【高配当】T&D(8795)配当分析|利回り2.62%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

T&Dホールディングス(8795)は保険業の企業です。配当の実績から見ていきます。

項目値
銘柄コード8795
業種保険業
配当利回り(株価ベース)2.62%
1株配当(最新期・分割調整済)130.00円
総合判定中立
総合スコア49.8
連続増配4年
非減配4年
配当性向46.49%
PER / PBR14.10 / 1.17
ROE9.18%
DOE(株主資本配当率)3.95%(業種中央値 3.71%)

T&Dホールディングス(8795)は太陽生命・大同生命を中核とする生命保険グループだ。時価総額はおよそ1.9兆円。中小企業向けと個人向けの生保を軸に、資本効率を意識した経営へ舵を切っている。本レポートは配当と財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの水準と増配の記録を確認します。

期間最大平均最小
5年5.41%3.71%2.51%
3年5.41%3.35%2.51%
1年4.11%3.38%2.51%
現在2.62%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期56.00円—%—円
2023年3月期62.00円—%—円
2024年3月期70.00円38.22%183円
2025年3月期80.00円33.10%242円
2026年3月期130.00円46.49%280円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.95%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.71%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

利回りは2.62%で、5年平均3.71%を下回る。増配は進むが株価の上昇が上回り、利回りは薄い位置だ。5年間の最高は5.41%だった。

直近1年の平均利回りは3.38%で、5年平均3.71%よりやや低い。株高が利回りを縮めてきた。

1株配当は56円から130円へ、4年連続の増配。直近の80円から130円への引き上げが棒グラフの段差に出ている。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

配当利回りは2.62%。1株配当(分割調整済み)は56円から2026年に130円へ引き上げられ、4年連続で増配している。特に直近は80円から130円への大幅増配だ。配当性向は46.5%で、EPSの伸び(183円→280円)が増配を支えている。

3. 業績と財務の安定性

収益力と財務、還元とのバランスを見ます。

指標値
ROE9.18%
ROA0.80%
DOE3.95%
自己資本比率9.34%
EPS / BPS280 / 3359
収益性スコア0.77
還元スコア1.03
割安スコア0.97

ROEは9.18%で業種中央値8.57%並み。自己資本比率9.34%は生保の性格を映した数字で、単純な健全性指標としては読みにくい。EPSは3年で5割超伸びており、資本効率の改善が続いている。DOEは3.95%で業種中央値3.71%を上回る。

4. 割安度

PERは14.1倍、PBRは1.17倍で業種中央値1.21倍をやや下回る。利回り2.62%は自社5年平均3.71%を下回り、自社利回り比は0.71。過去比では利回りが薄く、区分としては中立だ。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価4969円(利回り2.62%)
5年平均利回りに戻る株価3504円(利回り3.71%)
5年最高利回り時の株価2403円(利回り5.41%)
5年最低利回り時の株価5179円(利回り2.51%)

いまの株価は3504円(5年平均利回り水準)と5179円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約29.5%下がる計算です。

利回りが5年平均3.71%に戻る株価はおよそ3504円で、現在値より3割ほど低い。株価は過去5年の利回りレンジの内側にある。売買を推奨するものではない。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 49.8)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定は中立(スコア49.8)。4年連続増配と業種平均を上回るDOEが加点材料。収益性が業種平均並みで、自社の過去利回りより低い点が中立に置いている。増配のペースは近い数年で明確に上がっている。

6. よくある質問

T&Dホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.62%で、過去5年平均の3.71%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約46%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

タイトルとURLをコピーしました