【高配当】スズキ(7269)配当分析|利回り2.34%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

インドで稼ぐスズキの配当利回りと還元姿勢を、5年間の実績とともに確認します。

項目
銘柄コード 7269
業種 輸送用機器
配当利回り(株価ベース) 2.34%
1株配当(最新期・分割調整済) 46.00円
総合判定 中立
総合スコア 89.0
連続増配 4年
非減配 4年
配当性向 20.20%
PER / PBR 8.20 / 1.07
ROE 13.83%
DOE(株主資本配当率) 3.40%(業種中央値 2.15%)

スズキは軽自動車と二輪、そしてインドの四輪事業で稼ぐ輸送用機器メーカーです。インドの乗用車市場で高いシェアを握り、新興国の成長を業績に取り込んできました。小型車に集中した効率経営が特徴です。本レポートは、スズキ(7269/輸送用機器)の配当利回り・還元姿勢・財務指標を表とグラフで整理したものです。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を確認します。下の表とグラフが手がかりです。

期間 最大 平均 最小
5年 3.19% 2.36% 1.78%
3年 3.19% 2.35% 1.78%
1年 2.84% 2.26% 1.90%
現在 2.34%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 22.75円 27.56% 83円
2023年3月期 25.00円 21.97% 114円
2024年3月期 30.50円 74.44% 41円
2025年3月期 41.00円 19.01% 216円
2026年3月期 46.00円 20.20% 228円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.40%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.15%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

今の利回りは2.34%。過去5年の平均2.36%と比べると低めで、5年間の振れ幅は1.78%〜3.19%でした。

直近1年の平均利回りは2.26%、5年平均は2.36%です。足元は株高で利回りが縮んでいます。

配当は4年連続で増えています。棒グラフが右肩上がりに伸びており、還元を続ける姿勢が読み取れます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは2.34%です。5年平均の2.36%を下回っています。株価が買われた分、利回りは平均より薄い水準です。 連続増配4年、非減配は4年(いずれも分割調整済み配当ベース)。分割調整後の1株配当は2022年の22.8円から2026年の46.0円へと積み上がってきました。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を見ます。

指標
ROE 13.83%
ROA 6.62%
DOE 3.40%
自己資本比率 50.96%
EPS / BPS 228 / 1753
収益性スコア 2.04
還元スコア 1.13
割安スコア

ROEは13.83%で、業種中央値(6.09%)を上回ります。 自己資本比率は51.0%、配当性向は20.2%です。DOE(株主資本配当率)は3.40%で、業種中央値(2.15%)を上回り、株主資本に対する配当は厚めです。 1株利益は228円、1株純資産は1753円、PERは8.2倍、PBRは1.07倍です。

4. 割安度

5年平均利回り(2.36%)に対応する株価は約1,949円です。利回りがこの平均まで戻るには、現在値1,968円から株価が約1%下がる計算になります。 過去5年の利回りは1.78%から3.19%のレンジで動いてきました。自社の過去平均に比べると今の利回りは低め(自社利回り比0.99)で、割安度の区分は中立です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 1968円(利回り2.34%)
5年平均利回りに戻る株価 1949円(利回り2.36%)
5年最高利回り時の株価 1442円(利回り3.19%)
5年最低利回り時の株価 2584円(利回り1.78%)

いまの株価は1949円(5年平均利回り水準)と2584円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約1.0%下がる計算です。

株価1,968円は、5年平均利回りに対応する約1,949円と、5年で最も利回りが低かった局面に対応する約1,442円を目安線とした帯のなかにあります。利回りの過去レンジから位置を確認する図です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 89.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合区分は中立です。評価を押し上げた要素は、ROE10%超の高収益、3年以上の連続増配、DOEが業種平均以上で還元姿勢が厚い点です。この区分は割安・割高の目安を示すもので、売買を推奨するものではありません。

6. よくある質問

スズキの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.34%で、過去5年平均の2.36%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約20%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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