4543 テルモ
- 配当利回り
- 1.44%
- 配当性向
- 33%
- DOE
- 2.79%
- 総合スコア
- 48.2pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4543 |
| 業種 | 精密機器 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.44% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 30.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 48.2 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 26年 |
| 配当性向 | 32.56% |
| PER / PBR | 22.88 / 1.96 |
| ROE | 9.21% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.79%(業種中央値 3.08%) |
テルモは精密機器業種に属し、時価総額は約3兆1,213億円です。直近の決算(2026年3月期)では、売上高成長率が9.24%、EPS成長率が16.62%でした。
営業利益率は15.58%で、業種中央値の8.76%を大きく上回ります。ROEは9.21%と業種中央値(9.21%)とほぼ同水準、自己資本比率は68.53%です。
PERは22.88倍、PBRは1.96倍で、業種中央値(PER 12.4倍、PBR 1.39倍)より高い水準にあります。利益の質には自信を持てる一方、株価は成長への期待を織り込んだ位置にいます。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 1.73% | 1.09% | 0.68% |
| 3年 | 1.73% | 1.14% | 0.76% |
| 1年 | 1.73% | 1.41% | 1.17% |
| 現在 | 1.44% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 10.50円 | 55.15% | 19円 |
| 18/03 | 12.50円 | 19.30% | 65円 |
| 19/03 | 13.50円 | 49.68% | 27円 |
| 20/03 | 14.00円 | 24.57% | 57円 |
| 21/03 | 14.00円 | 28.34% | 49円 |
| 22/03 | 17.00円 | 28.95% | 59円 |
| 23/03 | 20.00円 | 33.61% | 60円 |
| 24/03 | 22.00円 | 61.54% | 36円 |
| 25/03 | 26.00円 | 32.91% | 79円 |
| 26/03 | 30.00円 | 32.56% | 92円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.79%(業種中央値は3.08%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
月ごとの配当利回りを折れ線で示し、5年の最高・平均・最低を水準線で重ねています。線が高いほど、その時点の株価が配当に対して低かったことを意味します。テルモの利回りは2021年9月の0.68%から切り上がり、いまは1.44%で5年平均1.09%を上回っています。
5年・3年・1年それぞれの利回りについて、最高・平均・最小を並べた棒グラフです。期間が短いほど直近の姿に近づきます。平均は5年で1.09%、3年で1.14%、1年で1.41%と、期間が短くなるほど高く、利回りが上向いてきた流れが読み取れます。
年度ごとの1株配当を、株式分割を調整して並べた棒グラフです。右肩上がりなら増配が続いています。2026年は30円で、2021年の14円から5年連続で増えており、減配の年は記録にありません。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.44%です。5年平均の1.09%を上回り、5年間の最高1.73%と最低0.68%のあいだでは上寄りに位置します。直近1年の平均は1.41%でした。
1株あたり配当(分割調整後)は2021年の14円から2026年の30円へ、5年連続で増えています。26年間は減配がなく、最後の減配年は記録にありません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率、減配しにくさの指標)は2.79%で、業種中央値の3.08%をやや下回ります。全国の目安である2〜4%のなかでは中位に収まっています。配当性向は32.56%と、利益の3分の1ほどを配当に回している計算です。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 9.21% |
| ROA | 5.88% |
| DOE | 2.79% |
| 自己資本比率 | 68.53% |
| EPS / BPS | 92 / 1074 |
| 収益性スコア | 1.27 |
| 還元スコア | 0.95 |
| 割安スコア | 1.63 |
収益力は業種平均を上回っています。ROAは5.88%(業種中央値5.67%)、営業利益率は15.58%(同8.76%)です。ROEは9.21%で、業種中央値とほぼ並びます。
財務の土台は厚めです。自己資本比率は68.53%で、借入に頼らず事業を回せる体力があります。EPSは2024年の35.75円から2025年に79.00円、2026年に92.14円へ伸びました。2024年は配当性向が61.54%まで上がりましたが、2025年以降は32%台に戻っています。
気になる点がひとつあります。フリーキャッシュフローは約1,133億円のマイナスです。投資に資金を振り向けた結果とみられますが、配当を現金で賄う力という面では、今後の推移を追う必要があります。
4. 割安度
PERは22.88倍で業種中央値12.4倍を上回り、PBRも1.96倍と中央値1.39倍より高い水準です。利益や資産の額から見ると、株価は業種のなかで高めの位置にあります。
配当利回りの面では、いまの1.44%は5年平均の1.09%を上回ります。利回りが5年平均に戻る株価は約3,028円で、現在の株価2,297円はその水準より低い位置です。
PERやPBRは高め、利回りは自社の過去比で高めと、見る指標によって位置づけが分かれます。あなたが何を重視するかで、受け取り方が変わる銘柄です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2297円(利回り1.44%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3028円(利回り1.09%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1908円(利回り1.73%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4853円(利回り0.68%) |
いまの株価は3028円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
実際の株価の折れ線に、利回りが5年平均に戻る水準の線を重ねたグラフです。売買の推奨ではなく、過去の利回りと比べた株価の位置を見るための目安です。現在の株価は2,297円で、5年平均利回りに対応する約3,028円より低い位置にあります。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 48.2)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ 5年連続増配
総合スコアは48.2点で、判定は「対象外」です。判定根拠には「FCFマイナス」が挙がり、加点要素として「5年連続増配」が付いています。割安度のスコアは1.631と高めでしたが、基礎スコアは0.905にとどまりました。
配当の面では、26年間減配がなく、1株配当は5年連続で増えています。配当性向は32.56%、DOEは2.79%と、無理のない水準で積み上げています。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
一方で、フリーキャッシュフローは約1,133億円のマイナスです。配当の原資を営業活動の稼ぎで継続的に賄えているかは、決算ごとに確認したい項目です。異常値は検出されていません。
6. よくある質問
テルモの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.44%で、過去5年平均の1.09%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また26年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約33%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

