【高配当】名古屋鉄道(9048)配当分析|利回り2.14%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

名古屋鉄道(9048)は中部地方を地盤とする私鉄です。配当の全体像を数字で押さえます。

項目値
銘柄コード9048
業種陸運業
配当利回り(株価ベース)2.14%
1株配当(最新期・分割調整済)40.00円
総合判定対象外
総合スコア47.9
連続増配4年
非減配4年
配当性向34.17%
PER / PBR14.75 / 0.70
ROE4.52%
DOE(株主資本配当率)1.62%(業種中央値 1.74%)

名古屋鉄道(名鉄)は名古屋を中心に愛知・岐阜へ路線を広げる私鉄です。鉄道に加え、バス・運輸・不動産を抱える地域の生活基盤です。

ROEは4.5%、ROAは1.4%。自己資本比率は32.6%と、鉄道業らしく設備を多く抱える構成です。利益率は高くありませんが、沿線需要に支えられた安定した売上が配当の土台になっています。

2. 配当の魅力

利回りと連続増配の記録を見ます。

期間最大平均最小
5年2.59%1.64%0.61%
3年2.59%2.10%1.21%
1年2.59%2.32%2.01%
現在2.14%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期12.50円26.23%48円
2023年3月期20.00円20.85%96円
2024年3月期27.50円22.15%124円
2025年3月期38.50円20.04%192円
2026年3月期40.00円34.17%117円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは1.62%と控えめです(業種中央値は1.74%)。還元の厚みはまだ薄い。これから増やす余地と見るか、還元に消極的と見るかは、業績の伸び次第です。

月次の利回りと5年間の最大・平均・最小の線です。現在の2.14%は平均1.64%を上回り、増配で利回りが切り上がってきたことが読めます。

5年・3年・1年の最大/平均/最小をならべた棒です。直近ほど利回りが高く、この数年で配当水準が一段上がったことが分かります。

分割調整済みの1株配当の推移です。2022年12.5円から2026年予想40円へ、右肩上がりが続いています。連続増配がひと目で分かります。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは2.14%。5年平均の1.64%を上回り、過去のレンジでは厚めの位置にあります。

1株配当は2022年の12.5円から2026年予想の40円へ増え、連続増配は4年、非減配も4年続いています。※年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOEは1.6%。全国的な目安の2〜4%をやや下回りますが、増配の流れ自体は続いています。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と、足切りに該当した理由を確認します。

指標値
ROE4.52%
ROA1.45%
DOE1.62%
自己資本比率32.64%
EPS / BPS117 / 2473
収益性スコア0.64
還元スコア0.96
割安スコア0.72

配当性向は34.2%。安心とされる30〜50%の帯に収まり、利益に対する配当の負担は軽い水準です。

PERは14.8倍、PBRは0.70倍。PBRが1倍を大きく割れており、純資産に対して株価は安く評価されています。ただし直近はフリーキャッシュフロー(FCF)がマイナスでした。大型の設備投資などで現金の出入りが赤字になっており、本システムはこれを足切りとして扱います。

4. 割安度

自社の過去利回りと比べる指標(sy)は1.3で、利回りは自社平均を上回ります。

配当性向は低く増配も続いていますが、FCFマイナスにより本システムの足切りに該当しました。利益と現金の流れは別に見る必要があります。総合区分は対象外です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価1868円(利回り2.14%)
5年平均利回りに戻る株価2439円(利回り1.64%)
5年最高利回り時の株価1544円(利回り2.59%)
5年最低利回り時の株価6557円(利回り0.61%)

いまの株価は2439円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と、過去利回りから逆算した水準線の折れ線です。線は自社の利回りレンジを株価に置き換えた目安で、業績の変化は織り込みません。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 47.9)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ 3年連続増配

4年連続増配と低い配当性向。名古屋鉄道の配当は、数字のうえでは安定した増配型に見えます。ただし直近のFCFがマイナスで、本システムの足切りに該当しました。

鉄道は設備投資が重く、投資の時期には現金の流れが赤字になりやすい業種です。配当性向34%は余裕を示しますが、現金の裏付けは別に確認しておく必要があります。総合スコアによる区分は対象外です。

6. よくある質問

名古屋鉄道の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.14%で、過去5年平均の1.64%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約34%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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