5332 TOTO
割高寄り- 配当利回り
- 2.09%
- 配当性向
- 45%
- DOE
- 3.42%
- 総合スコア
- 45.9pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
TOTO(5332)はガラス・土石製品の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5332 |
| 業種 | ガラス・土石製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.09% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 110.00円 |
| 総合判定 | 割高寄り |
| 総合スコア | 45.9 |
| 連続増配 | 1年 |
| 非減配 | 5年 |
| 配当性向 | 45.27% |
| PER / PBR | 20.90 / 1.58 |
| ROE | 7.56% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.42%(業種中央値 2.40%) |
TOTOはガラス・土石製品に属する大型株で、時価総額は約8,449億円です。直近本決算のROEは7.56%で、ガラス・土石製品の中央値7.56%とほぼ同じ水準です。営業利益率は7.29%で、ガラス・土石製品の中央値8.31%を下回ります。自己資本比率は64.52%、フリーキャッシュフローは約494億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の54円から2026年3月期の243円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.44% | 2.45% | 1.30% |
| 3年 | 3.44% | 2.51% | 1.30% |
| 1年 | 2.96% | 2.10% | 1.30% |
| 現在 | 2.09% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 68.00円 | 34.90% | 195円 |
| 18/03 | 72.00円 | 33.10% | 218円 |
| 19/03 | 90.00円 | 47.06% | 191円 |
| 20/03 | 90.00円 | 64.63% | 139円 |
| 21/03 | 70.00円 | 43.96% | 159円 |
| 22/03 | 90.00円 | 40.13% | 224円 |
| 23/03 | 100.00円 | 43.54% | 230円 |
| 24/03 | 100.00円 | 45.60% | 219円 |
| 25/03 | 100.00円 | 139.41% | 72円 |
| 26/03 | 110.00円 | 45.27% | 243円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.42%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.40%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは2.09%で、5年平均の2.45%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は3.44%でした。
直近1年の平均利回り(2.10%)は5年平均(2.45%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
派手な増配はないものの、5年間減配なし。維持力があるタイプで、これはこれで安心材料です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.09%です。5年平均の2.45%/直近1年平均の2.10%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは1.30%〜3.44%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2000年3月期9円、2001年3月期18円、2002年3月期20円、2003年3月期20円、2004年3月期22円、2005年3月期23円、2006年3月期24円、2007年3月期26円、2008年3月期28円、2009年3月期20円、2010年3月期20円、2011年3月期20円、2012年3月期20円、2013年3月期28円、2014年3月期46円、2015年3月期52円、2016年3月期64円、2017年3月期68円、2018年3月期72円、2019年3月期90円、2020年3月期90円、2021年3月期70円、2022年3月期90円、2023年3月期100円、2024年3月期100円、2025年3月期100円、2026年3月期110円と推移しました。連続増配は1年、非減配は5年です。直近の減配は2021年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は3.42%です。ガラス・土石製品の中央値2.40%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は45.27%で、利益に見合った水準です。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 7.56% |
| ROA | 4.86% |
| DOE | 3.42% |
| 自己資本比率 | 64.52% |
| EPS / BPS | 243 / 3212 |
| 収益性スコア | 0.96 |
| 還元スコア | 1.21 |
| 割安スコア | 1.56 |
売上高成長率は1.79%、EPS成長率は238.78%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年3月期54円、2013年3月期99円、2014年3月期260円、2015年3月期295円、2016年3月期277円、2017年3月期195円、2018年3月期218円、2019年3月期191円、2020年3月期139円、2021年3月期159円、2022年3月期224円、2023年3月期230円、2024年3月期219円、2025年3月期72円、2026年3月期243円と推移しました。ROEは7.56%で、ガラス・土石製品の中央値7.56%とほぼ同じ水準です。ROAは4.86%で、ガラス・土石製品の中央値4.90%とほぼ同じ水準です。営業利益率は7.29%で、ガラス・土石製品の中央値8.31%を下回ります。自己資本比率は64.52%、フリーキャッシュフローは約494億円のプラスです。
4. 割安度
PERは20.90倍、PBRは1.58倍です。PBRはガラス・土石製品の中央値0.88倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.85倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは1.56です(収益性スコア0.96・還元スコア1.21との対比)。スコアリングの判定根拠は「業種内で割高(割安スコア>1.2)かつ収益性が業種平均未満」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 5754円(利回り2.09%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4898円(利回り2.45%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 3488円(利回り3.44%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 9231円(利回り1.30%) |
いまの株価は4898円(5年平均利回り水準)と9231円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約14.9%下がる計算です。
株価は4898円(5年平均利回り水準)と9231円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 割高寄り(スコア 45.9)
株価が自社の過去水準より高く、バリュエーション面のスコアが低い水準です。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
業種内で割高(割安スコア>1.2)かつ収益性が業種平均未満
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは45.9点、判定は「売り妙味あり」です。加点はつぎの点です。DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。
連続増配は1年、非減配は5年です。2021年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値を検出しました(配当性向が前年比-94.1pt急変)。背景とリスクを確認してください。
6. よくある質問
TOTOの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.09%で、過去5年平均の2.45%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「割高寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
1年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約45%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2021年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

