5592 くすりの窓口
中立- 配当利回り
- 1.53%
- 配当性向
- 14%
- DOE
- 3.83%
- 総合スコア
- 80.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5592 |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.53% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 38.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 80.2 |
| 連続増配 | 1年 |
| 非減配 | 1年 |
| 配当性向 | 14.44% |
| PER / PBR | 9.30 / 2.47 |
| ROE | 29.55% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.83%(業種中央値 4.34%) |
くすりの窓口は情報・通信業に属し、決算期は3月です。直近の2026年3月期は、売上高が前期比10.1%増、EPS(1株利益)が263.23円と前期比42.4%増になりました。
時価総額は約281億円。ROEは29.55%で、業種中央値の11.13%を大きく上回ります。営業利益率も21.75%あり、業種中央値8.50%の2倍を超える水準です。
私が数字を並べて感じるのは、配当よりも稼ぐ力が先に目に入る会社だということです。配当目的で見るなら、この収益力が配当をどこまで支えるかを次章以降で確かめます。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 2.67% | 1.63% | 0.84% |
| 3年 | 2.67% | 1.63% | 0.84% |
| 1年 | 1.81% | 1.44% | 1.05% |
| 現在 | 1.53% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 25/03 | 27.00円 | 14.60% | 185円 |
| 26/03 | 38.00円 | 14.44% | 263円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.83%(業種中央値は4.34%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月ごとの配当利回りの動きを、5年の最高・平均・最低の水準線と並べたグラフです。線が平均より上なら株価が相対的に低く、下なら高い時期にあたります。この銘柄の現在値は1.53%で、5年平均1.63%の少し下、最高2.67%と最低0.84%のあいだに位置します。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小の利回りを棒で比べたグラフです。期間が短いほど直近の株価水準を反映します。5年の平均は1.63%、直近1年の平均は1.44%で、現在値1.53%は1年平均をやや上回っています。
年度ごとの1株配当を、株式分割の影響を除いた金額で並べたグラフです。棒が右へ伸びていれば増配が続いています。この銘柄は2025年が27円、2026年が38円で、記録された2年間では増配でした。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.53%です。過去5年の平均1.63%をわずかに下回り、最高2.67%、最低0.84%のレンジの中ほどにあります。直近1年に限ると平均1.44%、最高1.81%、最低1.05%で、現在値はその平均を少し上回っています。
1株配当は2025年3月期の27円から、2026年3月期は38円へ増えました。連続増配は1年、減配の履歴はありません。ただし記録が2年分しかなく、長期の継続力はまだ測れません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
配当性向は14.44%と低めで、利益の大半を社内に残しています。DOE(株主資本配当率、純資産に対する配当の割合)は3.83%。業種中央値の4.34%を下回り、全国目安の2〜4%の範囲に収まります。減配しにくさを測るDOEで見ると、突出して高くも低くもありません。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 29.55% |
| ROA | 16.57% |
| DOE | 3.83% |
| 自己資本比率 | 64.35% |
| EPS / BPS | 263 / 991 |
| 収益性スコア | 2.56 |
| 還元スコア | 0.68 |
| 割安スコア | 0.95 |
収益性は業種の中央値を大きく超えています。ROEは29.55%(業種中央値11.13%)、ROAは16.57%(同6.68%)、営業利益率は21.75%(同8.50%)です。
成長も続いています。売上高は前期比10.1%増、EPSは184.93円から263.16円へ伸びました。1株配当27円から38円への増額も、この利益成長の範囲に収まっています。
財務面では、自己資本比率が64.35%と厚めです。フリーキャッシュフローは約6.5億円のプラスで、配当を払っても手元に現金が残る形になっています。配当性向14.44%という低さも、減配リスクを小さくする材料です。
4. 割安度
PERは9.3倍で、業種中央値15.85倍を下回ります。一方PBRは2.47倍で、業種中央値1.87倍より高めです。利益に対しては低く、純資産に対しては高く評価されている形で、ROEの高さがこの差を生んでいます。
利回りの面では、現在の1.53%は5年平均1.63%より低く、スコア上の自社利回り比は0.94です。株価が5年平均利回りの水準に戻るのは2,331円で、現在の2,482円より6.1%低い位置になります。
割安度スコアは0.955、還元スコアは0.682でした。利益面の評価は高く、利回り面は平均並みか、わずかに低めという構図です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2482円(利回り1.53%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2331円(利回り1.63%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1423円(利回り2.67%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4524円(利回り0.84%) |
いまの株価は2331円(5年平均利回り水準)と4524円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約6.1%下がる計算です。
現在の株価と、過去の利回りから逆算した株価水準を折れ線で示したグラフです。年間配当38円が、5年平均利回りになる株価は2,331円、5年最低利回りになる株価は4,524円です。現在の2,482円は、この2つの水準のあいだにあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 80.2)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
総合スコアは80.2点、判定は「中立」です。収益性スコア2.565が全体を押し上げ、ROE10%以上の高収益が加点になりました。注意事項は付いていません。
一方で、還元スコアは0.682にとどまります。利回りは5年平均よりやや低く、配当の実績も2期分しかありません。連続増配は1年で、異常値も検出されていません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
あなたが見るべき点は、高いROEと厚い自己資本が、配当性向14.44%の余力として今後の増配につながるかどうかです。この記事は事実の整理であり、売買を推奨するものではありません。
6. よくある質問
くすりの窓口の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.53%で、過去5年平均の1.63%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また1年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約14%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

