5021 コスモエネルギーホールディングス
中立- 配当利回り
- 3.86%
- 配当性向
- 53%
- DOE
- 4.41%
- 総合スコア
- 58.6pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5021 |
| 業種 | 石油・石炭製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.86% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 165.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 58.6 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 10年 |
| 配当性向 | 52.97% |
| PER / PBR | 9.78 / 1.16 |
| ROE | 10.26% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.41%(業種中央値 2.86%) |
コスモエネルギーホールディングスは、石油・石炭製品に分類される持株会社です。決算は3月期で、時価総額は約7,313億円。
ROEは10.26%で、業種中央値の8.00%を上回ります。PERは9.78倍、PBRは1.16倍です。PBRの業種中央値は0.85倍なので、純資産に対する評価は業種の中心より高い位置にあります。自己資本比率は33.50%です。
直近の売上高成長率は-4.37%、EPS成長率は+34.68%でした。売上は縮んでも、1株あたりの利益は伸びています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 9.08% | 5.21% | 3.46% |
| 3年 | 7.17% | 4.90% | 3.46% |
| 1年 | 4.99% | 4.17% | 3.46% |
| 現在 | 3.86% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 25.00円 | 7.89% | 317円 |
| 18/03 | 25.00円 | 5.78% | 433円 |
| 19/03 | 40.00円 | 12.68% | 315円 |
| 20/03 | 40.00円 | —% | —円 |
| 21/03 | 40.00円 | 7.80% | 513円 |
| 22/03 | 50.00円 | 6.03% | 829円 |
| 23/03 | 75.00円 | 18.49% | 406円 |
| 24/03 | 150.00円 | 31.98% | 469円 |
| 25/03 | 165.00円 | 49.05% | 336円 |
| 26/03 | 165.00円 | 52.97% | 312円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.41%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.86%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月ごとの配当利回りを折れ線にし、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねています。2023年4月に8.07%へ跳ね上がり、その後は低下しました。2026年9月は3.86%で、5年平均の5.21%を下回っています。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で並べています。平均は5年が5.21%、3年が4.90%、1年が4.17%と、期間が短いほど低くなっています。現在の3.86%はどの平均よりも下です。
年度ごとの1株配当を、分割調整後の金額で並べています。2016年の20円から2024年の150円、2025年と2026年の165円へ階段状に上がってきました。減配の年はなく、2026年は前年と同額です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.86%です。5年平均の5.21%を下回り、1年平均の4.17%よりも低い水準にあります。5年間の最高は9.08%、最低は3.46%でした。
分割調整後の1株配当は、2016年の20円から2026年の165円へ増えました。2024年に150円、2025年に165円と引き上げ、2026年は165円で据え置いています。連続増配の年数は0年です。減配は一度もなく、非減配は10年続いています。
DOE(株主資本配当率)は4.41%。株主資本に対して、どれだけ配当を払っているかを示す指標で、利益の振れに左右されにくく、減配しにくさの目安になります。業種中央値は2.86%、全国目安は2〜4%です。この銘柄は目安の上限を超えており、還元の水準は高めです。配当性向も52.97%まで上がりました。2022年は6.03%でしたから、利益のうち配当に回す割合は大きく変わっています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 10.26% |
| ROA | 3.37% |
| DOE | 4.41% |
| 自己資本比率 | 33.50% |
| EPS / BPS | 453 / 3818 |
| 収益性スコア | 1.09 |
| 還元スコア | 1.24 |
| 割安スコア | 1.36 |
ROEは10.26%で、業種中央値の8.00%を2ポイント超えています。ROA(総資産利益率)は3.37%、営業利益率は5.41%。この2つは業種中央値の3.37%、5.41%とほぼ同じ水準です。資産や売上の効率は業種並みで、ROEの差は財務レバレッジが支えていると読めます。
自己資本比率は33.50%です。フリーキャッシュフローは約1,290億円のプラスでした。配当を払ったうえで手元に残るお金の源泉は、この数字で確認できます。
PBRは1.16倍で、業種中央値の0.85倍より高めです。直近は売上高成長率が-4.37%と減収ですが、EPS成長率は+34.68%でした。減収のなかで利益を伸ばしているのが、いまの姿です。
4. 割安度
PERは9.78倍、PBRは1.16倍です。PBRは業種中央値の0.85倍より高く、純資産ベースでは業種の中心より評価されています。
利回りで見ると、現在の3.86%は5年平均5.21%の74%の水準です。3年平均は4.90%、1年平均は4.17%。どの期間の平均と比べても、いまの利回りは下にあります。5年間の最低3.46%に近い位置です。
スコアリングの判定根拠は「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」でした。過去の利回りレンジと照らすと、株価は上寄りにあります。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 4279円(利回り3.86%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3167円(利回り5.21%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1817円(利回り9.08%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4769円(利回り3.46%) |
いまの株価は3167円(5年平均利回り水準)と4769円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約26.0%下がる計算です。
5年平均利回り5.21%に戻る株価は3,167円、5年最低利回り3.46%に戻る株価は4,769円です。現在の株価4,279円はその間にあります。年間配当165円を前提にした水準で、売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 58.6)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ 利回り3%以上
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは58.6点、判定は「中立」です。加点は4つありました。ROE10%以上、10年以上の非減配、利回り3%以上、そしてDOE2%以上かつ業種平均以上です。注意項目はなく、異常値も検出されていません。
配当の土台は厚いと私は見ています。DOEは4.41%、配当性向は52.97%、減配なしの期間は10年。一方で、利回りは3.86%と自社の5年平均5.21%を下回り、判定を中立にとどめた理由はここにあります。連続増配は0年で、2026年の1株配当は前年と同じ165円でした。
あなたが確認するなら、配当性向が2022年の6.03%から52.97%まで上がった点です。配当に回す割合が増えた分、利益が振れたときの余裕は以前より小さくなります。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
コスモエネルギーホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.86%で、過去5年平均の5.21%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約53%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

