【高配当】住友林業(1911)配当分析|利回り3.93%・3年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

住友林業(1911)は木材・建材から国内外の住宅事業までを束ねる会社です。配当の姿を数字で押さえます。

項目
銘柄コード 1911
業種 建設業
配当利回り(株価ベース) 3.93%
1株配当(最新期・分割調整済) 51.67円
総合判定 対象外
総合スコア 53.6
連続増配 3年
非減配 3年
配当性向 30.44%
PER / PBR 9.20 / 0.98
ROE 9.87%
DOE(株主資本配当率) 3.26%(業種中央値 3.75%)

住友林業(1911・建設業)は、木材建材の流通、国内の注文住宅、そして米国を中心とした海外住宅・不動産開発を三本柱とします。時価総額は約9900億円。海外住宅の比重が大きく、為替と米金利の動きが業績に効きます。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録、支払いの余力を見ていきます。

期間 最大 平均 最小
5年 7.56% 4.30% 2.29%
3年 4.32% 3.34% 2.29%
1年 4.21% 3.46% 2.88%
現在 3.93%
会計年度 1株配当(分割調整済) 配当性向 EPS
2022年6月期 35.00円 22.99% 152円
2023年6月期 41.67円 24.73% 168円
2024年6月期 43.33円 25.47% 170円
2025年6月期 51.67円 30.44% 170円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.26%(業種中央値は3.75%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

利回りは3.93%で、5年平均4.30%の少し下にあります。5年間の最高は7.56%で、市況悪化で株価が沈んだ時期に利回りが跳ねたことが読み取れます。

直近1年の平均3.46%は5年平均4.30%より低く、この1年は株価が戻って利回りが下がった局面でした。

3年連続の増配です。棒は右肩上がりで、配当性向30%台とあわせて増配余地を利益で支えられている点が見えます。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは 3.93% です。決算期は6月で、分割調整済みの1株配当は35円(2022年度)から51.67円(2025年度)へ3年連続で増えました。DOEは3.26%で繊維・建設系の中央値3.75%をやや下回ります。配当性向は30.4%と控えめで、増配の余地を利益で確保できている水準です。

3. 業績と財務の安定性

住宅市況の影響を受けやすい収益と、財務の体力を確認します。

指標
ROE 9.87%
ROA 4.15%
DOE 3.26%
自己資本比率 44.20%
EPS / BPS 174 / 1642
収益性スコア 0.94
還元スコア 0.94
割安スコア 0.85

ROE9.9% と建設業中央値10.2%とほぼ同じ、ROA4.2%。自己資本比率は44.2%と厚めです。EPSは174円、PBRは0.98倍。直近のフリーキャッシュフローはマイナスで、海外開発向けの資金負担が出ています。

4. 割安度

PBR0.98倍は建設業中央値1.15倍を下回り、PER9.2倍も低めです。自社利回り比は0.91で、過去平均より利回りはやや低い位置。いまの利回り3.93%が5年平均4.30%まで上がるには、株価が約8%下がる計算です。5年間には最高7.56%まで利回りが跳ねた局面もありました。割安度は中立です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分 株価水準(対応利回り)
現在株価 1347円(利回り3.93%)
5年平均利回りに戻る株価 1233円(利回り4.30%)
5年最高利回り時の株価 701円(利回り7.56%)
5年最低利回り時の株価 2314円(利回り2.29%)

いまの株価は1233円(5年平均利回り水準)と2314円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約8.5%下がる計算です。

株価は1233円(利回りが5年平均に戻る水準)より上にあります。過去5年の利回りで見れば、やや高い側です。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 53.6)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ 3年連続増配
+ 利回り3%以上

総合的な区分は 対象外 です。ROE・配当性向・自己資本比率のバランスは悪くない一方、直近のフリーキャッシュフローがマイナスで、海外開発の資金回収が業績とキャッシュの振れにつながりやすい構造です。

6. よくある質問

住友林業の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.93%で、過去5年平均の4.30%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また3年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約30%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。



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