【高配当】日揮(1963)配当分析|利回り2.28%・1年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

日揮ホールディングス(1963)はプラント建設のエンジニアリング会社です。配当を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 1963
業種 建設業
配当利回り(株価ベース) 2.28%
1株配当(最新期・分割調整済) 52.00円
総合判定 中立
総合スコア 47.2
連続増配 1年
非減配 4年
配当性向 30.05%
PER / PBR 13.13 / 1.28
ROE 10.16%
DOE(株主資本配当率) 2.93%(業種中央値 3.75%)

日揮ホールディングス(1963・建設業)は、LNGや石油・化学プラント、再生可能エネルギー設備などを設計・調達・建設するエンジニアリング会社です。海外大型案件の受注と進捗が業績を動かします。時価総額は約5600億円。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録、支払いの余力を見ていきます。

期間 最大 平均 最小
5年 5.49% 2.71% 1.06%
3年 5.49% 3.07% 1.82%
1年 3.98% 2.68% 1.82%
現在 2.28%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年3月期 15.00円 —% —円
2023年3月期 38.00円 31.08% 122円
2024年3月期 40.00円 —% —円
2025年3月期 40.00円 —% —円
2026年3月期 52.00円 30.05% 173円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.93%(業種中央値は3.75%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

利回りは2.28%で、5年平均2.71%を下回ります。線が下にあるほど、過去の自分と比べて株価は高い評価です。5年間の最高は5.49%でした。

直近1年の平均2.68%は5年平均2.71%とほぼ同じで、利回りは過去平均並みでした。

分割調整ベースで配当は伸び、直近5年は非減配です。棒の底堅さが読み取れます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは 2.28% です。分割調整済みの1株配当は15円(2022年度)から52円(2026年度)へ増え、直近5年は非減配を保っています。配当性向は30.1%と控えめで、DOEは2.93%です。案件の波はありますが、還元の下限は守られてきました。

3. 業績と財務の安定性

大型案件の進捗に左右される収益と、財務の体力を見ます。

指標
ROE 10.16%
ROA 4.99%
DOE 2.93%
自己資本比率 51.41%
EPS / BPS 173 / 1776
収益性スコア 0.88
還元スコア 0.89
割安スコア 1.12

ROE10.16% と建設業中央値と同水準、自己資本比率は51.4%と厚めです。EPSは173円、フリーキャッシュフローはプラス651億円。財務の安定感がプロジェクト型ビジネスの振れを支えます。

4. 割安度

PBRは1.28倍で建設業中央値1.15倍よりやや高め、PERは13.1倍。自社利回り比は0.84で、過去平均より利回りは低い位置です。いまの利回り2.28%が5年平均2.71%まで戻るには、株価が約16%下がる計算です。割安度は中立です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 2285円(利回り2.28%)
5年平均利回りに戻る株価 1919円(利回り2.71%)
5年最高利回り時の株価 947円(利回り5.49%)
5年最低利回り時の株価 4906円(利回り1.06%)

いまの株価は1919円(5年平均利回り水準)と4906円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約16.0%下がる計算です。

株価は1919円(利回りが5年平均に戻る水準)より上にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は高い側です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 47.2)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益

総合的な区分は 中立 です。厚い自己資本と黒字のキャッシュフロー、非減配の実績は安定した還元を支えます。一方、株価は過去の利回り水準に対して割安感が乏しく、営業利益率も業種平均を下回ります。

6. よくある質問

日揮ホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.28%で、過去5年平均の2.71%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約30%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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