1925 大和ハウス工業
- 配当利回り
- 3.72%
- 配当性向
- 31%
- DOE
- 3.74%
- 総合スコア
- 66.8pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1925 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.72% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 175.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 66.8 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 5年 |
| 配当性向 | 30.89% |
| PER / PBR | 8.68 / 1.05 |
| ROE | 12.22% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.74%(業種中央値 3.74%) |
大和ハウス工業(1925)は建設業の大手で、時価総額はおよそ3.2兆円です。2026年3月期のROEは12.2%、営業利益率は11.0%と、建設業の中央値(ROE10.1%、営業利益率7.1%)を上回りました。1株利益は566円で、前期から10.2%伸びています。自己資本比率は35.9%、PBRは1.05倍です。配当は直近で5年連続の増配が続いています。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.09% | 3.97% | 3.06% |
| 3年 | 4.38% | 3.57% | 3.06% |
| 1年 | 4.18% | 3.55% | 3.13% |
| 現在 | 3.72% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 92.00円 | 30.25% | 304円 |
| 18/03 | 107.00円 | 30.07% | 356円 |
| 19/03 | 114.00円 | 31.91% | 357円 |
| 20/03 | 115.00円 | 32.69% | 352円 |
| 21/03 | 110.00円 | 39.03% | 282円 |
| 22/03 | 126.00円 | 36.65% | 344円 |
| 23/03 | 130.00円 | 27.71% | 469円 |
| 24/03 | 143.00円 | 31.28% | 457円 |
| 25/03 | 150.00円 | 29.18% | 514円 |
| 26/03 | 175.00円 | 30.89% | 567円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.74%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
配当利回りの推移です。折れ線が上に動くほど利回りが高く、株価が下がったか配当が増えた時期を示します。水準線は過去5年の最大5.09%・平均3.97%・最小3.06%です。現在値は3.72%で、平均線の下にあります。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小をならべた棒グラフです。期間が短いほど足元の傾向が出ます。5年平均3.97%に対して1年平均は3.55%で、直近の利回りは過去より低い位置にあります。
1株あたり配当金の年度推移です(株式分割を調整済み)。棒が右へ伸びるほど配当額が増えています。2017年の92円から2026年の175円まで積み上がり、5年連続の増配が続いています。2021年は調整後の基準で一度へこみます。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.72%です。過去5年の平均3.97%をやや下回り、レンジは3.06%から5.09%の間で動いてきました。直近1年の平均は3.55%で、株価の上昇にあわせて利回りは縮んでいます。配当そのものは5年連続で増えており、非減配も5年続いています。分割調整後の基準では2021年に一度減配の記録が残ります。配当性向は30.9%で、利益に対する配当の重さは軽めです。
DOE(株主資本配当率。純資産に対してどれだけ配当を出すかを示し、利益のブレに左右されにくい指標)は3.74%でした。建設業の中央値3.74%と同じ水準で、全国の目安である2〜4%(中央値3%前後)の上寄りに位置します。純資産を基準にした配当の出し方としては安定している部類です。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 12.22% |
| ROA | 4.17% |
| DOE | 3.74% |
| 自己資本比率 | 35.93% |
| EPS / BPS | 566 / 4677 |
| 収益性スコア | 1.20 |
| 還元スコア | 1.00 |
| 割安スコア | 0.81 |
収益力は建設業の中では高い部類です。ROEは12.2%で中央値10.1%を上回り、営業利益率11.0%も中央値7.1%を超えています。一方でROAは4.2%と、中央値5.1%を下回りました。総資産が大きく、資産効率の面では見劣りします。
1株利益は2012年3月期の57円から2026年3月期の566円まで伸びてきました。前期比の伸びは10.2%、売上高の伸びは2.6%です。自己資本比率は35.9%で、財務の余裕は中程度です。
気になるのはフリーキャッシュフローです。直近はマイナス約5,368億円で、営業で稼いだ現金を上回る投資が先行しています。配当性向は30.9%と利益に対しては軽いものの、手元資金の増減という面では負担が続いています。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
4. 割安度
PERは8.68倍で、建設業の中央値12.37倍より低い水準です。PBRは1.05倍で、中央値1.15倍をやや下回ります。利益と純資産のどちらで見ても、業種平均より控えめな評価です。
配当利回りで見ると3.72%で、自社の5年平均3.97%に対して0.94倍の位置にあります。過去5年のレンジ(3.06%〜5.09%)の中では真ん中よりやや低いあたりです。株価が上がって利回りが薄まっている状態で、5年平均の利回りに戻るには株価が下がる必要があります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 4709円(利回り3.72%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4408円(利回り3.97%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3438円(利回り5.09%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 5719円(利回り3.06%) |
いまの株価は4408円(5年平均利回り水準)と5719円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約6.4%下がる計算です。
株価の折れ線に、配当利回りから逆算した株価水準を重ねたグラフです。下の線4408円は5年平均利回りに戻る株価、上の線5719円は5年最低利回りに相当する株価を示します。さらに低い3438円は5年最高利回りの水準です。現在値は4709円で、下の線と上の線の間にあります。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 66.8)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
スクリーニングの判定は「対象外」です。総合スコアは66.8で、ROE12.2%の高い収益性、5年連続増配、利回り3%超、DOEが業種平均以上という4つの加点がついています。数字の並びは配当株として悪くありません。
対象外になった理由はフリーキャッシュフローのマイナスです。約5,368億円の資金流出が続いており、この機械的なフィルターに引っかかりました。これは売買の助言ではなく、条件による絞り込みの結果です。配当の持続性を自分で確かめるなら、投資キャッシュフローの中身と、それが将来の利益にどうつながるかを見ておくと判断しやすくなります。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
大和ハウス工業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.72%で、過去5年平均の3.97%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約31%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

