5019 出光興産
中立- 配当利回り
- 2.26%
- 配当性向
- 26%
- DOE
- 2.30%
- 総合スコア
- 42.5pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
出光興産(5019)は石油・石炭製品の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 5019 |
| 業種 | 石油・石炭製品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.26% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 36.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 42.5 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 3年 |
| 配当性向 | 25.64% |
| PER / PBR | 11.00 / 0.98 |
| ROE | 9.32% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.30%(業種中央値 2.86%) |
出光興産は石油・石炭製品に属する大型株で、時価総額は約18,889億円です。直近本決算のROEは9.32%で、石油・石炭製品の中央値8.00%を上回ります。営業利益率は2.62%で、石油・石炭製品の中央値5.41%を下回ります。自己資本比率は36.61%、フリーキャッシュフローは約1,008億円のプラスです。EPSは2012年3月期の81円から2026年3月期の140円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 7.19% | 4.26% | 2.18% |
| 3年 | 5.69% | 3.59% | 2.18% |
| 1年 | 3.68% | 2.84% | 2.18% |
| 現在 | 2.26% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 10.00円 | 9.07% | 110円 |
| 18/03 | 16.00円 | 9.47% | 169円 |
| 19/03 | 20.00円 | 24.90% | 80円 |
| 20/03 | 32.00円 | —% | —円 |
| 21/03 | 24.00円 | 102.15% | 23円 |
| 22/03 | 34.00円 | 18.08% | 188円 |
| 23/03 | 24.00円 | 14.06% | 171円 |
| 24/03 | 32.00円 | 19.84% | 161円 |
| 25/03 | 36.00円 | 46.25% | 78円 |
| 26/03 | 36.00円 | 25.64% | 140円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.30%(業種中央値は2.86%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは2.26%で、5年平均の4.26%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は7.19%でした。
直近1年の平均利回り(2.84%)は5年平均(4.26%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
2023年に減配があった点は要チェック。そこからの回復ぶりを棒グラフで確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.26%です。5年平均の4.26%/直近1年平均の2.84%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは2.18%〜7.19%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2007年3月期8円、2008年3月期8円、2009年3月期8円、2010年3月期8円、2011年3月期10円、2012年3月期10円、2013年3月期10円、2014年3月期10円、2015年3月期10円、2016年3月期10円、2017年3月期10円、2018年3月期16円、2019年3月期20円、2020年3月期32円、2021年3月期24円、2022年3月期34円、2023年3月期24円、2024年3月期32円、2025年3月期36円、2026年3月期36円と推移しました。連続増配は0年、非減配は3年です。直近の減配は2023年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は2.30%です。石油・石炭製品の中央値2.86%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は25.64%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 9.32% |
| ROA | 3.23% |
| DOE | 2.30% |
| 自己資本比率 | 36.61% |
| EPS / BPS | 140 / 1574 |
| 収益性スコア | 0.87 |
| 還元スコア | 0.83 |
| 割安スコア | 1.15 |
売上高成長率は-11.80%、EPS成長率は80.37%です。EPSは2012年3月期81円、2013年3月期16円、2014年3月期18円、2017年3月期110円、2018年3月期169円、2019年3月期80円、2021年3月期23円、2022年3月期188円、2023年3月期171円、2024年3月期161円、2025年3月期78円、2026年3月期140円と推移しました。ROEは9.32%で、石油・石炭製品の中央値8.00%を上回ります。ROAは3.23%で、石油・石炭製品の中央値3.37%を下回ります。営業利益率は2.62%で、石油・石炭製品の中央値5.41%を下回ります。自己資本比率は36.61%、フリーキャッシュフローは約1,008億円のプラスです。
4. 割安度
PERは11.00倍、PBRは0.98倍です。PBRは石油・石炭製品の中央値0.85倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.53倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは1.15です(収益性スコア0.87・還元スコア0.83との対比)。スコアリングの判定根拠は「収益性が業種平均未満/割安感が乏しい/自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1590円(利回り2.26%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 845円(利回り4.26%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 501円(利回り7.19%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 1651円(利回り2.18%) |
いまの株価は845円(5年平均利回り水準)と1651円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約46.9%下がる計算です。
株価は845円(5年平均利回り水準)と1651円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 42.5)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性が業種平均未満/割安感が乏しい/自社平均より低利回り
総合スコアは42.5点、判定は「中立」です。
連続増配は0年、非減配は3年です。2023年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
出光興産の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.26%で、過去5年平均の4.26%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約26%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2023年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

