【14年連続増配】エフアンドエム(4771)配当分析|利回り2.19%・14年連続増配

4771 エフアンドエム

中立
配当利回り
2.19%
配当性向
27%
DOE
4.89%
総合スコア
96.7pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4771
業種サービス業
配当利回り(株価ベース)2.19%
1株配当(最新期・分割調整済)51.00円
総合判定中立
総合スコア96.7
連続増配14年
非減配17年
配当性向26.70%
PER / PBR11.27 / 2.06
ROE19.73%
DOE(株主資本配当率)4.89%(業種中央値 3.88%)

エフアンドエムはサービス業に分類される企業で、決算期は3月です。直近の2026年3月期はEPS(1株あたり利益)が191.02円、売上高成長率が21.9%、EPS成長率が54.8%と、数字は伸びています。

ROEは19.73%でサービス業の中央値8.57%を大きく上回り、営業利益率も18.54%と中央値6.46%の3倍近い水準です。自己資本比率は74.7%と高く、フリーCFは約15.1億円のプラスでした。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年3.00%2.08%1.31%
3年3.00%2.29%1.73%
1年2.95%2.32%1.73%
現在2.19%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0320.00円33.31%60円
18/0322.00円38.47%57円
19/0324.00円34.22%70円
20/0327.00円58.67%46円
21/0328.00円48.00%58円
22/0330.00円28.24%106円
23/0334.00円26.37%129円
24/0338.00円34.46%110円
25/0340.00円32.41%123円
26/0351.00円26.70%191円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは4.89%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は3.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 5年最大 3.00 5年平均 2.08 5年最小 1.31 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2.19

月次の配当利回りを折れ線にし、5年の最大・平均・最小を水準線で重ねたグラフです。線が高いほど、その月は株価に対して配当の割合が大きかったことを示します。エフアンドエムの現在値は2.19%で、5年平均2.08%より少し上、5年間の最高3.00%と最低1.31%の間に収まっています。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年 最大: 3.00 3.00 5年 平均: 2.08 2.08 5年 最小: 1.31 1.31 5年 3年 最大: 3.00 3.00 3年 平均: 2.29 2.29 3年 最小: 1.73 1.73 3年 1年 最大: 2.95 2.95 1年 平均: 2.32 2.32 1年 最小: 1.73 1.73 1年 現在 2.19 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小の利回りを並べた棒グラフです。期間ごとの水準の違いが分かります。平均は5年が2.08%、3年が2.29%、1年が2.32%で、期間が短いほど高くなっています。現在の2.19%は3年平均と1年平均をやや下回ります。

0.00 20.00 40.00 60.00 2017 2017年 20.00円 2018 2018年 22.00円 2019 2019年 24.00円 2020 2020年 27.00円 2021 2021年 28.00円 2022 2022年 30.00円 2023 2023年 34.00円 2024 2024年 38.00円 2025 2025年 40.00円 2026 2026年 51.00円

年度ごとの1株あたり配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。棒が右へ高くなっていれば増配が続いています。2017年3月期の20円から2026年3月期の51円まで、10年間で毎年伸びました。14年連続増配の実績が棒の並びに出ています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは2.19%です。5年平均は2.08%、1年平均は2.32%で、現在値は5年平均をわずかに上回り、1年平均をやや下回っています。5年間の幅は1.31%から3.00%でした。

1株あたり配当は2020年3月期の27円から2026年3月期の51円へ伸び、14年連続で増配を続けています。減配は2008年が最後で、非減配は17年です。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率、純資産に対する配当の割合で、減配しにくさの目安)は4.89%です。業種中央値3.88%を上回り、全国目安の2〜4%よりも高い水準にあります。配当性向は26.70%で、利益の4分の1ほどを配当に回している計算です。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE19.73%
ROA13.69%
DOE4.89%
自己資本比率74.72%
EPS / BPS191 / 1043
収益性スコア2.78
還元スコア1.08
割安スコア1.01

収益性は業種中央値を大きく上回ります。ROEは19.73%(中央値8.57%)、ROAは13.69%(中央値4.31%)、営業利益率は18.54%(中央値6.46%)です。

財務の厚みも目立ちます。自己資本比率は74.7%、フリーCFは約15.1億円のプラスです。EPSは2025年3月期の123.42円から2026年3月期は191.01円へ増え、配当性向は32.41%から26.70%に下がりました。利益の伸びが配当の伸びを上回っています。

一方で、EPSは2024年3月期に128.93円から110.27円へ減った年もあり、毎年一直線に増えてきたわけではありません。

4. 割安度

PERは11.27倍で、業種中央値15.9倍より低い水準です。PBRは2.06倍で、中央値1.57倍を上回ります。利益に対しては低め、純資産に対しては高めという、二つの指標で向きが分かれています。

配当利回りは2.19%で、5年平均の2.08%に近い位置です。スコアの割安スコアは1.01、自社利回り比は1.05で、判定根拠には「割安感が乏しい」とあります。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2734円(利回り2.19%)
5年平均利回りに戻る株価2885円(利回り2.08%)
5年最高利回り時の株価2000円(利回り3.00%)
5年最低利回り時の株価4580円(利回り1.31%)

いまの株価は2885円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 5年最低利回り水準 4,580 5年平均利回り水準 2,885 5年最高利回り水準 2,000 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2,734

株価の推移に、5年平均利回りに戻る株価の水準線を重ねた折れ線です。線の上下で、いまの株価が過去の利回り水準からどれだけ離れているかが見えます。現在の株価は2,734円、5年平均の利回りに戻る株価は約2,885円で、差は5.5%です。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 96.7)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは96.7、内部判定は「中立」です。加点要素は、ROE10%以上の高収益、10年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上の還元姿勢の3点で、注意事項はありません。異常値の検出もありませんでした。

収益性スコア2.783と還元スコア1.076に対し、割安スコアは1.01にとどまります。事業の質と増配の実績は数字に表れており、価格面では5年平均の利回りと同程度の位置です。

14年連続増配、非減配17年という実績はあるものの、減配は2008年にありました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

エフアンドエムの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.19%で、過去5年平均の2.08%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

14年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また17年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約27%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2008年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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