4045 東亞合成
- 配当利回り
- 3.76%
- 配当性向
- 56%
- DOE
- 3.29%
- 総合スコア
- 62.7pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4045 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.76% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 65.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 62.7 |
| 連続増配 | 3年 |
| 非減配 | 16年 |
| 配当性向 | 55.55% |
| PER / PBR | 14.00 / 0.82 |
| ROE | 5.94% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.29%(業種中央値 2.48%) |
東亞合成は化学セクターの企業で、決算は12月期です。時価総額は約1,769億円。
収益面では、営業利益率が8.74%で、化学業種の中央値6.83%を上回ります。ROEは5.94%と業種中央値の6.49%にやや届きませんが、ROAは4.42%で中央値3.94%より高い水準です。
自己資本比率は74.69%。借入に頼らず、厚い自己資本で事業を回している会社だと読み取れます。PBRは0.82倍で、業種中央値0.80倍とほぼ並びます。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 5.60% | 4.29% | 3.34% |
| 3年 | 5.58% | 4.34% | 3.60% |
| 1年 | 4.59% | 4.02% | 3.60% |
| 現在 | 3.76% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/12 | 26.00円 | 24.80% | 105円 |
| 17/12 | 26.00円 | 26.51% | 98円 |
| 18/12 | 28.00円 | 28.91% | 97円 |
| 19/12 | 30.00円 | 38.02% | 79円 |
| 20/12 | 30.00円 | 48.05% | 62円 |
| 21/12 | 36.00円 | 33.29% | 108円 |
| 22/12 | 36.00円 | 35.53% | 101円 |
| 23/12 | 53.00円 | 51.57% | 103円 |
| 24/12 | 60.00円 | 57.38% | 105円 |
| 25/12 | 65.00円 | 55.55% | 117円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.29%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを折れ線で示し、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。利回りは株価が上がると下がり、下がると上がります。この銘柄は2023年1月に5.21%、2025年4月に5.16%まで上がったあと、2026年9月は3.76%まで下がり、5年平均4.29%を下回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小の利回りを棒で並べたグラフです。期間が短いほど、最近の水準が見えます。平均は5年が4.29%、3年が4.34%、1年が4.02%と下がっており、現在の3.76%は1年の最小3.60%に近い位置です。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整したうえで並べた棒グラフです。右肩上がりなら増配が続いています。2022年の36円から2023年53円、2024年60円、2025年65円と、直近3年で棒が目に見えて伸びています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.76%です。5年平均の4.29%を下回り、5年間のレンジ(3.34%〜5.60%)では下側に位置します。直近1年の平均は4.02%で、足もとの利回りは1年の最小値3.60%に近づいています。
1株配当は2022年の36円から、2023年53円、2024年60円、2025年65円へ積み上がりました。増配は3年連続です。最後に減配したのは2009年で、それ以降の非減配は16年続いています。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当性向は55.55%。利益の半分強を配当に回している計算です。DOE(純資産に対する配当の比率で、減配しにくさを見る指標)は3.29%で、業種中央値2.48%を上回り、全国目安の2〜4%の範囲に収まっています。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 5.94% |
| ROA | 4.42% |
| DOE | 3.29% |
| 自己資本比率 | 74.69% |
| EPS / BPS | 117 / 2002 |
| 収益性スコア | 1.10 |
| 還元スコア | 1.11 |
| 割安スコア | 0.77 |
利益の質は悪くありません。EPSは117.02円で、前期比の伸びは11.92%です。一方で売上高は前期比3.15%の減少でした。売上が縮むなかで利益が伸びた形です。
財務の土台は厚く、自己資本比率は74.69%に達します。配当性向は2021年の33.29%から2023年に51.57%へ上がり、2025年は55.55%でした。EPSの伸びを配当の増額が追いかけてきた流れです。
気になる点がひとつあります。フリーキャッシュフローは約マイナス73億円で、営業で稼いだ現金を投資が上回っています。配当を出す余力は、今後のキャッシュフローの戻り方に左右されます。
4. 割安度
PERは14.0倍で、業種中央値27.25倍を大きく下回ります。PBRは0.82倍。中央値の0.80倍とほぼ同じ水準です。
配当利回りでみると、現在の3.76%は5年平均4.29%より低く、5年間の最低3.34%よりは高い位置にいます。5年平均の利回りに戻る株価は約1,597円で、足もとの株価は1,820円です。
PERでは業種内で低め、利回りでは自社の過去平均より低め。見る物差しによって位置づけが分かれる銘柄です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1820円(利回り3.76%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1597円(利回り4.29%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1223円(利回り5.60%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 2051円(利回り3.34%) |
いまの株価は1597円(5年平均利回り水準)と2051円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約12.3%下がる計算です。
株価の推移に、利回りから逆算した株価の水準線を重ねたグラフです。過去の利回り水準に戻る株価を示すもので、売買を推奨するものではありません。5年平均利回りに戻る株価は約1,597円、5年最低利回りの水準は約2,051円で、現在の株価1,820円はこの間にあります。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 62.7)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ 3年連続増配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
スコアリングの総合点は62.7点で、判定は対象外(内部区分は除外)です。理由はフリーキャッシュフローがマイナスであることです。
加点の要素も並んでいます。3年連続増配、利回り3%以上、そしてDOEが2%以上かつ業種平均以上という3点です。収益性スコアは1.105、還元スコアは1.108で、いずれも1を超えています。割安スコアは0.768にとどまり、自社利回り比も0.88と、現在の利回りが過去平均より低いことが数字に出ています。
配当の面では、16年の非減配と3年連続の増配が積み上がっています。配当性向55.55%、DOE3.29%という数字もあります。ただし、フリーキャッシュフローの赤字が続けば、増配を支える現金の余力は細ります。あなたが追うなら、次の決算でフリーキャッシュフローが黒字に戻るかを見てください。 ※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
東亞合成の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.76%で、過去5年平均の4.29%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また16年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約56%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2009年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

