【高配当】マツダ(7261)配当分析|利回り4.67%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

マツダ(7261)は輸送用機器の企業です。まず配当の全体像を数字で確認します。

項目
銘柄コード 7261
業種 輸送用機器
配当利回り(株価ベース) 4.67%
1株配当(最新期・分割調整済) 55.00円
総合判定 対象外
総合スコア 30.7
連続増配 0年
非減配 1年
配当性向 98.85%
PER / PBR 18.70 / 0.34
ROE 1.88%
DOE(株主資本配当率) 1.82%(業種中央値 2.15%)

独自のエンジン技術とデザインで知られる自動車メーカーです。北米市場への依存度が高く、為替と現地販売の影響を受けやすい構成です。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ていきます。下の表とグラフが手がかりです。

期間 最大 平均 最小
5年 7.54% 4.72% 2.23%
3年 7.54% 5.03% 3.34%
1年 6.34% 5.03% 4.07%
現在 4.67%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2016年3月期 30.00円 13.34% 225円
2017年3月期 35.00円 22.31% 157円
2018年3月期 35.00円 19.13% 183円
2019年3月期 35.00円 34.73% 101円
2020年3月期 35.00円 181.72% 19円
2022年3月期 20.00円 15.45% 129円
2023年3月期 45.00円 19.85% 227円
2024年3月期 60.00円 18.20% 330円
2025年3月期 55.00円 30.39% 181円
2026年3月期 55.00円 98.85% 56円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは1.82%と控えめです(業種中央値は2.15%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。

いまの利回りは4.67%で、5年平均の4.72%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている局面です。5年間の最高は7.54%でした。

直近1年の平均利回り5.03%は、5年平均4.72%より高めです。この1年は相対的に利回りの取りやすい時間帯でした。

2025年に減配がありました。そこからの回復を棒グラフで確認してください。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 4.67% です。連続増配 0年、非減配 1年(分割調整済み配当ベース)。直近期は1株配当55円を維持しましたが、その前に減配があり、連続増配・非減配の記録は積み上がっていません。利回り4.67%は高めですが、配当性向98.8%と利益とほぼ同額の配当です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE 1.88%
ROA 0.78%
DOE 1.82%
自己資本比率 42.97%
EPS / BPS 56 / 3021
収益性スコア 0.25
還元スコア 0.43
割安スコア 0.52

ROE 1.88%、自己資本比率 42.97%、EPS 56円、配当性向 98.85%。ROE1.9%・営業利益率1.0%と足元の収益性は低下しています。EPSは前期比で約7割減りました。自己資本比率43.0%で財務基盤は保たれています。

4. 割安度

PBR0.34倍は業種中央値0.67倍を下回り、株価は資産価値を大きく下回る評価です。利回りは5年平均4.72%とほぼ同じ水準です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 1176円(利回り4.67%)
5年平均利回りに戻る株価 1165円(利回り4.72%)
5年最高利回り時の株価 729円(利回り7.54%)
5年最低利回り時の株価 2466円(利回り2.23%)

いまの株価は1165円(5年平均利回り水準)と2466円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約1.0%下がる計算です。

利回りが5年平均の4.72%まで戻るには、株価が約1%下がる計算です(現値1176円 → 1165円)。いまの株価は過去5年の利回りで見て高い側にあります。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 30.7)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超;FCFマイナス
△ 直近3年内に減配

本システムの総合区分は 対象外 です。配当性向80%超とフリーキャッシュフローのマイナスに該当し、区分は対象外です。高い利回りとPBRの低さは目を引きますが、利益の細さが判定を分けました。

6. よくある質問

マツダの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは4.67%で、過去5年平均の4.72%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約99%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2025年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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