4516 日本新薬
割安寄り- 配当利回り
- 3.60%
- 配当性向
- 28%
- DOE
- 2.87%
- 総合スコア
- 100.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4516 |
| 業種 | 医薬品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.60% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 124.00円 |
| 総合判定 | 割安寄り |
| 総合スコア | 100.0 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 20年 |
| 配当性向 | 28.12% |
| PER / PBR | 11.60 / 1.18 |
| ROE | 11.04% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.87%(業種中央値 2.88%) |
日本新薬は医薬品を手がける企業で、決算月は3月です。時価総額は約3,594億円、PERは11.6倍、PBRは1.18倍。業種中央値のPER22.15倍、PBR1.11倍と並べると、PERは半分ほどで、PBRはほぼ同じ水準です。営業利益率は20.79%と、業種中央値の2.83%を大きく上回っています。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 4.81% | 2.69% | 1.33% |
| 3年 | 4.81% | 3.28% | 2.11% |
| 1年 | 3.97% | 3.03% | 2.11% |
| 現在 | 3.60% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 48.00円 | 27.52% | 174円 |
| 18/03 | 52.00円 | 27.04% | 192円 |
| 19/03 | 70.00円 | 28.92% | 242円 |
| 20/03 | 86.00円 | 34.34% | 250円 |
| 21/03 | 99.00円 | 32.21% | 307円 |
| 22/03 | 110.00円 | 32.15% | 342円 |
| 23/03 | 114.00円 | 33.66% | 339円 |
| 24/03 | 124.00円 | 32.31% | 384円 |
| 25/03 | 124.00円 | 25.65% | 483円 |
| 26/03 | 124.00円 | 28.12% | 441円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.87%(業種中央値は2.88%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
折れ線は月ごとの配当利回りで、株価が下がると上がり、株価が上がると下がります。この銘柄は2024年5月に4.37%まで上がり、2025年12月に2.26%へ下がった後、2026年9月は3.60%です。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小を並べた棒です。1年平均3.03%は5年平均2.69%より高く、現在の3.60%は1年の最大3.97%と最小2.11%の間にあります。
年度ごとの1株配当で、株式分割は調整済みです。2017年度の48円から2024年度の124円まで増え、2024年度以降は3年続けて124円で横ばいです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.60%です。過去5年の平均2.69%より高く、5年間の幅は1.33%から4.81%でした。1株配当は2024年度から3年続けて124円で、増配は止まっていますが、減配は2006年度の一度きりです。非減配は20年続いています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本に対する配当の割合。減配のしにくさを見る指標)は2.87%。業種中央値の2.88%とほぼ同じで、全国目安の2〜4%の真ん中に入ります。配当性向は28.12%なので、利益の約7割を内部に残しながら配当を出している計算です。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 11.04% |
| ROA | 8.58% |
| DOE | 2.87% |
| 自己資本比率 | 84.18% |
| EPS / BPS | 441 / 4326 |
| 収益性スコア | 5.49 |
| 還元スコア | 0.97 |
| 割安スコア | 0.80 |
ROEは11.04%で、業種中央値3.00%の3倍を超えます。ROAは8.58%、自己資本比率は84.18%。借入に頼らず稼ぐ体質が数字に出ています。フリーキャッシュフローは約292億円のプラスです。
直近の売上高成長率は6.58%でした。一方でEPSは前年度の483.43円から440.97円へ下がり、成長率はマイナス8.77%です。配当性向は2025年度の25.65%から28.12%に上がっており、利益の減少が配当性向を押し上げた形です。
4. 割安度
PERは11.6倍で、業種中央値22.15倍を下回ります。PBRは1.18倍で、中央値1.11倍をわずかに上回る程度です。利益の面では割安寄り、資産の面では中央値並みという組み合わせになっています。
利回りの面では、現在の3.60%が5年平均2.69%の1.34倍にあたります。直近1年の平均3.03%と比べても高い位置です。ただし2025年12月から株価が大きく動いた局面があり、月次の利回りは3.52%から2.26%へ一気に下がりました。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 3442円(利回り3.60%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 4610円(利回り2.69%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2578円(利回り4.81%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 9323円(利回り1.33%) |
いまの株価は4610円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
利回りが5年平均2.69%になる株価は4,610円、5年最高の4.81%になる株価は2,578円です。現在の株価3,442円はこの2つの間にあります。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 割安寄り(スコア 100.0)
収益性・株主還元・バリュエーションの総合スコアが高い水準です。利回りだけでなく財務・増配記録・個別銘柄のリスクも合わせて確認してください。
判定根拠:
収益性◎×業種内割安×自社平均超の高利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ 利回り3%以上
収益性は業種中央値を大きく上回り、自己資本比率は84.18%、減配は2006年度以降ありません。スコアは総合100点で、判定は「割安寄り」です。加点要因はROE10%以上、10年以上の非減配、利回り3%以上の3つで、注意点の記載はありません。
この銘柄の配当は、増やす力よりも保つ力で読むほうが実態に合います。1株配当は124円で3期横ばいのうえ、直近のEPSは前年度比で下がりました。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
あなたが確認したいのは、EPSの減少が一時的か、続くのかという点です。配当性向28.12%という余白があるため、利益が少し動いても配当を保つ余地はあります。投資判断はご自身でお願いします。
6. よくある質問
日本新薬の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.60%で、過去5年平均の2.69%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「割安寄り」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約28%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2006年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

