【高配当】住友金属鉱山(5713)配当分析|利回り2.79%・2年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

住友金属鉱山(5713)は非鉄金属セクターの企業です。資源と製錬、材料を持つ複合企業の配当を追います。

項目
銘柄コード 5713
業種 非鉄金属
配当利回り(株価ベース) 2.79%
1株配当(最新期・分割調整済) 228.00円
総合判定 対象外
総合スコア 57.5
連続増配 2年
非減配 2年
配当性向 35.10%
PER / PBR 13.63 / 1.15
ROE 8.99%
DOE(株主資本配当率) 3.32%(業種中央値 3.22%)

住友金属鉱山は銅やニッケルの資源・製錬に加え、電池材料や半導体材料を手がける。業績は金属市況に大きく左右される構造で、ニッケルや銅、金の価格変動が利益を動かす。ROEは9.0%で非鉄金属業種の中央値9.0%並み、営業利益率は11.9%。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、市況に揺れる配当の推移を見ます。

期間 最大 平均 最小
5年 9.80% 4.20% 1.78%
3年 9.80% 3.45% 1.78%
1年 7.01% 3.61% 1.78%
現在 2.79%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2017年3月期 22.00円 —% —円
2018年3月期 100.00円 25.36% 394円
2019年3月期 73.00円 30.03% 243円
2020年3月期 78.00円 35.37% 221円
2021年3月期 100.00円 35.14% 285円
2022年3月期 301.00円 29.43% 1023円
2023年3月期 205.00円 35.08% 584円
2024年3月期 98.00円 45.95% 213円
2025年3月期 104.00円 173.36% 60円
2026年3月期 228.00円 35.10% 650円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.32%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.22%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

足元の利回りは2.79%で、5年平均4.2%を下回る。線が平均より下にあり、配当の減少と株価の動きが利回りを押し下げている。過去5年には市況高で9%台に達した場面もあった。

直近1年の平均利回り3.61%は5年平均4.2%より低い。減配を挟んで利回り水準が下がっている。

分割調整後の1株配当は市況に連動して振れ、2022年301円から2024年98円へ下げた後、2026年は228円へ回復。年ごとの上下が大きい。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは2.79%。1株配当(分割調整後)は市況を映して振れ幅が大きく、2022年301円から2024年98円へ下げた後、2026年は228円へ戻した。連続増配非減配の記録は短く、直近3年内に減配がある。配当性向は35.1%。

3. 業績と財務の安定性

資源・製錬・材料事業の収益力を確認します。

指標
ROE 8.99%
ROA 4.95%
DOE 3.32%
自己資本比率 58.30%
EPS / BPS 650 / 7669
収益性スコア 1.36
還元スコア 1.01
割安スコア 0.93

ROE9.0%、自己資本比率58.3%。フリーキャッシュフローは834億円のマイナスで、資源開発や設備への投資が資金流出を生んでいる。DOEは3.32%と業種平均3.22%並み。フリーキャッシュフローのマイナスが総合判定の分かれ目になった。

4. 割安度

PBRは1.15倍で業種中央値1.25倍を下回る。PERは13.6倍。自社利回り比は0.66。総合判定は対象外で、フリーキャッシュフローのマイナスと直近の減配が背景にある。市況次第で配当が上下しやすい点に留意がいる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 8185円(利回り2.79%)
5年平均利回りに戻る株価 5429円(利回り4.20%)
5年最高利回り時の株価 2326円(利回り9.80%)
5年最低利回り時の株価 12809円(利回り1.78%)

いまの株価は5429円(5年平均利回り水準)と12809円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約33.7%下がる計算です。

年間配当228円、株価8185円。利回りが5年平均の4.2%まで戻るには、株価が約34%下がる計算になる。ただし配当自体が市況で動くため、この目安は幅を持って見る必要がある。売買の推奨ではない。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 57.5)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配

総合判定は対象外。業種平均並みのDOEは加点だが、フリーキャッシュフローのマイナスが足切りに当たり、直近3年内の減配も注意点になる。金属市況に業績と配当が連動する構造で、価格サイクルの読みが配当の見通しを左右する。

6. よくある質問

住友金属鉱山の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.79%で、過去5年平均の4.20%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また2年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約35%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2024年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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