【配当分析】SMC(6273)配当分析|利回り1.41%

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

SMC(6273)は空気圧制御機器を主力とする機械メーカーです。配当の全体像を数字で確認します。

項目
銘柄コード 6273
業種 機械
配当利回り(株価ベース) 1.41%
1株配当(最新期・分割調整済) 1000.00円
総合判定 中立
総合スコア 77.0
連続増配 0年
非減配 4年
配当性向 37.88%
PER / PBR 22.70 / 1.79
ROE 8.28%
DOE(株主資本配当率) 2.99%(業種中央値 2.83%)

SMC(6273)は機械に属します。空気圧制御機器を主力とする機械メーカーです。直近会計年度のROEは8.3%、EPSは2,640円です。本レポートでは配当利回り・増配記録・財務指標を表とグラフで整理します。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を順に見ていきます。下の表とグラフが手がかりです。

期間 最大 平均 最小
5年 2.41% 1.50% 1.02%
3年 2.41% 1.60% 1.08%
1年 2.34% 1.71% 1.18%
現在 1.41%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 750.00円 25.65% 2924円
2023年3月期 900.00円 26.13% 3444円
2024年3月期 950.00円 34.33% 2767円
2025年3月期 1000.00円 40.91% 2444円
2026年3月期 1000.00円 37.88% 2640円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.99%(業種中央値は2.83%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

現在の利回り1.41%は、5年平均の1.5%を下回ります。5年間のレンジは1.02%〜2.41%でした。

直近1年の平均利回りは1.71%で、5年平均の1.5%より高い水準です。この1年は株価の調整が利回りを押し上げました。

分割調整後の配当は2022年度の750円から2026年度の1000円へと推移し、直近は横ばいです。非減配は4年続いています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

分割調整後の1株配当は、2022年度の750円から2026年度の1000円へ、4年間で約1.3倍に増えました。直近の増配はありませんが、非減配は4年続いています。配当性向は38%です。現在の利回りは1.41%で、5年平均の1.5%を下回ります。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標
ROE 8.28%
ROA 7.24%
DOE 2.99%
自己資本比率 91.50%
EPS / BPS 2640 / 33499
収益性スコア 1.85
還元スコア 1.03
割安スコア

ROEは8.3%で業種の中では標準的な水準です。EPSは2,640円。自己資本比率は91.5%と高く、財務の余裕は大きめです。配当性向は38%、PERは22.7倍、PBRは1.79倍です。

4. 割安度

自社の過去の利回り水準と比べると、現在値は平均の0.94倍で、おおむね過去平均どおりの位置にあります。総合スコアからの区分は中立です。PER・PBRの業種中央値が揃わないため、割安スコアは算出していません。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 70970円(利回り1.41%)
5年平均利回りに戻る株価 66667円(利回り1.50%)
5年最高利回り時の株価 41494円(利回り2.41%)
5年最低利回り時の株価 98039円(利回り1.02%)

いまの株価は66667円(5年平均利回り水準)と98039円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約6.1%下がる計算です。

現在値は70,970円です。利回りが5年平均の1.5%まで戻るには、株価はおよそ66,667円まで、約6%下がる計算になります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 77.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは77、区分は中立です。加点材料はDOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。注意材料は記録されていません。利回りが5年平均の1.5%に戻るには、株価は現在の70,970円から約6%低い66,667円まで下がる計算です。

6. よくある質問

SMCの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.41%で、過去5年平均の1.50%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約38%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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