【連続増配】シマノ(7309)配当分析|利回り1.72%・7年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

シマノ(7309)は自転車部品と釣具を軸にする輸送用機器メーカーです。配当の実像を数字で押さえます。

項目値
銘柄コード7309
業種輸送用機器
配当利回り(株価ベース)1.72%
1株配当(最新期・分割調整済)339.00円
総合判定対象外
総合スコア37.0
連続増配7年
非減配15年
配当性向87.33%
PER / PBR42.60 / 1.65
ROE3.88%
DOE(株主資本配当率)3.40%(業種中央値 2.15%)

シマノ(7309)は変速機を中心とした自転車部品と釣具で世界的なシェアを持つ。手元資金が厚く、自己資本比率は92.7%に達する。本稿では利回り・増配記録・財務を表とグラフで整理する。

2. 配当の魅力

利回りの位置と、増配・非減配の記録をたどります。

期間最大平均最小
5年2.32%1.46%0.71%
3年2.32%1.66%1.12%
1年2.32%2.02%1.61%
現在1.72%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2016年12月期155.00円28.19%550円
2017年12月期155.00円37.38%415円
2018年12月期155.00円26.64%582円
2019年12月期226.25円27.72%816円
2020年12月期230.62円51.85%445円
2021年12月期235.00円18.76%1253円
2022年12月期260.50円18.46%1411円
2023年12月期285.00円42.11%677円
2024年12月期309.00円36.21%853円
2025年12月期339.00円87.33%388円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.40%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.15%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

いまの利回りは1.72%。5年平均1.46%より上にあり、株価は過去5年のなかでは安い側にある。5年間の最高は2.32%。

直近1年の平均利回りは2.02%で、5年平均1.46%を上回る。ここ1年は利回りが高めの時間帯だった。

7年連続で増配し、非減配は15年。棒グラフは右肩上がりだが、直近期は減益で配当性向が87%まで上がった点は押さえておきたい。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

現在の配当利回りは 1.72%。5年平均1.46%を上回り、株価は自社の過去水準からみて低い側にある。連続増配は 7年、非減配は 15年。ただし直近期のEPSは前期比で半減し、配当性向は87.3%まで上がった。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務を確認します。

指標値
ROE3.88%
ROA3.62%
DOE3.40%
自己資本比率92.67%
EPS / BPS388 / 10042
収益性スコア1.27
還元スコア0.92
割安スコア2.48

ROEは3.9%へ低下し、営業利益率は11.1%。EPSは388円で前期から大きく落ちた。自己資本比率92.7%と財務は厚いが、配当性向87.3%は利益の縮小を映す。増配の持続力は利益の回復しだい。

4. 割安度

区分は 対象外(配当性向が80%を超え、本システムの足切りに該当)。自社の過去利回りでみれば利回り比は1.18で平均よりやや高い位置にある。利回りが5年平均1.46%に戻るには株価が約17.9%上がる計算になる。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価20385円(利回り1.72%)
5年平均利回りに戻る株価24041円(利回り1.46%)
5年最高利回り時の株価15129円(利回り2.32%)
5年最低利回り時の株価49437円(利回り0.71%)

いまの株価は24041円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

現値20,385円は、5年平均利回りに対応する24,041円より低い。過去5年の利回りでみれば株価は低い側にある。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 37.0)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
配当性向80%超
+ 5年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合判定は 対象外(スコア37.0)。配当性向の高さが足切りの理由で、利益水準が戻るかどうかが配当の焦点になる。

6. よくある質問

シマノの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.72%で、過去5年平均の1.46%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

7年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また15年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約87%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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