【配当分析】SCREEN(7735)配当分析|利回り1.16%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

SCREENホールディングス(7735)は電気機器の企業です。まず配当の全体像を数字で確認します。

項目
銘柄コード 7735
業種 電気機器
配当利回り(株価ベース) 1.16%
1株配当(最新期・分割調整済) 146.50円
総合判定 中立
総合スコア 61.6
連続増配 0年
非減配 0年
配当性向 60.21%
PER / PBR 18.40 / 3.48
ROE 20.28%
DOE(株主資本配当率) 5.73%(業種中央値 2.74%)

半導体製造装置のうち、洗浄装置で世界的なシェアを持つメーカーです。ディスプレイ・プリント基板向け装置も展開しています。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ていきます。下の表とグラフが手がかりです。

期間 最大 平均 最小
5年 5.30% 2.89% 0.75%
3年 3.77% 2.35% 0.75%
1年 2.79% 1.74% 0.75%
現在 1.16%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2017年3月期 21.75円 16.99% 128円
2018年3月期 27.50円 18.07% 152円
2019年3月期 24.25円 25.06% 97円
2020年3月期 7.50円 27.94% 27円
2021年3月期 16.25円 27.67% 59円
2022年3月期 73.25円 30.00% 244円
2023年3月期 91.25円 30.01% 304円
2024年3月期 111.75円 30.12% 371円
2025年3月期 154.00円 30.09% 512円
2026年3月期 146.50円 60.21% 243円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは5.73%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.74%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは1.16%で、5年平均の2.89%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている局面です。5年間の最高は5.30%でした。

直近1年の平均利回り1.74%は、5年平均2.89%より低めです。株価が上がって利回りが縮んでいます。

2026年に減配がありました。そこからの回復を棒グラフで確認してください。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 1.16% です。連続増配 0年、非減配 0年(分割調整済み配当ベース)。配当は業績連動色が強く、直近期は前期の154円から146.5円へと減配になりました。連続増配は途切れています。配当性向60.2%、DOE5.73%と株主還元の水準自体は高めです。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE 20.28%
ROA 12.74%
DOE 5.73%
自己資本比率 67.37%
EPS / BPS 487 / 2573
収益性スコア 2.90
還元スコア 1.44
割安スコア 3.34

ROE 20.28%、自己資本比率 67.37%、EPS 487円、配当性向 60.21%。ROE20.3%・営業利益率20.2%と収益性は高水準です。自己資本比率67.4%で財務も厚い。ただしEPSは前期比で半減しており、半導体市況の波が業績に強く出ています。

4. 割安度

PBR3.48倍は業種中央値1.04倍を上回ります。利回りは5年平均2.89%に対していまは1.16%と、過去レンジのなかでは低い側です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 12600円(利回り1.16%)
5年平均利回りに戻る株価 5069円(利回り2.89%)
5年最高利回り時の株価 2764円(利回り5.30%)
5年最低利回り時の株価 19533円(利回り0.75%)

いまの株価は5069円(5年平均利回り水準)と19533円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約59.8%下がる計算です。

利回りが5年平均の2.89%まで戻るには、株価が約60%下がる計算です(現値12600円 → 5069円)。いまの株価は過去5年の利回りで見て高い側にあります。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 61.6)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配

本システムの総合区分は 中立 です。総合スコアは中位で、区分は中立です。高収益ですが、直近の減配と割高感が評価を抑えています。

6. よくある質問

SCREENホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.16%で、過去5年平均の2.89%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約60%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2026年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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