【高配当】AGC(5201)配当分析|利回り3.78%

5201 AGC

中立
配当利回り
3.78%
配当性向
64%
DOE
3.60%
総合スコア
50.3pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード5201
業種ガラス・土石製品
配当利回り(株価ベース)3.78%
1株配当(最新期・分割調整済)210.00円
総合判定中立
総合スコア50.3
連続増配0年
非減配5年
配当性向64.38%
PER / PBR15.92 / 0.74
ROE4.74%
DOE(株主資本配当率)3.60%(業種中央値 2.40%)

AGCは、ガラス・土石製品に分類される3月決算の企業です。時価総額は約1兆1292億円で、1株あたり利益(EPS)は326.2円、1株あたり純資産(BPS)は7003.63円です。

株価純資産倍率(PBR)は0.74倍。業種中央値の0.88倍を下回り、株価が帳簿上の純資産より低く評価されています。株価収益率(PER)は15.92倍です。

自己資本比率は50.34%で、資産の半分を自己資金でまかなっています。フリーキャッシュフロー(本業と投資を差し引いた自由に使える現金)は約960億7200万円のプラスです。一方で売上高成長率は-0.42%と、わずかに減少しました。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年6.05%4.61%2.59%
3年5.70%4.36%2.59%
1年4.54%3.67%2.59%
現在3.78%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
16/0390.00円43.87%205円
17/0390.00円21.51%418円
18/03105.00円28.79%365円
19/03170.00円59.75%285円
20/03120.00円81.17%148円
21/03120.00円37.56%319円
22/03210.00円—%—円
23/03210.00円68.91%305円
24/03210.00円—%—円
25/03210.00円64.38%326円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.60%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.40%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00 7.00 5年最大 6.05 5年平均 4.61 5年最小 2.59 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 3.78

折れ線は月ごとの配当利回りで、水準線は5年の最高・平均・最低を示します。利回りは2022年12月の5.51%から2026年6月の3.02%まで下がり、2026年10月は3.78%です。配当は同じ210円なので、利回りの低下は株価の上昇によるものです。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 5年 最大: 6.05 6.05 5年 平均: 4.61 4.61 5年 最小: 2.59 2.59 5年 3年 最大: 5.70 5.70 3年 平均: 4.36 4.36 3年 最小: 2.59 2.59 3年 1年 最大: 4.54 4.54 1年 平均: 3.67 3.67 1年 最小: 2.59 2.59 1年 現在 3.78 最大 平均 最小

5年・3年・1年のそれぞれについて、利回りの最大・平均・最小を棒で並べています。平均は5年が4.61%、3年が4.36%、1年が3.67%と、期間が短いほど下がっています。現在の3.78%は1年平均とほぼ同じ高さです。

0.00 50.00 100.00 150.00 200.00 250.00 2016 2016年 90.00円 2017 2017年 90.00円 2018 2018年 105.00円 2019 2019年 170.00円 2020 2020年 120.00円 2021 2021年 120.00円 2022 2022年 210.00円 2023 2023年 210.00円 2024 2024年 210.00円 2025 2025年 210.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した金額で示しています。2019年度の170円から2020年度に120円へ下がり、2022年度以降は210円が4年続いています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは3.78%です。過去5年の平均は4.61%、最高は6.05%、最低は2.59%でした。直近1年の平均は3.67%なので、現在の水準は1年平均に近く、5年平均よりは低い位置にあります。

1株あたり配当は2022年度から210円で横ばいです。増配は続いていませんが、2021年度以降の5年間は減配なしで、最後に減配したのは2020年です。26年分の記録を見ると、配当は2000年度の22.5円から段階的に引き上げられてきました。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率。純資産に対して配当をどれだけ出しているかを示し、減配しにくさの目安になる指標)は3.60%です。業種中央値の2.40%を上回り、全国目安の2〜4%の範囲では上寄りに位置します。配当性向は64.38%で、利益の6割あまりを配当に回しています。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE4.74%
ROA2.34%
DOE3.60%
自己資本比率50.34%
EPS / BPS326 / 7004
収益性スコア0.62
還元スコア1.11
割安スコア0.84

収益性は業種中央値を下回っています。ROE(自己資本利益率)は4.74%で中央値7.56%に届かず、ROA(総資産利益率)は2.34%で中央値4.90%の半分以下です。営業利益率も6.19%と、中央値の8.31%より低めです。

財務の土台は厚く、自己資本比率は50.34%あります。フリーキャッシュフローは約960億7200万円のプラスで、配当を払う現金は確保されています。

配当性向は年度で大きく動いてきました。2013年度は128.85%、2014年度は130.72%と100%を超え、2017年度は21.51%まで下がっています。最新の2025年度は64.38%です。利益が落ちた年に配当を維持すると、性向は跳ね上がります。

4. 割安度

PBRは0.74倍で、業種中央値の0.88倍より低い水準です。PERは15.92倍になります。

利回りで見ると、現在の3.78%は5年平均の4.61%の0.82倍です。自社の過去と比べると、利回りはやや低めで、株価が配当に対して割高寄りの位置にあります。5年の利回りレンジ(2.59%〜6.05%)の中では、下側から数えて3分の1ほどに当たります。

指標ごとに向きが分かれます。純資産に対しては低評価、過去の利回りに対しては低め。割安度スコアは0.839です。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価5551円(利回り3.78%)
5年平均利回りに戻る株価4555円(利回り4.61%)
5年最高利回り時の株価3471円(利回り6.05%)
5年最低利回り時の株価8108円(利回り2.59%)

いまの株価は4555円(5年平均利回り水準)と8108円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約17.9%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 5年最低利回り水準 8,108 5年平均利回り水準 4,555 5年最高利回り水準 3,471 21/10 22/10 23/10 24/10 25/10 26/10 5,551

株価と、過去5年の利回り水準に対応する価格ラインを重ねたグラフです。5年平均利回りに戻る株価は4555円、5年最低利回りの水準に相当する株価は8108円で、現在の5551円はこの2本の間にあります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 50.3)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
収益性が業種平均未満/自社平均より低利回り
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは50.3点で、判定は「中立」です。基礎スコアは0.927、割安スコアは0.839、還元スコアは1.107。還元姿勢が点数を支え、収益性スコアの0.617が足を引っ張る構図です。

加点は2つあります。利回り3%以上であること、そしてDOEが2%以上かつ業種平均以上で、還元姿勢が良好なことです。減点要因は、収益性が業種平均を下回っていることと、現在の利回りが自社の平均より低いことです。

配当は2022年度から210円で横ばいで、直近の減配は2020年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値は検出されていません。

あなたが見るなら、配当の水準そのものより、収益性の改善が進むかどうかです。ROEやROAが中央値に近づけば、210円の配当を支える力は増します。この記事は情報提供であり、売買を推奨するものではありません。

6. よくある質問

AGCの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは3.78%で、過去5年平均の4.61%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約64%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2020年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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