4186 東京応化工業
中立- 配当利回り
- 0.89%
- 配当性向
- 26%
- DOE
- 3.79%
- 総合スコア
- 61.1pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
東京応化工業(4186)は化学の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4186 |
| 業種 | 化学 |
| 配当利回り(株価ベース) | 0.89% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 69.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 61.1 |
| 連続増配 | 2年 |
| 非減配 | 2年 |
| 配当性向 | 25.86% |
| PER / PBR | 20.80 / 3.05 |
| ROE | 14.63% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.79%(業種中央値 2.48%) |
東京応化工業は化学に属する大型株で、時価総額は約7,401億円です。直近本決算のROEは14.63%で、化学の中央値6.49%を上回ります。営業利益率は19.99%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は72.27%、フリーキャッシュフローは約99.0億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年6月期の28円から2025年6月期の267円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.00% | 1.95% | 0.67% |
| 3年 | 2.73% | 1.57% | 0.67% |
| 1年 | 1.64% | 1.02% | 0.67% |
| 現在 | 0.89% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/06 | 20.67円 | 36.10% | 57円 |
| 17/06 | 21.33円 | 43.78% | 49円 |
| 18/06 | 33.33円 | 58.21% | 57円 |
| 19/06 | 40.00円 | 92.29% | 43円 |
| 20/06 | 40.00円 | 64.32% | 62円 |
| 21/06 | 50.67円 | 36.22% | 140円 |
| 22/06 | 57.33円 | 32.68% | 175円 |
| 23/06 | 54.67円 | 159.85% | 34円 |
| 24/06 | 57.67円 | 33.64% | 171円 |
| 25/06 | 69.00円 | 25.86% | 267円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.79%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.48%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは0.89%で、5年平均の1.95%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は3.00%でした。
直近1年の平均利回り(1.02%)は5年平均(1.95%)より低め。最近は株高で利回りが縮んでいる、と読めます。
2023年に減配があった点は要チェック。そこからの回復ぶりを棒グラフで確認してください。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは0.89%です。5年平均の1.95%/直近1年平均の1.02%をいずれも下回ります。過去5年のレンジは0.67%〜3.00%で、低い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2001年6月期3円、2002年6月期7円、2003年6月期7円、2004年6月期7円、2005年6月期5円、2006年6月期6円、2007年6月期12円、2008年6月期12円、2009年6月期12円、2010年6月期10円、2011年6月期11円、2012年6月期13円、2013年6月期15円、2014年6月期17円、2015年6月期20円、2016年6月期21円、2017年6月期21円、2018年6月期33円、2019年6月期40円、2020年6月期40円、2021年6月期51円、2022年6月期57円、2023年6月期55円、2024年6月期58円、2025年6月期69円と推移しました。連続増配は2年、非減配は2年です。直近の減配は2023年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は3.79%です。化学の中央値2.48%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は25.86%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 14.63% |
| ROA | 9.95% |
| DOE | 3.79% |
| 自己資本比率 | 72.27% |
| EPS / BPS | 278 / 1899 |
| 収益性スコア | 2.57 |
| 還元スコア | 1.20 |
| 割安スコア | 2.68 |
売上高成長率は17.94%、EPS成長率は48.66%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年6月期28円、2013年6月期41円、2014年6月期57円、2015年6月期66円、2016年6月期57円、2017年6月期49円、2018年6月期57円、2019年6月期43円、2020年6月期62円、2021年6月期140円、2022年6月期175円、2023年6月期34円、2024年6月期171円、2025年6月期267円と推移しました。ROEは14.63%で、化学の中央値6.49%を上回ります。ROAは9.95%で、化学の中央値3.94%を上回ります。営業利益率は19.99%で、化学の中央値6.83%を上回ります。自己資本比率は72.27%、フリーキャッシュフローは約99.0億円のプラスです。
4. 割安度
PERは20.80倍、PBRは3.05倍です。PBRは化学の中央値0.80倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて0.46倍です。過去の自分と比べると利回りは低く、株価は高めの側にいます。割安スコアは2.68です(収益性スコア2.57・還元スコア1.20との対比)。スコアリングの判定根拠は「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 8617円(利回り0.89%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 3949円(利回り1.95%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2567円(利回り3.00%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 11492円(利回り0.67%) |
いまの株価は3949円(5年平均利回り水準)と11492円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約54.2%下がる計算です。
株価は3949円(5年平均利回り水準)と11492円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 61.1)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
△ 直近3年内に減配
総合スコアは61.1点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。注意点は「直近3年内に減配」です。
連続増配は2年、非減配は2年です。2023年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
東京応化工業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは0.89%で、過去5年平均の1.95%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
2年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また2年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約26%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2023年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

