【高配当】三井住友トラストグループ(8309)配当分析|利回り2.69%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

三井住友トラストグループ(8309)は信託を軸とする大手金融グループです。配当の全体像を数字で見ます。

項目
銘柄コード 8309
業種 銀行業
配当利回り(株価ベース) 2.69%
1株配当(最新期・分割調整済) 185.00円
総合判定 中立
総合スコア 78.3
連続増配 4年
非減配 4年
配当性向 40.95%
PER / PBR 10.84 / 0.96
ROE 9.45%
DOE(株主資本配当率) 3.65%(業種中央値 1.76%)

三井住友トラストグループ(8309)は銀行業に属します。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理したものです。

2. 配当の魅力

利回りと増配の記録を確認します。

期間 最大 平均 最小
5年 6.50% 4.79% 2.69%
3年 6.46% 4.36% 2.69%
1年 4.95% 3.85% 2.69%
現在 2.69%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 85.00円 37.66% 226円
2023年3月期 105.00円 40.61% 259円
2024年3月期 110.00円 100.77% 109円
2025年3月期 155.00円 43.11% 360円
2026年3月期 185.00円 40.95% 452円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.65%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は1.76%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは2.69%で、5年平均の4.79%を大きく下回り、5年間の最低水準です。最高は6.50%でした。株価上昇が利回りを押し下げています。

直近1年の平均利回り(3.85%)も5年平均(4.79%)を下回ります。利回りは低下方向で推移しています。

1株配当は85円から185円へ4年連続で増加しています。棒グラフの伸びが増配の速さを示します。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回り2.69%、これは過去5年の最低水準にあたります。1株配当は85円から185円へと4年連続で増えており、増配のペースは速い部類です。株価が大きく上昇したため、増配が続いても利回りは5年レンジの下限まで下がっています。

3. 業績と財務の安定性

収益力と還元姿勢を押さえます。

指標
ROE 9.45%
ROA 0.39%
DOE 3.65%
自己資本比率 4.37%
EPS / BPS 452 / 5104
収益性スコア 1.47
還元スコア 1.53
割安スコア

ROEは9.5%、配当性向は40.9%で、利益に対する配当の余裕があります。DOEは3.65%と業種平均を上回ります。増配を続けながら配当性向を4割前後に保っている点が、還元と利益のバランスを示します。

4. 割安度

自社平均に対する利回り比(sy)は0.56と低く、株価の再評価が進んだことを映します。利回りが5年平均の4.79%へ戻るには株価が約44%下がる計算になります。総合判定は「中立」区分です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 6881円(利回り2.69%)
5年平均利回りに戻る株価 3862円(利回り4.79%)
5年最高利回り時の株価 2846円(利回り6.50%)
5年最低利回り時の株価 6877円(利回り2.69%)

いまの株価は6877円(5年最低利回り水準)を超えています。利回りは5年で最も低い側にあり、過去のレンジでは株価が高い位置です。

株価は5年平均利回り水準(約3862円)を大きく上回る位置にあります。利回りは5年レンジの下限付近です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 78.3)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

4年連続増配と余裕のある配当性向が土台です。一方で株価上昇により、現在の利回りは5年で最も低い位置にあります。

6. よくある質問

三井住友トラストグループの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.69%で、過去5年平均の4.79%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約41%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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