【高配当】アステラス製薬(4503)配当分析|利回り3.53%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

アステラス製薬(4503)は国内大手の医薬品メーカーです。配当の全体像を数字から見ます。

項目
銘柄コード 4503
業種 医薬品
配当利回り(株価ベース) 3.53%
1株配当(最新期・分割調整済) 78.00円
総合判定 中立
総合スコア 100.0
連続増配 4年
非減配 4年
配当性向 47.92%
PER / PBR 15.50 / 2.47
ROE 17.45%
DOE(株主資本配当率) 7.72%(業種中央値 2.88%)

アステラス製薬(4503)は医薬品業に属します。本レポートは利回り・還元姿勢・財務を表とグラフで整理したものです。

2. 配当の魅力

利回りと増配の記録を確認します。

期間 最大 平均 最小
5年 6.45% 4.10% 2.89%
3年 6.45% 4.56% 2.94%
1年 5.45% 3.92% 2.94%
現在 3.53%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 50.00円 74.54% 67円
2023年3月期 60.00円 110.62% 54円
2024年3月期 70.00円 —% —円
2025年3月期 74.00円 —% —円
2026年3月期 78.00円 47.92% 163円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは7.72%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは3.53%で、5年平均の4.10%を下回っています。5年間の最高は6.45%、最低は2.89%でした。

直近1年の平均利回り(3.92%)は5年平均(4.10%)よりやや低めです。株価回復で利回りが縮んでいます。

1株配当は4年連続で増加しています。棒グラフの右肩上がりが増配の継続を示します。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回り3.53%、過去5年の平均4.10%を下回ります。分割調整ベースの1株配当は50円から78円へと4年連続で増えており、非減配も4年続いています。株価が安値圏から戻ったぶん、利回りは平均より低い位置です。

3. 業績と財務の安定性

収益力と財務の健全性を押さえます。

指標
ROE 17.45%
ROA 8.17%
DOE 7.72%
自己資本比率 51.28%
EPS / BPS 163 / 1021
収益性スコア 5.77
還元スコア 1.84
割安スコア

ROEは17.4%と高く、DOEは7.72%と手厚い水準です。配当性向は47.9%で、利益に対する配当の余裕があります。過去には一時的に利益が落ち配当性向が100%を超えた年もありましたが、直近は50%を切る水準に戻りました。

4. 割安度

自社平均に対する利回り比(sy)は0.86で、自社基準ではやや低利回りです。利回りが5年平均の4.10%へ戻るには株価が約14%下がる計算になります。総合判定は「中立」区分です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2210円(利回り3.53%)
5年平均利回りに戻る株価 1902円(利回り4.10%)
5年最高利回り時の株価 1209円(利回り6.45%)
5年最低利回り時の株価 2699円(利回り2.89%)

いまの株価は1902円(5年平均利回り水準)と2699円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約13.9%下がる計算です。

株価は5年平均利回り水準(約1902円)を上回る位置にあります。過去5年の利回りレンジの内側です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 100.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

高いROEと4年連続の増配、余裕のある配当性向がそろい、配当の土台は安定しています。利回りは5年平均より低い位置にあります。

6. よくある質問

アステラス製薬の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.53%で、過去5年平均の4.10%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約48%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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