5942 日本フイルコン
- 配当利回り
- 4.20%
- 配当性向
- 88%
- DOE
- 2.46%
- 総合スコア
- 23.3pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
日本フイルコン(5942)は金属製品の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5942 |
| 業種 | 金属製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 4.20% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 28.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 23.3 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 7年 |
| 配当性向 | 88.47% |
| PER / PBR | 16.00 / 0.44 |
| ROE | -3.17% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.46%(業種中央値 1.78%) |
日本フイルコンは金属製品の小型株です。時価総額は約112億円。直近本決算のROEは-3.17%で、金属製品の中央値5.35%を下回ります。営業利益率は2.40%で、金属製品の中央値5.29%を下回ります。自己資本比率は52.50%、フリーキャッシュフローは約5.5億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2013年11月期の51円から2024年11月期の32円へ減りました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 7.50% | 5.46% | 3.53% |
| 3年 | 6.91% | 5.57% | 3.75% |
| 1年 | 5.53% | 4.79% | 3.75% |
| 現在 | 4.20% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/11 | 16.00円 | 21.19% | 76円 |
| 17/11 | 19.00円 | 18.54% | 102円 |
| 18/11 | 12.00円 | 28.64% | 42円 |
| 19/11 | 12.00円 | —% | —円 |
| 20/11 | 12.00円 | —% | —円 |
| 21/11 | 16.00円 | 31.54% | 51円 |
| 22/11 | 16.00円 | 31.20% | 51円 |
| 23/11 | 27.00円 | 43.16% | 63円 |
| 24/11 | 28.00円 | 88.47% | 32円 |
| 25/11 | 28.00円 | —% | —円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.46%(業種中央値は1.78%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは4.20%で、5年平均の5.46%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は7.50%でした。
直近1年の平均利回り(4.79%)は5年平均(5.46%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
派手な増配はないものの、7年間減配なし。維持力があるタイプで、これはこれで安心材料です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは4.20%です。5年平均の5.46%/直近1年平均の4.79%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは3.53%〜7.50%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2001年11月期6円、2002年11月期6円、2003年11月期8円、2004年11月期8円、2005年11月期12円、2006年11月期9円、2007年11月期12円、2008年11月期6円、2010年11月期3円、2011年11月期3円、2012年11月期3円、2013年11月期6円、2014年11月期7円、2015年11月期11円、2016年11月期16円、2017年11月期19円、2018年11月期12円、2019年11月期12円、2020年11月期12円、2021年11月期16円、2022年11月期16円、2023年11月期27円、2024年11月期28円、2025年11月期28円と推移しました。連続増配は0年、非減配は7年です。直近の減配は2018年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は2.46%です。金属製品の中央値1.78%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は88.47%と高めで、利益の変動が配当に響きやすい構えです。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | -3.17% |
| ROA | -1.69% |
| DOE | 2.46% |
| 自己資本比率 | 52.50% |
| EPS / BPS | -37 / 1143 |
| 収益性スコア | -0.21 |
| 還元スコア | 0.81 |
| 割安スコア | 1.11 |
売上高成長率は-2.78%、EPS成長率は-49.41%です。EPSは2013年11月期51円、2014年11月期54円、2015年11月期70円、2016年11月期76円、2017年11月期102円、2018年11月期42円、2021年11月期51円、2022年11月期51円、2023年11月期63円、2024年11月期32円と推移しました。ROEは-3.17%で、金属製品の中央値5.35%を下回ります。ROAは-1.69%で、金属製品の中央値3.45%を下回ります。営業利益率は2.40%で、金属製品の中央値5.29%を下回ります。自己資本比率は52.50%、フリーキャッシュフローは約5.5億円のプラスです。
4. 割安度
PERは16.00倍、PBRは0.44倍です。PBRは金属製品の中央値0.57倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.77倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは1.11です(収益性スコア-0.21・還元スコア0.81との対比)。スコアリングの判定根拠は「配当性向80%超」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 667円(利回り4.20%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 513円(利回り5.46%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 373円(利回り7.50%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 793円(利回り3.53%) |
いまの株価は513円(5年平均利回り水準)と793円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約23.1%下がる計算です。
株価は513円(5年平均利回り水準)と793円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 23.3)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
配当性向80%超
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは23.3点、判定は「除外」です。加点はつぎの点です。DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。
連続増配は0年、非減配は7年です。2018年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値を検出しました(EPS赤字、配当性向が前年比+45.3pt急変)。背景とリスクを確認してください。
6. よくある質問
日本フイルコンの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは4.20%で、過去5年平均の5.46%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約88%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2018年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。
