【高配当】ジャフコグループ(8595)配当分析|利回り5.83%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

ジャフコグループ(8595)はベンチャーキャピタルです。配当の性格を数字で見ます。

項目値
銘柄コード8595
業種証券,商品先物取引業
配当利回り(株価ベース)5.83%
1株配当(最新期・分割調整済)133.00円
総合判定対象外
総合スコア63.2
連続増配4年
非減配4年
配当性向107.56%
PER / PBR18.28 / 0.89
ROE4.78%
DOE(株主資本配当率)5.23%(業種中央値 5.32%)

ジャフコグループは日本を代表する独立系ベンチャーキャピタルだ。投資先の上場や売却で得た利益(キャピタルゲイン)が収益と配当の源泉になるため、業績は年ごとの回収状況で大きく振れる。本レポートは利回り・還元・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの位置と配当の推移を追う。

期間最大平均最小
5年7.22%4.58%2.45%
3年7.22%5.21%4.06%
1年6.18%5.70%5.28%
現在5.83%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期51.00円26.49%193円
2023年3月期60.00円25.56%235円
2024年3月期69.00円50.13%138円
2025年3月期88.00円50.12%176円
2026年3月期133.00円107.56%124円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは5.23%(業種中央値は5.32%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

いまの利回りは5.83%で、5年平均4.58%を上回る。線は平均より上にあり、過去の自分と比べれば株価は低い側だ。5年間の最高は7.22%だった。

1年平均5.70%、3年平均5.21%、5年平均4.58%。期間を縮めるほど水準が切り上がっており、ここ1年は利回りが高めに出ている。

配当は51円から133円まで大きく伸びた。棒グラフの右端が急に立ち上がっている。増配4年連続だが、原資が投資回収益のため額面は変動しやすい。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

1株配当は51円から60円・69円・88円・133円(2026年度)へ大きく伸びた。連続増配は4年、非減配は4年。現在の利回りは5.83%で、5年平均4.58%を上回る。ただし配当の原資が投資回収の利益であるため、水準は年ごとに変動しやすい点は押さえておきたい。

3. 業績と財務の安定性

収益と財務を見る。

指標値
ROE4.78%
ROA4.17%
DOE5.23%
自己資本比率84.96%
EPS / BPS124 / 2549
収益性スコア1.90
還元スコア0.49
割安スコア0.91

ROEは4.78%で証券業中央値9.2%を下回る。自己資本比率は84.96%と非常に厚い。配当性向は107.56%で、当期利益を超える配当を出した年になっている。EPSは123円、フリーキャッシュフローは94億円のプラス。キャピタルゲインの回収時期によって利益と配当性向は大きく動く。

4. 割安度

PERは18.28倍、PBRは0.89倍(業種中央値0.98倍)で、純資産に対して株価は低い側にある。利回りが5年平均の4.58%に戻るには、株価が約27%上がって2,904円になる計算だ。いまは過去5年基準では株価が低い側にある。区分は対象外。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2282円(利回り5.83%)
5年平均利回りに戻る株価2904円(利回り4.58%)
5年最高利回り時の株価1842円(利回り7.22%)
5年最低利回り時の株価5429円(利回り2.45%)

いまの株価は2904円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価2,282円は、5年平均利回り水準の2,904円より下にある。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側だ。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 63.2)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ 3年連続増配

総合スコアは63.2。配当性向が80%を超えたため、本システムの足切りで区分は対象外とした。4年連続増配は加点材料だが、VCの配当は投資回収の利益に連動し、性向が100%を超える年も生じる。配当の持続性は回収状況とセットで見る必要がある。

6. よくある質問

ジャフコグループの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは5.83%で、過去5年平均の4.58%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約108%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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