【高配当】三菱倉庫(9301)配当分析|利回り2.51%・5年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

三菱倉庫(9301)は物流と不動産賃貸を持つ企業です。配当の実像を数字で押さえます。

項目値
銘柄コード9301
業種倉庫・運輸関連業
配当利回り(株価ベース)2.51%
1株配当(最新期・分割調整済)38.00円
総合判定中立
総合スコア—
連続増配5年
非減配26年
配当性向24.38%
PER / PBR8.50 / 1.20
ROE14.34%
DOE(株主資本配当率)3.48%

三菱倉庫(9301)は物流に加え不動産賃貸を持つ。減配のない年数は26年に及ぶ。本稿では利回り・増配記録・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの位置と、長い非減配の記録を見ます。

期間最大平均最小
5年4.56%3.16%2.32%
3年4.56%3.12%2.32%
1年3.59%2.91%2.32%
現在2.51%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2017年3月期5.60円23.00%24円
2018年3月期5.60円17.49%32円
2019年3月期9.00円34.08%26円
2020年3月期12.00円43.70%27円
2021年3月期12.00円12.98%92円
2022年3月期16.00円36.45%44円
2023年3月期18.00円26.32%68円
2024年3月期24.00円33.38%72円
2025年3月期32.00円37.24%86円
2026年3月期38.00円24.38%156円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.48%。全国の中央値3%を超え、業種データは未取得も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは2.51%で、5年平均3.16%を下回る。株価が買われて利回りが薄まっている局面。5年間の最高は4.56%。

直近1年の平均2.91%は5年平均3.16%より低め。株高で利回りが縮んでいる。

5年連続増配で、減配のない年数は26年。棒グラフは安定した右肩上がり。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 2.51%。5年平均3.16%を下回り、自社の過去水準では低い位置にある。連続増配は 5年、非減配は 26年と長い。配当性向24.4%で余力は大きい。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力を確認します。

指標値
ROE14.34%
ROA8.56%
DOE3.48%
自己資本比率60.10%
EPS / BPS156 / 1103
収益性スコア—
還元スコア0.81
割安スコア—

ROE14.3%と高め、EPSは156円で前期比大きく伸びた。PER8.5倍・配当性向24.4%。減収局面だが利益は確保している。

4. 割安度

区分は 中立。自社利回り比0.79で、利回りは過去平均を下回る。利回りが5年平均3.16%に戻るには株価が約20.7%下がる計算になる。業種ベンチマークが欠損のため割安スコアは算出できない。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1516円(利回り2.51%)
5年平均利回りに戻る株価1202円(利回り3.16%)
5年最高利回り時の株価833円(利回り4.56%)
5年最低利回り時の株価1638円(利回り2.32%)

いまの株価は1202円(5年平均利回り水準)と1638円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約20.7%下がる計算です。

現値1,516円は5年平均利回りに対応する1,203円より高い。過去5年の利回りでは株価は高い側にある。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア —)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 5年連続増配
業種ベンチマーク欠損のため評価不能

総合判定は 中立。26年の非減配と低い配当性向が特徴。業種平均との比較データは欠損している。

6. よくある質問

三菱倉庫の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.51%で、過去5年平均の3.16%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また26年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約24%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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