【高配当】セイコーエプソン(6724)配当分析|利回り2.51%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

セイコーエプソン(6724)は電気機器の企業です。まず配当の全体像を数字で確認します。

項目
銘柄コード 6724
業種 電気機器
配当利回り(株価ベース) 2.51%
1株配当(最新期・分割調整済) 74.00円
総合判定 対象外
総合スコア 38.0
連続増配 0年
非減配 13年
配当性向 130.26%
PER / PBR 33.76 / 0.72
ROE 2.20%
DOE(株主資本配当率) 2.78%(業種中央値 2.74%)

インクジェットプリンターとプロジェクターで世界的な地位を持つ精密機器メーカーです。産業用ロボットやウオッチも手がけます。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ていきます。下の表とグラフが手がかりです。

期間 最大 平均 最小
5年 4.72% 3.60% 2.39%
3年 4.24% 3.41% 2.39%
1年 4.11% 3.53% 2.39%
現在 2.51%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2017年3月期 60.00円 43.85% 137円
2018年3月期 62.00円 52.20% 119円
2019年3月期 62.00円 40.66% 152円
2020年3月期 62.00円 —% —円
2021年3月期 62.00円 69.37% 89円
2022年3月期 62.00円 23.24% 267円
2023年3月期 72.00円 32.62% 221円
2024年3月期 74.00円 46.63% 159円
2025年3月期 74.00円 43.85% 169円
2026年3月期 74.00円 130.26% 57円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.78%(業種中央値は2.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは2.51%で、5年平均の3.60%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている局面です。5年間の最高は4.72%でした。

直近1年の平均利回り3.53%は、5年平均3.60%より低めです。株価が上がって利回りが縮んでいます。

派手な増配はありませんが、13年間減配していません。維持力のあるタイプです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 2.51% です。連続増配 0年、非減配 13年(分割調整済み配当ベース)。1株配当74円は3期連続で横ばい、減配のない期間は13年に達します。ただし配当性向130%と、直近期は利益を上回る配当を出しています。EPSの落ち込みが背景です。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE 2.20%
ROA 1.19%
DOE 2.78%
自己資本比率 55.61%
EPS / BPS 57 / 2664
収益性スコア 0.36
還元スコア 0.51
割安スコア 0.69

ROE 2.20%、自己資本比率 55.61%、EPS 57円、配当性向 130.26%。ROE2.2%・営業利益率3.5%と足元の収益性は低下しています。EPSは前期比で3分の1近くまで減りました。自己資本比率55.6%で財務基盤は保たれています。

4. 割安度

PBR0.72倍は業種中央値1.04倍を下回ります。PERは利益減でみかけ上33.8倍と高く出ています。利回りは5年平均3.60%に対していま2.51%です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2950円(利回り2.51%)
5年平均利回りに戻る株価 2056円(利回り3.60%)
5年最高利回り時の株価 1568円(利回り4.72%)
5年最低利回り時の株価 3096円(利回り2.39%)

いまの株価は2056円(5年平均利回り水準)と3096円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約30.3%下がる計算です。

利回りが5年平均の3.60%まで戻るには、株価が約30%下がる計算です(現値2950円 → 2056円)。いまの株価は過去5年の利回りで見て高い側にあります。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 38.0)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ 10年以上非減配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

本システムの総合区分は 対象外 です。配当性向が80%を超えたため、区分は対象外です。13年の非減配は安定感のある材料ですが、いまの利益水準に対して配当が重い点が判定を分けました。

6. よくある質問

セイコーエプソンの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.51%で、過去5年平均の3.60%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約130%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2013年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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