【高配当】ブリヂストン(5108)配当分析|利回り3.05%・3年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ブリヂストン(5108)はタイヤで世界最大手のゴム製品メーカーです。まず配当の輪郭を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 5108
業種 ゴム製品
配当利回り(株価ベース) 3.05%
1株配当(最新期・分割調整済) 105.00円
総合判定 対象外
総合スコア 64.1
連続増配 3年
非減配 3年
配当性向 93.50%
PER / PBR 14.30 / 1.23
ROE 8.85%
DOE(株主資本配当率) 4.17%(業種中央値 2.68%)

ブリヂストン(5108)はゴム製品業に属します。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理したものです。

2. 配当の魅力

利回りの水準と、増配の記録を確認します。

期間 最大 平均 最小
5年 4.62% 3.46% 1.87%
3年 4.47% 3.55% 2.72%
1年 3.54% 3.11% 2.72%
現在 3.05%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 42.50円 40.48% 105円
2023年3月期 87.50円 41.32% 212円
2024年3月期 100.00円 50.46% 198円
2025年3月期 105.00円 93.50% 112円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.17%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.68%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは3.05%で、5年平均の3.46%を下回っています。5年間の最高は4.62%、最低は1.87%でした。

直近1年の平均利回り(3.11%)は5年平均(3.46%)より低めです。株価上昇で利回りが縮んだ形です。

分割調整後の1株配当は右肩上がりで、3年連続の増配です。棒グラフの積み上がりがそのまま還元強化を示します。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回り3.05%、過去5年の平均3.46%をやや下回ります。分割調整ベースの1株配当は直近3年で増え続けており、連続増配は3年です。株価が水準を上げたぶん、利回りは平均より薄くなっています。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を見ます。

指標
ROE 8.85%
ROA 5.69%
DOE 4.17%
自己資本比率 63.71%
EPS / BPS 246 / 2868
収益性スコア 1.49
還元スコア 0.84
割安スコア

自己資本比率は63.7%と厚く、DOEは4.17%と業種平均を上回ります。一方で直近期は利益が落ち、配当性向は前年の50%台から93.5%へ上がりました。増配は保ちつつ、利益に対する配当の重さが増した年です。

4. 割安度

自社の過去平均に対する利回り比(sy)は0.88で、自社基準ではやや低利回りです。利回りが5年平均の3.46%へ戻るには株価が約12%下がる計算になります。総合判定は配当性向80%超を理由に「対象外」区分です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 3858円(利回り3.05%)
5年平均利回りに戻る株価 3396円(利回り3.46%)
5年最高利回り時の株価 2543円(利回り4.62%)
5年最低利回り時の株価 6283円(利回り1.87%)

いまの株価は3396円(5年平均利回り水準)と6283円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約12.0%下がる計算です。

株価は5年平均利回り水準(約3396円)を上回る位置にあります。過去5年の利回りレンジの内側です。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 64.1)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

財務は健全で還元姿勢も明確ですが、直近の高い配当性向が評価を抑えています。利益の回復が配当の余力を左右します。

6. よくある質問

ブリヂストンの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.05%で、過去5年平均の3.46%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また3年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約93%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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