、17年間減配がなく、維持と増額を続けています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.42%で、過去5年の平均3.24%を下回ります。株価が上がって利回りが薄まりました。2026年3月期の1株配当は分割調整ベースで310円と、前期210円から続けて増えています。配当性向は30.23%と低く、利益に対する配当の余裕は大きいです。減配は2009年が最後で、その後17年間は減配がありません。
DOE(純資産に対する配当の比率で、利益のブレに左右されにくい指標)は5.35%あり、建設業の中央値3.74%も全国的な目安の2〜4%も上回ります。会社が株主資本を基準に配当を組み立てている姿勢がうかがえます。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 17.98% |
| ROA | 6.26% |
| DOE | 5.35% |
| 自己資本比率 | 36.47% |
| EPS / BPS | 1026 / 5816 |
| 収益性スコア | 1.43 |
| 還元スコア | 1.22 |
| 割安スコア | 1.80 |
収益性は建設業の中で高い位置にあります。ROEは17.98%(中央値10.08%)、ROAは6.26%(中央値5.08%)、営業利益率は9.00%(中央値7.08%)。EPSは2024年3月期の215.77円から2026年3月期は1,025.47円まで戻りました。売上高は3.0%減ったものの、利益は回復しています。
一方で自己資本比率は36.47%と厚くはなく、2026年3月期のフリーキャッシュフローは約486億円のマイナスです。手元資金の面で余裕が大きいとは言えません。
4. 割安度
PERは15.7倍で、建設業の中央値13.15倍をやや上回ります。PBRは2.77倍と、中央値1.15倍から大きく離れています。配当利回りは2.42%で、自社の過去5年平均3.24%に対して0.75倍の水準です。指標の面では、同業やこの銘柄自身の過去と比べて株価が高いところにあります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 12805円(利回り2.42%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 9568円(利回り3.24%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 5751円(利回り5.39%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 20130円(利回り1.54%) |
いまの株価は9568円(5年平均利回り水準)と20130円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約25.3%下がる計算です。
折れ線は株価で、水平線は過去5年の利回りレンジに対応する株価です。9,568円は5年平均利回りに戻る株価、20,130円は5年で最も低かった利回りに対応する株価です。現在値12,805円はこのレンジの内側にあり、5年平均の水準まで下がるには今より25.3%低い株価が必要です。これは売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 56.2)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
スコアリングの判定は「対象外」です。総合スコアは56.2。ROEの高さ、17年の非減配、業種平均を超えるDOEは加点材料として拾われています。ただしフリーキャッシュフローがマイナスのため、除外条件に触れました。配当利回りは自社の過去5年平均の0.75倍で、過去と比べて株価が高い局面です。異常値の検出はありません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
大成建設の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.42%で、過去5年平均の3.24%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また17年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約30%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2009年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

