【11年連続増配】大阪有機化学工業(4187)配当分析|利回り1.89%・11年連続増配

4187 大阪有機化学工業

中立
配当利回り
1.89%
配当性向
22%
DOE
3.07%
総合スコア
82.7pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4187
業種化学
配当利回り(株価ベース)1.89%
1株配当(最新期・分割調整済)75.00円
総合判定中立
総合スコア82.7
連続増配11年
非減配13年
配当性向22.28%
PER / PBR11.75 / 1.62
ROE14.25%
DOE(株主資本配当率)3.07%(業種中央値 2.48%)

大阪有機化学工業は化学業種に属し、決算期は11月です。時価総額は約886億円で、直近の1株当たり利益(EPS)は336.68円、1株当たり純資産(BPS)は2443.82円でした。営業利益率は17.06%と業種中央値の6.83%を大きく超え、自己資本比率も79.32%と厚い財務の土台があります。売上高は前期比10.9%増、EPSは76.0%増と、最新期は利益の伸びが目立ちます。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年3.93%2.34%1.35%
3年3.93%2.31%1.35%
1年2.50%1.91%1.35%
現在1.89%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
16/1125.00円27.45%91円
17/1129.00円30.05%97円
18/1136.00円29.83%121円
19/1140.00円29.19%137円
20/1146.00円30.75%150円
21/1150.00円22.16%226円
22/1154.00円24.90%217円
23/1156.00円36.62%153円
24/1166.00円34.51%191円
25/1175.00円22.28%337円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.07%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 5年最大 3.93 5年平均 2.34 5年最小 1.35 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1.89

折れ線は月ごとの配当利回りで、株価が上がると下がり、下がると上がります。この銘柄は2025年4月の3.23%から2026年6月の1.39%まで低下し、2026年9月は1.89%です。5年平均の2.34%を下回る水準が続いています。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 5年 最大: 3.93 3.93 5年 平均: 2.34 2.34 5年 最小: 1.35 1.35 5年 3年 最大: 3.93 3.93 3年 平均: 2.31 2.31 3年 最小: 1.35 1.35 3年 1年 最大: 2.50 2.50 1年 平均: 1.91 1.91 1年 最小: 1.35 1.35 1年 現在 1.89 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを並べた棒です。現在の1.89%は、5年平均2.34%と3年平均2.31%を下回り、1年平均1.91%とほぼ同じ位置にあります。5年の最大3.93%と最小1.35%の幅を見ると、利回りの変動が大きい銘柄だと分かります。

0.00 20.00 40.00 60.00 80.00 100.00 2016 2016年 25.00円 2017 2017年 29.00円 2018 2018年 36.00円 2019 2019年 40.00円 2020 2020年 46.00円 2021 2021年 50.00円 2022 2022年 54.00円 2023 2023年 56.00円 2024 2024年 66.00円 2025 2025年 75.00円

年度ごとの1株配当を、株式分割を調整した値で並べた棒です。2016年の25円から2025年の75円まで、棒が毎年のようにのびています。2012年の9円が最後の減配で、以降は増配または横ばいで推移しました。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

最新の配当利回りは1.89%です。5年平均の2.34%を下回り、5年間の最高3.93%、最低1.35%のうち低い側に位置します。1株配当は2015年の15円から2025年の75円へ伸び、11年連続で増配してきました。減配は2012年が最後で、非減配は13年続いています。

DOE(株主資本配当率、純資産に対して何%を配当に回すかを示す指標)は3.07%で、業種中央値の2.48%を上回ります。配当性向は22.28%で、利益に対する配当の余白は広く残っています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE14.25%
ROA10.81%
DOE3.07%
自己資本比率79.32%
EPS / BPS337 / 2444
収益性スコア2.48
還元スコア0.99
割安スコア1.45

ROEは14.25%で業種中央値6.49%の2倍を超え、ROAも10.81%と中央値3.94%を大きく上回ります。営業利益率は17.06%、自己資本比率は79.32%です。稼ぐ力と借入に頼らない体質がそろっています。フリーキャッシュフローは約85.5億円のプラスでした。

EPSは2023年の152.92円から2024年に191.25円、2025年に336.62円へ増えています。一方で2022年から2023年は216.87円から152.92円へ減っており、利益が毎年一直線に伸びてきたわけではありません。配当性向は2025年に22.28%まで下がり、2023年の36.62%から余裕が広がりました。

4. 割安度

PERは11.75倍で業種中央値13.44倍より低く、PBRは1.62倍で中央値0.80倍の約2倍です。利益に対しては軽く、純資産に対しては高く評価されている形です。高いROEがPBRの水準を支えていると読めます。

配当利回りで見ると、現在の1.89%は5年平均2.34%を下回り、自社の過去水準との比は0.81です。スコアの判定根拠も「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」となっており、利回りの面では過去と比べて低い位置にあります。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価4380円(利回り1.89%)
5年平均利回りに戻る株価3547円(利回り2.34%)
5年最高利回り時の株価2112円(利回り3.93%)
5年最低利回り時の株価6148円(利回り1.35%)

いまの株価は3547円(5年平均利回り水準)と6148円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約19.0%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 2,000 4,000 6,000 8,000 5年最低利回り水準 6,148 5年平均利回り水準 3,547 5年最高利回り水準 2,112 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 4,380

年間配当83円を、5年平均利回り2.34%と5年最低利回り1.35%で割り戻した株価の線を、現在の株価と比べる図です。5年平均利回りに戻る株価は3547円で、現在の4380円より19.0%低い水準にあたります。5年最低利回りに相当するのは6148円です。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 82.7)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは82.7点、判定は「中立」です。ROE10%以上の高収益、11年連続増配、DOEが2%以上かつ業種平均以上という3つの加点要素があり、注意項目は検出されていません。異常値の検知もありません。

一方で、利回りは自社の5年平均を下回っています。割安スコア1.449に対し、収益性スコアは2.479、還元スコアは0.991でした。稼ぐ力と増配の実績が評価を押し上げ、利回りの低さが全体を中立に留めた構図です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

大阪有機化学工業の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.89%で、過去5年平均の2.34%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

11年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また13年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約22%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2012年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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